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TAIONのマウンテンハイスペック クルーネックジャケット

いま買うのが大正解!寒さの本番から春先まで頼れる“良コスパダウン”はコレだ

寒さが厳しい時季の登山に、欠かせないのが「防寒着」。その中でも、軽くて暖かいダウンは頼りになります。ですがその分、値が張るのがなんとも……。

そこでおすすめしたいのが、人気のインナーダウンブランド<TAION(タイオン)>から登場したアウトドア向けの“MOUNTAIN LINE”。「マウンテンハイスペックシリーズ」と「マウンテンアクティブシリーズ」があり、その名のとおり、山にもぴったりな高機能ダウンウェアでありながら、比較的手に取りやすいプライスなんです!

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目次

アイキャッチ画像撮影:筆者

TAION史上、最も暖かく最も軽い「マウンテンハイスペックシリーズ」

TAIONのマウンテンハイスペックのイメージ

提供:TAION 作成:筆者

2023-24年秋冬シーズンに、TAIONから満を持して登場した「マウンテンハイスペックシリーズ」。

ブランド史上、最も暖かく軽量なシリーズで、クルーネックのジャケットとベスト、アノラック、パンツの4モデルを展開しています。

公式サイトには“登山にも最適”と書かれており、スペックを見てみると「マウンテンハイスペック」と名付けたTAIONの本気度をひしひしと感じる特長が!

重量に対しての暖かさはピカイチ!最上質の900FP+ダウンを使用

TAIONのマウンテンハイスペックのダウンイメージ

提供:TAION

2023年からTAIONのすべての製品に800FP(フィルパワー)のダウンが標準で使われていますが、「マウンテンハイスペックシリーズ」はさらにその上をいく900FP+。TAIONシリーズの中で最上質であり、反発力に優れた羽毛(ダウン95%、フェザー5%)を封入しています。

※フィルパワーとはダウンのかさの高さを表す単位。羽毛1オンス(28.4g)に一定荷重をかけたときのふくらみ具合で示します。「空気を多く含む=保温性能が高くなる」ので、羽毛量が同じであれば、フィルパワーの数値が大きいほど暖かなダウンとなります。

重量に対しての保温性に優れ、どのモデルも200g前後という軽さ。TAIONシリーズの中で最軽量なうえに最も暖かいダウンなんです。

マウンテンハイスペックシリーズ重量
クルーネック ダウンジャケット210g
クルーネック ダウンベスト140g
アノラック230g
ダウンパンツ210g
※Lサイズ(ユニセックス)の参考重量

山で安心の丈夫な生地

TAIONのマウンテンハイスペックの生地

提供:TAION

表地と裏地には、15デニールの高密度マイクロリップストップ生地を使用。リップストップは、登山ウェアやバックパックによく使われている格子状の生地です。

摩擦や摩耗に強く耐久性があり、それでいて軽量。高密度なので水を弾き、風を通しにくいのも嬉しい特長です。

本当にいいの!? 高品質なのにこのプライス!

TAION マウンテンハイスペックの価格

提供:TAION 作成:筆者 ※価格はすべて税込み

「マウンテンハイスペックシリーズ」の見た目はとてもシンプル。デザインをそぎ落としている分、手に取りやすいプライスになっているのが最大の魅力です。

機能的で良心的な価格が登山者に人気のモンベルの製品ラインナップを見ても、900FP以上のダウンを採用したジャケットは3~4万円ほど。1万円台で手に入るジャケットは、そうそうないのではないでしょうか。

とはいえ「マウンテンハイスペックシリーズ」は厳しい山岳環境で快適に行動できるように特化したつくりではないので、TAIONの中で登山に最適なシリーズではありますが、どんな条件下の山にも向いているわけではありません。

しかしながら使用しているダウンや生地の性能は、前述したように文句なしのハイスペック。低山ハイクでの休憩時や宿泊地での保温着としては十分に役立ちます。

またミニマルなデザインだからこそ、インナーとしてもアウターとしても、山でも街でも、カジュアルにもキレイめにも馴染む「着まわしやすさ」を考えると、良コスパであることは間違いありません。

登山者目線で着心地をチェック!TAION渾身の作の気になる実力は?

