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その組み合わせ、なんと”4410通り”!!自分色のカスタムバックパック「I.D.backpack」の魅力に迫る

“世界にひとつだけの相棒”を目指し、全て手作業でつくられている「I.D.backpack」

今回は、オーダーで自分色にカスタムできるスペシャルなバックパックに大注目。

製作者のmikiさんにブランド誕生の背景や、バックパックづくりに込めた想いを伺ってきました。

実際の使用レビューと合わせて、その魅力を紹介します。

目次

アイキャッチ撮影:TAKAHASHI

見た目も使い勝手もいい!世界にひとつだけのULバックパックありました。

撮影:TAKAHASHI

「ガレージブランド」という言葉もすっかり定着し、今やメジャーブランドに負けず劣らず大人気。山でみかけることも多いアイテムもありますよね。

ガレージブランドならではのウルトラライトなバックパックが欲しいけど、人と被らないアイテムがあればなぁ……と思っている人も多いのではないでしょうか。

軽いことはもちろん背負い心地も重視したいし、荷物の出し入れのしやすさなど使い勝手の良さも外せない……。

そんな願いを叶えてくれるULバックパックありました!

オリジナリティの高い「I.D.backpack」

提供:ACTIBASE 、編集:TAKAHASHI

なんとこれ全部おなじバックパックなんです!カラーバリエーションがすごすぎますよね。
この気なるバックパックの名前は「I.D.backpack」。
2020年から始まった登山コミュニティ・ACTIBASE(アクティベース)から生まれたアイテムです。
見れば見るほど気になってくる「I.D.backpack」について知るべく、作業場にお邪魔して誕生秘話やものづくりへの想いについて訊いてきました。

登山コミュニティ発アウトドアブランドが理想をカタチに……

撮影:YAMA HACK編集部

やわらかな雰囲気で迎えてくれたのはブランドデザイナーであり製作者でもあるmikiさん。

アクティベースは、『登山仲間を見つける』コミュニティーを運営するグループ。2020年に活動をスタートし、SNSなどで名前の周知からはじめ、2021年より正規販売にこぎつけるまで一途に奮闘してきたとのこと。

撮影:YAMA HACK編集部

「初めて登山をしたときの達成感があまりにも衝撃的な感覚で……そこからアウトドアにハマっていって、気づいたらものづくりが仕事になってました。笑」

山が好きだから多くの人に“登山の楽しさ”を伝えていきたいと考えているmikiさん。
さらに自身の体験や「いい山道具を手に入れたらそれを使うために山に行きたくなる」という想いから、登山に欠かせないバックパックの製作に取り組み始めたそう。

撮影:YAMA HACK編集部(数々のI.D.backpackを生み出している愛用ミシン)

「イメージや想いはあったのですが、最初はどこから手をつけていいのか分からず、アウトドアブランドで働いたりMYOG※をしている方から製作方法などを教えてもらったり。

初めの頃は、自分で作ったバックパックで山へ行ってショルダーベルトが取れてしまったこともありました。その時に、ショルダーベルトは重さに負けないような縫製にしないといけないって学びましたね。笑」

※MYOG(読み方:ミョーグ、自分に合ったギアを自分で工夫して作ること)

提供:ACTIBASE(現在の形になる前の試作品を山でテストした時の写真)

コンセプトや想いをカタチにするため、コアな仲間に試してもらいながら、2019年から約2年間にわたり構想と試作を繰り返し、何度も改良を重ねて現在の形が完成しました。
そして2020年にはロット単位での販売を開始し、2021年からは正式に販売をスタート。現在では、SNSなどを通じて知った多くの方々から「欲しい」という声が相次ぐ人気製品となっています。

提供:ACTIBASE(左のグレーがI.D.backpack記念すべき初号機、右の茶色のバックパックが2号)

「ハプニングもありますが、やっぱり自分で作ったものって愛着もあるし、“これを使いたいから山へ行こう”と思えるワクワク感って何ものにも代えがたい特別な感覚だと思うんです。

このワクワク感をみんなにも体験してもらいたい、でもいきなりバックパックのMYOGはハードルが高すぎるので、カスタムオーダーという形にしました。」

撮影:YAMA HACK編集部

ボディ素材は「X-PAC」 「ダイニーマ」 「ULTRA200」から選べ、フロントファスナーの色もカスタム可能。現在は、通常オーダーの組み合わせだけでも4,410通りもあるんだとか。
さらに、スペシャルカスタムを選択すれば細かいパーツのカスタムも可能になるので……無限通りの組み合わせに!

