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1足は持っておきたいゴアテックスのシューズ

雨の侵入を防ぐゴアテックスのシューズは、天候を気にせず履ける、頼りになる存在です。その快適さはやみつきで、気がついたらほとんど毎日履いていたなんていうことも。
つい手に取りたくなる理由は、「優れた防水・透湿性」と「幅広いシーンで活躍する汎用性」にあります。
優れた防水性と透湿性で段違いの快適さ

ゴアテックス素材の特徴は「水は通さず、水蒸気は通す」こと。そのため、外からの雨をシャットアウトし、急な天候の変化にも対応できます。
一方で、内側の蒸気は外に逃がせるため、発汗量の多いシーンでも蒸れずに快適に着用できるんです。
活躍の場は山以外にも!様々なシーンで使えるゴアテックス

機能性の高いゴアテックスのシューズは、様々な場面で活躍してくれます。
例えば、夏フェスなどの屋外イベント。夕立が多い時期でも、急な土砂降りにしっかりと対応できます。
また、日々の通勤・通学の際も大活躍。傘をさしていても足元は濡れがちですが、ゴアテックスのシューズならその心配もなし。替えの靴下を持って行く必要がなくなります。
ゴアテックスのシューズは便利だけど高額……?

「ゴアテックスのシューズ、欲しいけど高いんだよな……」そんなふうに感じている方、多いですよね。たしかに機能性の高いゴアテックスのシューズは普通のスニーカーに比べると高額で、2万円以上はするのが一般的です。
でもご安心ください!
十分な性能を持ちながら、必要以上の機能を省くことで、コストを抑えたゴアテックスシューズも存在するんです。
山でも街でも履ける!1万円台のゴアテックスシューズ3選

ここで紹介する3足は、どれも「性能は妥協したくないけど、なるべく安価に購入したい」という贅沢な願いを叶えてくれるシューズ。機能性はややシンプルですが、日帰り登山などライトなハイキングには十分対応できます。
また、軽量で剛性が高すぎず歩きやすいのも特徴。履き心地が良いので、キャンプなどのアクティビティや日常シーンでも快適に履けるのも魅力です。
サロモン「X ULTRA 360 GORE-TEX」

まず紹介するのは、サロモンのゴアテックスシューズ。大人気の「X-ULTRA シリーズ」をベースにしたこのモデルは、ハイキングやアウトドアでのアクティビティはもちろん、街での着用も想定したオールラウンダーとして開発されています。
X-ULTRA シリーズとは
ヨーロッパ最高峰のモンブランを一周する約170kmのトレッキングコース「ツール・ド・モンブラン」を踏破することをコンセプトに開発されているサロモンの大人気シリーズ。

あらゆる地形に対応できるアウトソールや独自のレースシステムは、「X-ULTRA シリーズ」の特徴をそのまま継承。一方で、ミッドソールには衝撃吸収性に優れた「energyCELL(エナジーセル)」を搭載することで、より柔らかな履き心地となっています。
靴ひもを結ぶ手間いらず!特許技術「クイックレースシステム」

もはやサロモンのシューズの”定番”となっているのが「クイックレースシステム」。瞬時に紐の締め付けを調節できる独自の仕組みで、多くのユーザーから人気を集めています。
ハイキングシーンはもちろん、靴の着脱が多い日常シーンでも便利な機能です。
サロモン担当者
これから登山を始める人や、トレッキングシューズ特有の硬さや重さが苦手な方におすすめの一足です。高所や長時間の登山よりも、荷物が少なめなデイハイクにぴったり。
スニーカーに近い履き心地で、タウンユースでも違和感なく使えます。
SALOMON X ULTRA 360 GORE-TEX(メンズ)
サイズ | 25.0〜31.0cm |
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重量 | 約372g |
▼レディースモデルはこちら
▼安定性・サポート力を重視する方には、「ミドルカットモデル」がおすすめ
メレル「MOAB 3 SYNTHETIC GORE-TEX」

続いて紹介するのは、メレルの「モアブ 3 シンセティック ゴアテックス」です。モアブシリーズと言えば、2007年の発売以降、世界累計2,800万人以上のアウトドアファンの足を支えてきた、ハイキングシューズを代表する存在。
その中でも、このモデルの魅力は足幅に合わせて選べるフィット感です。一般的な足幅のモデルに加え、幅広タイプも用意されており、自分の足に合った一足を見つけやすくなっています。
ストレスなく長時間履けるように設計された、こだわりのラスト

ハイキングシューズはフィット感が高い分、長時間履いていると締め付けが苦しく感じてしまう方もいらっしゃいますよね。でも、この「モアブ 3 シンセティック ゴアテックス」なら大丈夫。
製造時に使う「木型(ラスト)」に徹底的にこだわり、快適な履き心地を追求。フィット感を損なうことなく、足にゆとりを感じられる設計になっています。
靴の履き心地を重要視される方には、特におすすめの一足です。
メレル担当者
多くのアウトドアファンの足を支えてきたことからも分かるように、ハイキングシューズとしてのスペックは折り紙付き。
さらに近年では、そのデザイン性から、スニーカー用途としても男女問わず人気の一足です。
MERRELL MOAB 3 SYNTHETIC GORE-TEX®(メンズ)
サイズ | 25.0〜30.0cm |
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重量 | 約430g (27.0cm) |
▼レディースモデルはこちら
▼安定性・サポート力を重視する方には、「ミドルカットモデル」がおすすめ
キャラバン「C1_DL LOW」

日本の大手登山靴メーカー・キャラバンが手がけるゴアテックスシューズは、機能性と軽量性を高いレベルで両立している点に注目です。
足裏に配置された「3Dスタビリティパーツ」がねじれに対する剛性を高め、スニーカーとは一線を画す安定感を生み出しています。
また、ラバーソールは部分的に肉抜き加工を施すことで、重くなりがちなアウトソールの軽量化も実現。山でも街でも履きやすいシューズです。
キャラバン担当者
屋久島や尾瀬の木道歩きなど、アップダウンの少ないハイキングコースにおすすめ。
登山靴ほどゴツイ見た目ではないため、ジーパンやスラックスとも合わせやすく、街履きにも適しています。実際に毎日の通勤靴として使っている経験上、とてもおすすめできます!
ハイキングシューズとしての高機能性は譲らない

価格を1万円台に抑えながらも、ハイキングシューズとしての高い機能性を維持している点が、このシューズの最大の魅力です。
特に、前述の「3Dスタビリティーパーツ」の効果は抜群。柔らかくて歩きやすいソールでありながら、ひねりに対するブレを感じにくく、岩場や木の根の上も難なく歩けます。
起伏の少ないルートであれば、「C1_DL LOW」は、歩きやすさと安定性を両立する頼もしいモデルです。
キャラバン担当者
ただ軽いだけでも、ただ柔らかいだけでもありません。
「3Dスタビリティーパーツ」によって、靴底のねじれが抑えられるため、軽くて柔らかい履き心地でありながら、ハイキングシューズとして必須の “剛性感”が、ちゃんとある点が魅力の一足です。
キャラバン C1_DL LOW(ユニセックス)
サイズ | 23.0〜30.0cm |
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重量 | 約390g(26.0cm) |
▼安定性・サポート力を重視する方には、「ミドルカットモデル」がおすすめ
あなたにぴったりのゴアテックスシューズで毎日を快適に

幅広いシーンで活躍するゴアテックスのシューズは、1足あるととても頼りになる存在です。
自分にぴったりの1足を見つけて、山でも街でも快適な毎日を過ごしましょう!
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