TAIONのマウンテンハイスペックの4アイテム

撮影:筆者(すべてユニセックス)

シリーズ全4モデルを着用し、着心地を体感してみました。良いところや気になるところ、おすすめの着用シーンを紹介します。

TAIONのマウンテンハイスペック収納と水筒の比較

撮影:筆者

ちなみに、TAIONはすべてのモデルに収納袋が付いています。750mlの水筒と同じくらいの大きめサイズなので、出し入れしやすいのがポイントです。

手持ちの小さなスタッフサックを活用して、もっとコンパクトに携行することもできます。

TAIONの看板アイテム!万能な「クルーネック ダウンジャケット」

TAIONのクルーネックダウンジャケット着用

撮影:筆者(身長155cm、XS着用)

マウンテンハイスペック クルーネック ダウンジャケット
¥15,950

TAIONのダウンと言えば、クルーネックのダウンジャケットを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。マウンテンハイスペックシリーズにも同様のデザインがラインナップしています。

とことんシンプルですが、袖口と裾には風が入りにくいようにストレッチパイピングテープが配置され、山向けの仕様に。あるとうれしいファスナー付きポケットも両サイドに備えています。フロントはスナップボタンで開閉する仕様。

山でのリラックスタイムに

TAIONのクルーネックダウンジャケットにネックウォーマー

撮影:筆者

袖を通してみると、本当に着てる?と思うくらい軽く、ふんわりと暖かい空気に包まれているようでした。

TAIONのインナーダウンは着丈が短めのイメージがありますが、マウンテンハイスペックシリーズはどれもジャストフィット。登山ウェアを彷彿させる、短すぎず長すぎない“ちょうどいい”丈です。

フロントはファスナー式より密閉度が低いため、隙間からの冷気の侵入が懸念されましたが、気になるような冷気は感じませんでした。だたボタンが小さいので、閉めるのに慣れが必要です。

フードやハイネックの襟といった「襟元渋滞」が起こらず、レイヤリングしやすい点は◎。首元の寒さが気になる時は、ネックウォーマーをプラスすると良いでしょう。

収納袋に入れてコンパクトに持ち運べ、サッと取り出して羽織れる、取り回しの良い保温着になりそう。休憩や宿泊地でくつろぐ時に着るのがおすすめです。

マウンテンハイスペック クルーネック ダウンジャケット(ユニセックス)

素材 表地:ナイロン100% 裏地:ナイロン100% ダウン95% フェザー5%(900FP+)
重量(参考) XS:170g L:210g
サイズ(男女兼用) XS、S、M、L、XL、2XL
カラー チャコール、ブラック、F.グリーン、M.サンドベージュ

体幹の冷え防止に重宝する「クルーネック ダウンベスト」

TAIONのクルーネックダウンベスト着用

撮影:筆者(身長155cm、XSサイズ着用)

マウンテンハイスペック クルーネック ダウンベスト
¥9,900

基本の仕様はクルーネック ダウンジャケットと同じで、袖口と裾にストレッチパイピングテープ、両サイドにジップポケットが備わっています。

重ね着のしやすさはジャケット以上です。

寒い時季ののんびり山歩きに

TAIONのクルーネックダウンベストでのんびり登山

撮影:筆者

袖がないので腕を動かしやすく、体幹を温めつつも暑くなりすぎないのが良いところ。濡れると乾きにくく、保温力が低下するダウンの特性も踏まえると、汗をかきにくい環境下であれば行動時に着るのもおすすめです。

冬山の保温着としては、ベストでは少々物足りなさが……。雪の少ない低山といった、厳しい環境ではない山をゆっくりと歩くときにぴったりです。

マウンテンハイスペック クルーネック ダウンベスト(ユニセックス)

