「Barryvox(バリーボックス)」シリーズがフルモデルチェンジ

1862年にロープメーカーとして誕生したスイスのアウトドアブランド「マムート」。そのマムートから発売されていたアバランチビーコン「Barryvox(バリーボックス)」シリーズが、7年ぶりにフルモデルチェンジしました。
今回新しくなったのは、「Barryvox S2 -バリーボックス S2-」と「Barryvox 2 -バリーボックス 2-」の2モデル。
2024年11月22日に性能を一新して発売開始。

マムートの「バリーボックス」シリーズは、雪山登山やバックカントリースキーなどで人気の製品。ユーザーの使いやすさを考え抜かれた性能により、かねてから世界的に評価が高く、影から冬山の安全性を支えてきました。
そのマムートの「バリーボックス」シリーズが、フルモデルチェンジしたことで、より「薄く」、「軽く」、「探しやすく」と、携帯性・実用性などが格段にアップ!
では、気になる詳細を見ていきましょう。
より「薄く」、「軽く」、「探しやすく」!新たな「Barryvox」シリーズの特徴
今回大きく変わったのが次の3つ。
①音声ガイダンスを追加

”音声ガイダンス”によるサポート機能が追加されました。
旧製品の「バリーボックス」シリーズは、画面上に表示される「矢印」、距離によって間隔が変わる「音」によってセルフレスキューする形でした。
そこに、音声ガイダンス機能が追加されることで、”いま何をすれば良いのか”の指示がもらえます。まさに今目の前で雪崩が……!!といったタフな状況でも多くの人が直感的に行動できるようになるため、より早い行動が可能に。
また、音声ガイダンスの指示も、「早く動いてください」、「ゆっくり動いてください」、「膝の高さにデバイスを合わせてください」など、具体的なアクションを教えてくれるので、初めての捜索の方にも安心です。
②薄く、軽くなったデバイス

デバイス本体の「携帯性」も格段にアップ。従来品より、22%も薄く、14%も軽くなっています。
手の大きさを問わずに操作しやすくなっただけじゃなく、着用時のウェアとの干渉も少なくなり、ストレスフリーな使い心地に。
さらに持ち運び、トレーニング、セルフレスキューの時も、負担を軽減してくれます。
他にも、「バリーボックス S2」では、寒冷地でも使えるMIP液晶ディスプレイを採用。晴天時やサングラスをつけているとこにも見やすくなり、雪山フィールドでの使いやすさが向上しています。
③「専用アプリケーション」でより使いやすく

専用のアプリケーションが登場。このアプリでは、初級者~上級者向けのビーコン・トレーニング方法を見たり、デバイスの設定などがアプリ上で行えるようになり、とっても便利!
また、今まではお店に持ち込む必要がソフトウェアのアップデートも、アプリケーション上で作業が可能に。常に最新バージョンに更新できるため、より簡単に、より気軽に使うことができますね。
「バリーボックス S2」と「バリーボックス 2」の違い

「バリーボックス S2」と「バリーボックス 2」は、基本的な機能は変わりません。
「バリーボックス S2」は、初級者~上級者までおすすめできる万能モデル。アニメーション表示ができるようになっており、初級者の人でも視覚的に分かりやすくなっています。
また、高いカスタマイズ性により、上級者の人が複雑な状況下で捜索しやすいのも「バリーボックス S2」のメリット。
一方、「バリーボックス 2」は、雪山・セルフレスキューの基礎知識があり主にツアーに参加する人、スキーガイドがいる状況のバックカントリースキーする人におすすめです。

価格は「バリーボックス 2」の方が安価ですが、どちらも高性能なのは間違いありません。自分が雪山に登るシチュエーションをよく考えて、どちらを購入するか選んでくださいね!
マムート バリーボックス2
重量 | 180g |
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サイズ | 115×68×21 mm |
電池 | アルカリ電池 単4サイズ/2本 |
マムート バリーボックス S2
重量 | 180g |
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サイズ | 115×68×21 mm |
電池 | アルカリ、または、リチウム電池 単4サイズ/2本 |