ウェアや靴の長期保管。方法を間違うとこんな悲劇が……

シーズンが終わり、クローゼットにしまったアウターや下駄箱の奥に眠るトレッキングシューズ。翌シーズンをむかえ、いざ使おうと取り出したときに、こんな体験をしたことはありませんか?
ダウンジャケットにぽつぽつと白いカビが!
高かったレインウェアのシームテープが、ボロボロに……
フィールドに出た途端、靴のソールが剥がれた!
お手入れをしてから収納したはずなのに起きてしまうこの悲劇を避けるには、実はメンテナンスだけではなく、“正しい保管方法”が重要なのです!
カビだけじゃない。湿気が引き起こす「劣化」の恐ろしさ
そもそもなぜ、保管前には問題が見つからなかったウェアやシューズが、時間が経ってからとり出してみると劣化している、ということが起きるのでしょうか。
その理由は……
じわじわと忍び寄る、登山用品の大敵「加水分解」という現象にあり!

私たちの身の回りにある物質は、ほとんどが二つ以上の原子が結合してできた化合物です。加水分解とは、この化合物の結合部分を水が切断し、別の物質に変えてしまう化学反応のこと。
水だけではなく空気中の水蒸気によっても引き起こされるため、しっかり乾かして水分をとばしたつもりでも、保管中に湿気を吸うことで気づかないうちに加水分解が進みボロボロに……、ということが起きてしまうのです。
登山用品はとくに発生しやすい

とくに加水分解が起こりやすい物質が、分子の結合が水分によって切断されやすい構造を持つポリウレタン(PU)。レインウェアの生地やシームテープ、シューズのミッドソールなどさまざまな登山用品に使われている不可欠な素材です。
だからこそ、加水分解は山を愛する人にとって避けては通れない問題なのです。
「通気性のよい場所に置くことで、湿気を逃す環境をつくる」
これが、見えない敵“湿気”と戦う術であり、保管方法の原則。
しかし、多湿な日本の家の中で「通気性の良い場所」を考えるとなかなか難しいですよね。

シューズを下駄箱にしまいっぱなしにするのは本当はNGなのですが、かといって風通しのよい玄関にだしっぱなしだと場所をとります。ウェアもつねに部屋にかけっぱなしとはいかないし……。
そこで頼りにしたいのが、モンベルの便利グッズ。「湿気に触れにくい環境をつくる」を簡単に叶えてくれるアイテムが、2023年冬に密かに発売されていたんです!
驚異のバリア力!山道具を愛する人のための保管用袋「ドライストレージバッグ」

メンテナンス用品は数あれど、実は少ない「登山用品の長期保管」に特化したアイテム。モンベルの「ドライストレージバッグ」は、ウェアやギアを大敵である湿気から保護して加水分解のリスクを抑える保管用バッグです。
独自のフィルムとジッパーで湿気の侵入を強力ブロック

最大の特徴は、バッグ内部を徹底的に「ドライ」に保つこと。
水蒸気透過度の極めて低いフイルムとジッパーを使用し、外部からの湿気の侵入を強力にブロックしています。
ドライストレージバッグの超高機能フィルム

水分を通さないように感じるプラスチック性のフィルムであっても、分子レベルの水分は通り抜けてしまうのが一般的。
ところが、「ドライストレージバッグ」に使われている独自のフィルムは、特殊な構成により水蒸気にたいしても極めて高いバリア性を発揮し、内部への侵入を大幅に軽減してくれます。
ドライストレージバッグのフィルムの水蒸気透過度:0.08g*
一般的な収納袋のフィルムの水蒸気透過度:5~10g*
*フィルム1m²の1日あたりの水蒸気透過量(40°C、湿度90%の環境下における代表値)
圧倒的な水蒸気のブロック力をもっていることが、数値からも明確ですね。
特殊なジッパーがバッグを密閉

ジッパーをはめこんだ後にオス部とメス部が強固に密着。さらに内部の独立したシール部により、高い密封性を保つことができます。
一般的なジッパーに比べ、ドライストレージバッグの水蒸気透過度は3分の1以下!しかも内部から開きにくくなっているので、保管中になにかの衝撃でジッパーが開いてしまうことを防げます。
専用の乾燥剤がバッグ内に残った湿気を吸収

100%は防ぐことができない水蒸気の侵入。すり抜けてしまった湿気は、付属のドライストレージバッグ専用の乾燥剤(シリカゲル)が吸湿します。
一般的なシリカゲルと比べて約7倍の吸湿性をもち、吸湿速度も早いので安心。交換の目安は開封より1年間です。
サイズはSとMの2種類

収納する登山用品によって選べる2サイズ展開。
Sはトレッキングシューズやダウンなどのアウターが収納できるサイズ。Mはテントやシュラフもらくらく収まる大容量サイズです。