素材 表地:ナイロン100% 裏地:ナイロン100% ダウン95% フェザー5%(900FP+)
重量(参考) XS:120g L:140g
サイズ(男女兼用) XS、S、M、L、XL、2XL
カラー チャコール、ブラック、M.サンドベージュ

首や顔回りの防寒もばっちりの「アノラック」

TAIONのアノラックを山で着用例

撮影:筆者(身長155cm、Mサイズ着用)

マウンテンハイスペック アノラック
¥19,800

胸元までの開閉のため冷気の侵入口が少なく、より暖かく過ごせるアノラック。たっぷりとした大きさのフードは、帽子の上からかぶることもできます。

両サイドのファスナーポケットと、袖口・裾のストレッチパイピングテープの仕様はアノラックも同様です。

寒さを凌ぐプラス1枚の“アウター使い”に

TAIONのアノラックを街で着用

撮影:筆者

ゆったりとした作りでインナーというよりアウターに近いデザイン。中に着こめるので、厚手のベースレイヤーやミドルレイヤーとの組み合わせも自在です。

サイズによってはシェルの上からでも羽織れ、脱ぎ着せずにサッと温まることができるのが好ポイント。

ファスナーではなく、9mm弱の小さなスナップボタンでの開閉がややもたつきます。とくに襟の部分が視界に入りにくいので慣れが必要そう。厚手のグローブを付けての開閉は難しかったのですが、薄手のものであえば対応できました。

マウンテンハイスペック アノラック(ユニセックス)

素材 表地:ナイロン100% 裏地:ナイロン100% ダウン95% フェザー5%(900FP+)
重量(参考) XS:200g L:230g
サイズ(男女兼用) XS、S、M、L、XL、2XL
カラー ブラック、F.グリーン、M.サンドベージュ

下半身の寒さ対策も抜かりなく!トータルで揃えたい「ダウンパンツ」

TAIONのダウンパンツを着用

撮影:筆者(身長155cm、XSサイズ着用)

マウンテンハイスペック ダウンパンツ
¥19,800

マウンテンハイスペック ダウンパンツは、ざっくりとした格子状の表情豊かなデザイン。着ぶくれ感を抑えられている点も魅力です。

ウエストの開閉部はファスナー&スナップボタンの仕様。ドローコードでサイズ調節が可能です。両サイドにはジップポケット付き。裾にはストレッチパイピングテープが配されています。

防寒の最終兵器として、ジャケットやベスト、アノラックと上下で揃えたいアイテムです。

冬の山ごはんタイムや泊まり登山に

TAIONのダウンパンツでリラックスタイム

撮影:筆者

細身なので、パンツの上から履けるだろうか……と心配でしたが、すんなり履くことができ動きやすさもありました。

重ね着したパンツはソフトシェルタイプの中厚手。これでぴったりな着用感だったので、もっと厚手のものだとキツくなりそうです。

丈はジャストフィットですが座ると上がってしまうため、防寒を考えるともう少し長めが良さそう。サイズアップするのもありです。

ダウンパンツの主な出番は、寒い中での長い休憩時や宿泊地で過ごす時。行動時に着ることがほとんどないと考えると、このくらいシンプルで十分。それでも900FPの暖かさと携行の負担にならない軽さを兼ね備えているのは、かなり嬉しいポイントです。

さらには手に取りやすいプライスなので、登山では年に数回しか使う機会がないからとダウンパンツの購入を悩んでいる人は選択肢のひとつにしてみるのもあり。寒い冬は家でも活躍するので、持っていて損はなしです。

マウンテンハイスペック ダウンパンツ(ユニセックス)

素材 表地:ナイロン100% 裏地:ナイロン100% ダウン95% フェザー5%(900FP+)
重量(参考) XS:180g L:210g
サイズ(男女兼用) XS、S、M、L、XL、2XL
カラー ブラック

今シーズンは「マウンテンアクティブ」が見逃せない!

