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モンベル「ステラリッジ テント トレール」

ついにステラリッジが横を向いた!長辺入口の新作は「快適さ」を手に入れた正統進化だ

軽さと強さを追求した山岳テントの大定番、モンベルのステラリッジ テントに、新しい選択肢が加わりました!

新型「ステラリッジ テント トレール」は、従来のらしさはそのままに、出入りのしやすさや前室の広さ、開放感が大きく向上。長辺入口による使いやすさは、定番モデルの印象をどう変えたのか。実際に張って確かめました。

目次

出典表記のない画像はすべて筆者撮影

山岳テント界の大定番!モンベル「ステラリッジ テント」

モンベルの定番ステラリッジ テント

魅力あふれるさまざまな山岳テントが登場するなか、“定番”として登山者に周知されているのが、モンベルの「ステラリッジ テント」です。

シンプルな構造で設営しやすく、初めての山岳テントとしても扱いやすいのが特徴。さらに、軽量性と耐久性を高い次元で備えており、発売から20年以上にわたり選ばれ続けてきた実績も、その信頼性を裏付けています。

ついにキタぞ!長辺入口モデル「ステラリッジ テント トレール」

新作のステラリッジ テント トレール

2026年春、そんな「ステラリッジ」に新たな選択肢が加わりました。それが、新モデル「ステラリッジ テント トレール」。なんといっても、最大の特徴は、テント長辺側に入口が配置されている点にあります。

従来のステラリッジ テントは短辺入口のみの展開でしたが、本モデルの登場により、使い方や好みに応じて短辺入口・長辺入口の選択が可能に。ステラリッジらしい“山で頼れる安心感”はそのままに、より多様な登山スタイルに対応できるモデルへと進化しています。

短辺と長辺、何が違う?

短辺と長辺テントのメリット

※画像はイメージです

ちなみに、短辺入口と長辺入口にはそれぞれ異なる使いやすさやメリットがあります。

短辺入口のメリット

1. 風の抵抗を減らしやすい
テントの面積が小さい「短辺」を風上に向けて設営することで、風の抵抗を最小限に抑え、風を受け流しやすくなります。

2. 狭いスペースや傾斜地でも設営・出入りしやすい
山岳地帯のテント場は、岩と岩の間や尾根沿いなど、細長くて狭い場所が少なくありません。短辺入口の場合、横幅が収まれば狭いスペースでも設営しやすく、出入りもスムーズです。

3. 前後方向の動線がシンプル
テント内の奥行きを活かしたレイアウトにしやすく、荷物を奥に置いて手前で出入りするなど、動線を整理しやすいです。ソロ利用では特に、就寝スペースと荷物置き場を分けやすい点も特徴。

長辺入口のメリット

1. 開口部が広く、出入りがラク
長辺側に入口があることで、開口部を大きく配置でき、出入りがしやすくなります。荷物を持ったまま出入りするときや、靴の脱ぎ履き、レインウェアの着脱などもスムーズ。

2. 荷物の出し入れや整理がしやすい
入口が広いぶん前室にもゆとりが生まれ、登山靴やザックなどの荷物を置きやすくなります。広い前室は、雨の日でも荷物の整理や簡単な調理などで活躍します。

3. 開放感があり、景色を楽しみやすい
大きく開く入口から外の景色を眺めやすく、テント内にいながら開放感を味わえます。山でのんびり景色を楽しみたい人にもぴったりです。

このように、どちらか一方が優れているわけではなく、自分の登山スタイルや使用シーンに合わせて選ぶことが大切です。

そして、今回の本題でもある「ステラリッジ テント トレール」へと話を戻しましょう。

単に「ステラリッジの入口が変わっただけでしょ?」と侮るなかれ。幅広い登山シーンをより快適に、そして安全に楽しめる、頼もしいテントに仕上がっていたんです!

