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ついにステラリッジが横を向いた!長辺入口の新作は「快適さ」を手に入れた正統進化だ(2ページ目)

ステラリッジらしい“軽さとタフさ”はしっかり健在

湖畔に設営されたステラリッジ テント トレール

ステラリッジの魅力といえば、「軽さとタフさの高次元での両立」です。トレールにもその特徴はしっかり受け継がれています。

今回は強風や雨といった悪天候下での使用はできませんでしたが、製品のつくりや構造から、安心感は十分に感じられました。

軽量ながらもタフさを感じる生地

ステラリッジ テント トレールの本体とフロア生地

フロアは30デニール・ナイロン・リップストップを採用。薄手ながらも地面の摩擦や圧迫からしっかり支えてくれる強さがあり、不安を感じにくい仕上がりです。

またテント本体には15デニール・ナイロン・リップストップを使用。手に取ると向こう側が透けるほど軽く、しなやか。軽量テントらしい扱いやすさがありながら、生地には必要十分なタフさを感じます。

悪天候でも頼もしいフライシート

ステラリッジ テント トレールのフライシート

15デニール・ナイロン・リップストップのフライシートは、独自の耐久撥水加工「ポルカテックス」を採用。雨をしっかり弾き、保水しにくく、汚れがつきにくい点も特徴です。摩耗や洗濯による撥水性能の低下を抑えてくれるため、長く使ううえでも心強い仕様といえます。

信頼性の高いDAC社製ポール

ステラリッジ テント トレールのDAC社ポール

ポールには高強度のDAC社製アルミニウム合金ポールを採用。径はΦ8.5mmと細くも、軽さを保ちながら剛性感があり、テント全体をしっかり支えてくれます。

長辺入口による快適性を加えながらも、軽量性・耐久性・設営時の安心感といったステラリッジの魅力はそのまま。使いやすさは広がったのに、山で頼れる本質は変わっていないと感じられます。

1.59kgに詰まった、ステラリッジらしい安心感

収納されたステラリッジ テント トレールを手に持つ人

こうした世界最高水準のタフさを持ちながら、軽さも健在。2型でペグ・張り綱・スタッフバッグを含めた総重量は1.59kg。重量だけを見れば近年の超軽量テントに軍配が上がりますが、山での安心感まで含めて考えると、その差には十分な意味があるといえます。

また、従来のステラリッジ テントと比べた場合もおおよそ100g重い仕様に。長辺入口による居住性や前室の使いやすさを考えると、この差は十分に納得できる範囲でしょう。

ライター 橋爪

わずか100gの差とはいえ、極限のシーンでは無視できない違いになります。よりシビアな山行や軽量化を重視する場面では、やはり従来のステラリッジ テントが強みを発揮するといえるでしょう。

シンプルながら、初心者にも扱いやすい構造

ソロでも素早い設営・撤収

  • ステラリッジ テント トレールを設営する
  • ステラリッジ テント トレールを設営する
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  • ステラリッジ テント トレールを設営する
  • ステラリッジ テント トレールを設営する

設営手順はステラリッジ テントと変わりません。直感的に設営ができ、初心者でも扱いやすさを感じました。

風と雨に備える、一石二鳥な設営方法

ステラリッジ テント トレールの吊り下げ式構造

ステラリッジには、ポールにテント本体をフックして設営する「吊り下げ式」が採用されています。あらかじめ四隅をペグダウンして固定できるため、風のある場面でも落ち着いて設営しやすいのがメリットです。

さらに、2本のポールの交差部分が固定された構造により、テント全体が風にしなやかに追従し、風を受け流しやすくなっています。本体とレインフライの間にも十分なクリアランスが確保され、雨天時にフライシートが本体へ触れるのを防ぎ、結露や濡れのリスクを抑えてくれます。

グラウンドシートの活用で自立式タープに!