まさに世界にひとつだけの相棒。
mikiさんをはじめとしたアクティベースのアツい想いが詰まったバックパックでした。

一度使ってみたら……便利すぎて手放せなくなります!

撮影:TAKAHASHI

今回、フィールドで使用したのはのグリーン×スレートグレー。容量は30Lで、日帰りハイクから小屋泊をするのに最適。コンパクトで軽量なギアを詰め込めば夏山テント泊も可能なサイズ感でした。

山に持っていくと想像以上に使い勝手がよく、山以外でも使いたくなるほどでした。
使い勝手の良さに加えて、山はもちろん街にもなじむデザインなので、旅行などにも活躍しそう。一度使うとハマること間違いなしです!

使いやすすぎるメッシュポケットの虜!

撮影:TAKAHASHI

センタージップと共に目を引くのがフロントの大きなメッシュポケット。行動中に必要のものはほぼ入ってしまうほどの収納力。行動食やウォーターボトルはもちろん、シェルなどのジャケットもすっぽりと入りました。
とりあえず何でも突っ込んでおけるので、整理整頓が苦手なズボラ筆者ににとって神ポケットでした。

軽量だけど背負い心地も◎

撮影:TAKAHASHI

バックパック自体の重さは約450gとかなり軽量。背中には薄くて軽い背面パッドが入っているので背負い心地も良好。パッドは着脱可能で休憩時には敷物などとして使える点もGOODです。

撮影:TAKAHASHI

フィールドでは使用しませんでしたが、取り外し可能な簡易的なウエストベルトも付属。シンプルなベルトですが、荷重がブレると辛いときはちゃんとフォローしてくれます。自転車に乗るときなどにも便利そう。

センタージップが荷物の出し入れストレスから解放

撮影:TAKAHASHI

通常、ロールトップ式のバックパックだと下に入れたものを取り出すのに全てを一度出さなければいけなかったりと物の出し入れに一苦労。
しかし、I.D.backpackはセンターファスナー付きで、トップを開けずとも中身を取り出せる点も大きなポイントでした。
休憩中に使用するクッカーや食材などはセンターファスナーから簡単に取り出せ、使用後は同じ場所にしまうだけ。ロールトップを開いて改めてパッキングし直す必要もなく、スタッフサックをポイポイ放り込めるラフさがありがたい。

ただし、出発前の準備段階ですぐに出したいものは手前に、重いものは背中に近い側になど、どこに何を配置するか考えながらパッキングすることが重要です。

ロールトップだから容量調節が簡単

撮影:TAKAHASHI

ロールトップの利点は容量可変なところ。荷物の出し入れがしやすいよう開口部が大きいため、準備も簡単。日帰りなど軽装備の時はバッグ自体もコンパクトにできるため、活用の幅が広い点も魅力です。

リフレクター素材や高い拡張性など細部にもこだわりあり

撮影:TAKAHASHI

ロールトップ部分での調節だけでなく、コンプレッションコードによる高い拡張性も備えています。トレッキングポールやピッケル、ヘルメットなど登山の必需品を効率よく装着可能。
また、コンプレッションコードも含めフロントには光が当たると反射する素材を採用。薄暗い中での視認性も上がり、早朝やナイトハイクなどでの安全性向上に一役買います。

シーンに合わせて3サイズ展開

I.D.backpack miniI.D.backpack I.D.backpack DECA

約16L約30L約42L

約365g約450g約550g
提供:ACTIBASE(素材によって重量は異なります)

製品展開は容量約16L、30L、42Lの3サイズ(どれも外側ポケット分は含まない)。
デイハイクのお供からロングハイクの相棒としても頼りにラインナップ。
「I.D.backpack」は全て手作りのため、オーダーから最長で3ヶ月程度時間がかかることもあるそう。既製品を直接見てみたい人は、POPアップやイベントに足を運んでみてください。

◆4・5月の対面イベント予定

【オフ・ザ・グリッド】
〇日程:2025年4月12日・13日
〇会場:町田シバヒロ

【春のタヌキ祭り Spring TANNUKI Fes 2025】
〇日程:2025年5月11日(日) 11:00 – 17:00
〇会場:東京都立産業貿易センター 浜松町館

自分だけの相棒と山をオシャレに楽しもう!

撮影:TAKAHASHI

「I.D.backpack」は自分らしいデザイン、機能性、使いやすさを兼ね備え、手に入れたら山へ行きたくなる最高のバックパックでした。
自分好みのアイテムを探している方は、バックパック選びの候補にぜひ加えてみてください。

最新情報も随時発表されているので、SNSも要チェック!

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