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ヤマップ / 軽禅杖 UL ZEN POLE

「押す」から「進む」へ。“くの字ポール”で登山の歩きはどう変わる?

登山の歩き方、まだ変わる余地があるかもしれません。

登山アプリでお馴染みのYAMAP(ヤマップ)が新たに提案するのは、人間工学に基づく「くの字型」のトレッキングポール。体への負担を抑えつつ、一歩を自然な推進力へと変える新発想の一本です。長く歩くほどに、その圧倒的な違いを実感できるはず。

目次

その一歩、もっと軽くなる。“くの字型”ポールという新提案

くの字のトレッキングポール

トレッキングポールといえば、「支える」「負担を減らす」といった役割が中心でした。ただ今回登場したヤマップの「軽禅杖」は、そこから一歩進んだ存在です。

グリップから足ひとつ分(約25cm)下の位置で前方へ曲がる独自の特許技術を採用
▲グリップから足ひとつ分(約25cm)下の位置で前方へ曲がる独自の特許技術を採用

特徴は、人間工学に基づいた“くの字型”構造。見た目からして従来モデルとは異なりますが、その違いは“歩き方そのもの”に現れます

手を振るだけで進む?新感覚の推進力

推進力

実際に使うと感じるのは、「押している」というより“進んでいる”感覚。軽く腕を振るだけで、体重のかかる力が自然と前に進む力へ変わります。四足歩行に近いリズムになることで、無理に踏ん張る必要がなく、スムーズに前進できるのです。

さらに、手の動きがコンパクトになるため、腕や手首の負担も軽減。長時間歩くほど、この差はじわじわ効いてきます。

振動を吸収して、踏み出しがラクになる

振動を吸収

もうひとつのポイントが、“しなり”です。

地面を突いたときの衝撃をやわらかく吸収しながら、次の一歩へとつなげてくれる設計。これによって、“押す力”がそのまま“推進力”に変わる感覚が生まれます。

細かいストレスが減ることで、結果的に歩き続けやすくなる。シンプルですが、実用面でのメリットはかなり大きいのではないでしょうか。

転びにくい理由は「接地位置」にあった

接地位置
接地位置

見逃せないのが、安定感の違いです。

従来のポールは体の近くに突くため、どうしても支える範囲が限られていました。一方で「軽禅杖」は、杖先が一歩前に接地する構造。これにより、支持基底面が広がり、バランスが取りやすくなっています。

岩場や不整地でも安定しやすく、転倒リスクの軽減にもつながります。

ULなのに頼れる。約174gの軽さと強度

軽さと強度

軽さも、このモデルの大きな魅力です。

1本あたり約174gという軽量設計で、長時間の携行でもストレスになりにくい仕上がり。それでいて、カーボン素材による十分な強度も確保されています。

軽い=頼りない、ではない。UL志向の人でも安心して選べるバランスです。

道具に頼るから、“引き出す”へ。「からだ力」という考え方

「からだ力」再生プロジェクト

「軽禅杖」は、ヤマップが掲げる「からだ力」再生プロジェクトの第一弾。

これまでの登山ギアは、身体を守る・補助するという方向が主流でした。一方でこのポールは、人が本来持っている力を引き出すことにフォーカスしています。

使うことで、「まだ歩ける」「こんなに動ける」と感じられる。そんな体験を通じて、歩くことそのものの楽しさを再認識できるのが魅力です。

これまでポールを使ってもしっくり来なかった人ほど、一度試してみる価値があるのではないでしょうか。