2024-25年秋冬シーズンには、“MOUNTAIN LINE”として「マウンテンアクティブシリーズ」が登場。

「マウンテンハイスペックシリーズ」の基本的なデザインを踏襲しつつ、高密度でよりしっかりとした生地感に。その分、30~40gほど重量が増していますが、こちらも900FP+のダウンを封入していながらジャケットが1万円台と良心的です。

また、カラーバリエーションが豊富で、柄物も仲間入りしています。

マウンテン アクティブ クルーネック ライトダウンベスト(ユニセックス)

素材 表地(無地):ナイロン100% 表地(プリント):ポリエステル100% 裏地:ナイロン100% 中わた:ダウン95% フェザー5%(900FP+)
重量(参考) XS:170g L:180g
サイズ(男女兼用) XS、S、M、L、XL、2XL
カラー ブラック、チェック(ブラック/レッド)×ブラック、ダークネイビー、チャコール、ダークオリーブ、アイスグレー

マウンテン アクティブ クルーネック ライトダウンジャケット(ユニセックス)

素材 表地(無地):ナイロン100% 表地(プリント):ポリエステル100% 裏地:ナイロン100% ダウン95% フェザー5%(900FP+)
重量(参考) XS:210g L:260g
サイズ(男女兼用) XS、S、M、L、XL、2XL
カラー ブラック、チェック(ブラック/レッド)×ブラック、ダークネイビー、チャコール、ダークオリーブ

マウンテン アクティブ ライトダウンパーカー(ユニセックス)

素材 表地(無地):ナイロン100% 表地(プリント):ポリエステル100% 裏地:ナイロン100% 中わた:ダウン95% フェザー5%(900FP+)
重量(参考) XS:260g L:310g
サイズ(男女兼用) XS、S、M、L、XL、2XL
カラー ブラック、チェック(ブラック/レッド)×ブラック、ダークネイビー、チャコール、ダークオリーブ、アイスグレー

マウンテン アクティブ ライトダウンパンツ(ユニセックス)

素材 表地(無地):ナイロン100% 表地(プリント):ポリエステル100% 裏地:ナイロン100% 中わた:ダウン95% フェザー5%(900FP+)
重量(参考) XS:210g L:250g
サイズ(男女兼用) XS、S、M、L、XL、2XL
カラー ブラック、チェック(ブラック/レッド)×ブラック、ダークネイビー、チャコール、ダークオリーブ、アイスグレー

「マウンテンハイスペック」 「マウンテンアクティブ」の名は伊達ではない!山でガンガン活用すべし

TAIONのベストに重ね着

撮影:筆者

マウンテンハイスペックシリーズのすべてを実際に着てみた感想は「軽っ!あったかい~」でした。

ダウンウェアの用途が停滞中の防寒であるなら、TAIONの“MOUNTAIN LINE”の製品は必要十分なスペック。山でも存分に活用することができます。

紹介した特徴も踏まえて自身の登山スタイルにマッチすれば、寒さが厳しくなるこれからの時期はもちろん、春先や夏の高山でも頼れる相棒になるはず。

何かと出費が多くなる冬山装備。高品質でお手頃価格のTAIONをうまく取り入れてみてはいかがでしょうか。

マウンテンハイスペック

マウンテンアクティブ

機能的でおしゃれなアパレル発のインナーダウンブランド<TAION>

TAIONのブランドイメージ

提供:TAION

2016年にインナーダウンに専業して生まれた日本のブランド<TAION(タイオン)>。ブランド名の由来は日本語の「体温」から。潜在的な暖かさを意味しています。

“クオリティーに対しての圧倒的コストパフォーマンスによる価値の追求”をスローガンとし、高品質で高機能なインナーダウンを幅広く展開。 アパレル発らしい、カラーやサイズのバリエーションが豊富なことも特徴です。