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アウトドアで“漆器”?!さすがモンベル、受け継がれてきた技とアウトドアが融合した「野漆器」

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目次

能登・輪島の職人技が光る「野漆器」誕生

「野漆器」は、日本が誇る伝統工芸「輪島塗」の技術と、モンベルが追求する機能美が融合した、アウトドアでも日常でも気軽に使える漆器です。

サトウキビの搾りかすと竹の繊維を原料とする紙製の器に、輪島塗の職人が天然の漆を丁寧に塗り重ねて仕上げています。漆器の風合いと天然の抗菌作用を持ちながら、驚くほど軽量でコンパクトにスタッキングできるため、持ち運びに優れています。

復興への想いを込めて

開発を進めていた2024年1月、能登半島地震が発生。その後の火災で藤八屋の本店は全焼し、豪雨災害も追い打ちをかけました。多くの困難に直面しながらも、塩士氏は街の復興と伝統技術の継承のため、倒壊を免れた工房で製造に励みました。

塩士氏は「この器が、漆と縁のなかった人との懸け橋になってくれれば」と語ります。

「野漆器」は、能登の職人たちの不屈の精神と、伝統を未来につなげたいという強い想いが込められた特別な食器です。この製品を通じて、輪島塗の魅力、そして能登の復興を応援する想いを広く伝えていきたいと考えています。

一方、モンベルは「Function is Beauty(機能美)」というコンセプトのもと、永く使える質の高い製品を追求しています。この両者のものづくりに対する姿勢が共鳴し、「アウトドアでも気軽に使える漆器」というテーマで共同開発がスタートしました。

伝統とアウトドアの共鳴

「野漆器」の誕生は、能登・輪島の伝統を守りつつ新たな挑戦を続ける「藤八屋」と、機能美を追求するモンベルの共通の想いから始まりました。

輪島塗は、丈夫さと優美さを両立させた日本の代表的な伝統工芸です。明治時代から続く塗師屋「藤八屋」の三代目・塩士正英氏は、古き良き伝統を守りながらも「現代の暮らしで気軽に使える漆器」の開発に取り組んでいました。

塗師屋 藤八屋

明治中期に輪島で創業した塗師屋(ぬしや)。伝統的な輪島塗の技術を守りながら、現代の暮らしに調和する漆器を製造販売している。

輪島塗の職人技と自然素材へのこだわり

「野漆器」は、天然由来の素材のみでできています。器の原料は、サトウキビの搾りかす(バガス)と成長の早い竹の繊維。これに、漆の木の樹液をろ過した「生漆(きうるし)」を塗布します。

紙製の器に漆を塗る作業は、木材とは異なる繊細な技術が必要です。柔らかい紙に均一に漆を塗るには、長年の経験から培われた職人技が欠かせません。塩士氏をはじめとする職人たちは、力加減を見極めながらひとつひとつ丁寧に手作業で仕上げました。

「拭き漆(ふきうるし)」という技法により、紙の素材感が活かされた温かみのある仕上がりになっています。さらに、漆を何度も塗り重ねることで強度が増し、紙製でありながら洗って繰り返し使える丈夫な器が完成しました。

製品概要

製品名種類価格(税込)重量サイズ容量
野漆器 椀ご飯やスープ用¥2,70024gΦ13×6.9cm560mL
野漆器 湯呑み飲み物用¥1,90018gΦ8.8×8.7cm310mL
野漆器 皿ワンプレート用¥3,30036gΦ20.3×3.8cm960mL
  • 【素材】表面塗装の種類:漆塗装、素地の種類:紙(サトウキビ、竹)
  • 【キッチン家電の使用可否】食器洗浄機:使用不可、電子レンジ:使用不可、IH:非対応

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