ステラリッジ テント トレールを自立式タープで使う

提供:mont-bell

こうした構造を活かし、別売りのグラウンドシートにポールを差し込むことで、自立式のタープとしての活用も可能です。

ライター 橋爪

スリーブ式の場合、途中でポールが突っかかってしまうのがストレスでしたが、吊り下げ式は急いでいるときでも素早く立ち上げできるのがいいですね。

きめ細かな使いやすさも充実

小物がしっかり収まるポケット

ステラリッジ テント トレールのポケット

テント本体のフロア部分には、ポケットが1箇所備えられています。メッシュタイプのため中身をひと目で確認しやすく、ヘッドライトやスマートフォンなど、就寝時に手元に置いておきたい小物を入れておくにも良さそうです。

安心の換気性能

ステラリッジ テント トレールのベンチレーション

ベンチレーションはテント本体の上部に1箇所配置されています。モスキートネット付きなので虫の侵入を気にせず使いやすく、入口のメッシュと併用すれば、テント内にしっかり空気の流れを作ることができます。

吊るすのに便利な天井ループ

ステラリッジ テント トレールの天井部

天井部分には、中央と四隅にループが設けられています。ヒモを通せば濡れたタオルや小物を吊るすスペースに使え、別売りのロフトを取り付ければ、天井まわりを便利な小物置き場として活用できます。

従来のステラリッジとの使い分けは?

まずはスペック上でどんな違いがあるの?ということで、ステラリッジ テントとステラリッジ テント トレール、それぞれ2人用サイズのスペックを比べてみました。

ステラリッジ テント2(2人用)ステラリッジ テント トレール2(2人用)
入口の配置短辺(縦面)長辺(横面)
室内サイズ幅130 × 奥行き210 × 高さ105cm幅130 × 奥行き210 × 高さ105cm
収納サイズ本体:∅14.5×30cm
ポール:∅5×41cm
本体:∅14.5×30cm
ポール:∅5×41cm
重量(フライシートを含む)1.28kg(総重量1.49kg)1.38kg(総重量1.59kg)
テント本体価格35,000円(税込)36,500円(税込)
フライシート価格17,000円(税込)17,000円(税込)

こうしているとスペックはほぼ一緒。わずかにトレールが100g重いのと、テント本体価格が1,500円程度プラスになっています。

※ テント本体とフライシートは別売りです。テントとして使うにはそれぞれを購入する必要があります。

従来型「ステラリッジ テント」が向いている人

ステラリッジ テントを山で使う

岩稜帯や雪山など厳しい環境での頼もしさを重視する登山者におすすめです。短辺入口ならではの縦長でコンパクトな形状は、岩場や狭いテント場、混雑した幕営地でも設営しやすいのも強みといえます。

風を受ける面積を抑えやすいため、稜線上など強風が想定される環境でも安心感があります。さらに、別売りのスノーフライを組み合わせれば積雪期にも対応可能。山での対応力や堅牢性を重視したい人にとっては、これ以上ないモデルでしょう。

新作「ステラリッジ テント トレール」が向いている人

ステラリッジ テント トレールを湖畔のテントサイトで設営する

長辺入口ならではの広い開口部と前室により、出入りや荷物整理がしやすく、景色を眺めながら食事をしたり、雨の日に前室で作業したりと、テント泊の時間をより心地よく過ごせます。

数日を歩くロングトレイルや樹林帯のテント場、比較的スペースに余裕のあるキャンプ地との相性も良好。さらに2人で使う場合も出入りがしやすくストレスが少ないのもメリットです。

山岳テントらしい軽さや安心感を備えつつ、テント場での快適性も重視したい人に向いたモデルで、快適性と実用性のバランスを求める人におすすめです。

「ステラリッジ テント トレール」で山を楽しもう

ステラリッジ テント トレールを山で設営する

ステラリッジ テント トレールは、定番モデルの信頼感はそのままに、長辺入口ならではの快適性をプラスした一張りでした。広い開口部や前室は、出入りや荷物整理をスムーズにし、テント泊の時間をより心地よいものにしてくれます。

従来型のステラリッジが持つストイックな山岳性能と、トレールの居住性。どちらも魅力があるからこそ、登る山や過ごし方に合わせて選ぶ楽しさが広がったと感じました。

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