軽くて強いだけじゃない。テント泊が楽しくなるステラリッジ

ステラリッジ テント トレールを山で使う登山者

ラインナップは1型(1人用)と2型(2人用)の2サイズ展開。今回は、ソロでも2人でも使い勝手の良い「2型」を使いました。

さっそくフィールドに持ち出し、使ってみました。筆者自身、旧型ステラリッジを長く愛用してきたこともあり、気になるのは「長辺入口になって、ステラリッジらしさは失われていないのか?」という点です。

結論から言えば、いい意味で“長辺入口のステラリッジ”でした。

一般的に、テントは構造を変えると、風への強度が落ちたり重量が増してしまったりするもの。ですが、本作はステラリッジが持つ「軽さとタフさの高次元での両立」という最強のアドバンテージを一切妥協することなく、長辺入口の快適さが見事に融合されています。

ライター 橋爪

「ステラリッジ」のクオリティはそのままに、テント選びに新しい選択をもたらしてくれる。そんなワクワクするテントでした!

大開口&大型メッシュで、開放感と通気性が抜群

  • ステラリッジ テント トレールの全開放
  • ステラリッジ テント トレールの右面開放
  • ステラリッジ テント トレールの左面開放

まず使ってみて「これは楽しい!」と感じたのが、入口面をほぼ全開放できること。入口の左右それぞれを開けられるだけでなく、両側を全開にすれば、テントの中にいながらまるで外の景色とつながるような開放感が味わえます。

  • ステラリッジ テント トレールの本体入口
  • ステラリッジ テント トレールのモスキートネットを開放

さらに、本体入口は逆T字型の直線ファスナーを採用しており、開閉はとてもスムーズ。入口部分は同様にフルオープンできるモスキートネットにも切り替えが可能で、入口と同等サイズの大開放メッシュがしっかりと風を通してくれます。

ライター 橋爪

大開放された間口から見えるダイナミックな景色は、トレールならではの魅力!

絶景を眺めながらゆったりと過ごすテント泊はもちろん、暑い時期の山行でも快適に活躍しそうです。

他にも、ロングトレイル歩きやキャンプ、ツーリングなど、幅広いシーンで活躍してくれる使いやすさを感じました。

フロアサイズはそのままに、体感的な広さがアップ

ステラリッジ テント トレールの室内で横になる人

フロアサイズは、2型が奥行き210cm×幅130cm、1型は奥行き210cmのまま幅90cmになっています。数値上は従来のステラリッジ テントと同じですが、実際に入ってみると長辺入口による間口の広さが効いており、体感的により広く感じられました。

ステラリッジ テント トレールの室内に座る登山者

また、1型・2型ともに室内高は105cm。近年の軽量テントは高さを抑えて軽量化を図るモデルもありますが、これだけの高さがあると、やはり室内での姿勢がラクで良いですね。

身長169cmの筆者が背筋を伸ばして座っても、頭上には十分な余裕があり、圧迫感は感じませんでした。たとえ長身の方でも、座った状態でのストレスを比較的抑えやすいのではないでしょうか。

ライター 橋爪

室内で過ごしてみると、天井の高さと間口の広さが効いていて、想像以上に広々快適でした!

着替えやテント内での荷物整理もしやすくて良いですね。

広い面積の前室で、使い勝手の自由度がアップ

ステラリッジ テント トレールの前室空間

長辺入口を採用したことで、従来のステラリッジ テントよりも広い前室空間が生まれました。奥行きは約60cm、幅はフロアと同じ210cmあるため、短辺入口で感じやすかった窮屈さも軽減されています。

荷物を置いたり、ラクな姿勢で靴を脱ぎ履きしたりと、前室をより自由に活用できます。

ライター 橋爪

ゆとりのある前室は、濡れた荷物や汚れた道具の置き場になるのもいいですね。実用面での進化をしっかり感じました!

フライシート開閉はダブルスライドで便利

ステラリッジ テント トレールのダブルジッパー

フライシートは上下にジッパーが付いたダブルスライド式。上部だけ少し開けて換気したり、外の様子をサッと確認したいときにも便利です。

またジッパーは砂や泥、凍結などにも強いビスロン仕様。ジッパーの上にはフラップがかぶさっていて、水の侵入もしっかり防ぎます。

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