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さすがモンベル!登山にベストな浄水器が登場

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登山好きから圧倒的な信頼を集めるモンベルから、ついに携帯用の浄水器「ウォーターフィルター」が登場しました!
これまで海外ブランドの浄水器はモンベルでも取り扱いがありましたが、モンベルオリジナルの浄水器はこれが初めて。
登山中の“いざ”という時のために、ザックにひとつ忍ばせておきたい優秀アイテムの特徴を詳しくチェックしていきましょう。
わずか約50gの軽量&コンパクト設計

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モンベルのウォーターフィルターは、飲み口キャップとフィルター本体がセットになっているタイプ。重量は実測で53gで、手のひらにすっぽり収まるサイズ感です。

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使い方によっては飲み口キャップは取り外してフィルター本体のみで使用することも可能で、フィルター本体のみの重量は約33gとさらに軽量コンパクトに。
毎回使うとは限らないからこそ、この「とりあえず持っていける」軽さとコンパクトさは、大きな魅力です。
原虫、バクテリアの除去率99.9999%!

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フィルターを後ろから覗いてみると、非常に細いストロー状のフィルターがびっしり!これは「中空糸膜」と呼ばれるフィルターで、1本1本の細さはなんと0.1ミクロンという超微細フィルター。
この極細フィルターが、エキノコックスやジアルジアなどの原虫、大腸菌やサルモネラ菌といったバクテリアを99.9999%までしっかり除去。除去性能は、海外のアウトドア向け有名浄水器と比べてもまったく引けを取らないレベルです。
※あくまで自然の水を浄水する前提のギアのため、他の多くの浄水器と同じく、農薬や重金属などの化学物質、ウイルスまでは対応していない点は注意しましょう。
毎分2.8Lの高速ろ過 & 2,500Lの超長寿命フィルター!

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ろ過スピードは、毎分2.8L。コップ1杯(約200ml)ならわずか4秒、500mlのペットボトルでも11秒ほどで完了します。山でサッと水を確保したいときに、待たされるストレスがないのは嬉しいポイントです。
さらに、フィルター1つで約2,500Lの水を浄水可能。仮に1回の山行で2L使うとしても、1,250回使える計算。
フィルター単体の交換もできますが、当分は買い替えの心配をしなくていい長寿命仕様。とりあえずザックに入れておく相棒として、長く付き合える一本になってくれそうです。
ペットボトルも専用ボトルもどちらも対応!

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ウォーターフィルターは、モンベルの「フレックスウォーターパック(42mm口径)」に加えて、市販のペットボトル(28mm口径)にも装着可能。専用品しか使えない……という不便さがなく、一般的なペットボトルと組み合わせられるのは嬉しいポイントです。
口径さえ合えば、フレックスウォーターパックやペットボトル以外のボトルやパックでも使用できます。
※市販のペットボトルには口径が異なるものもあるため、すべてに対応するわけではない点には注意が必要です。

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ペットボトルも便利とはいえ、モンベルの「フレックスウォーターパック」(別売り)との相性はやっぱり抜群。ソフトボトルのため握り込みやすく、浄水が簡単。さらに容量も1L、1.5L、2Lと用途に合わせて選ぶことができます。
ちなみにフレックスウォーターパックは、2023年以前のモデルでも28mm口径なので問題なく装着できます。
直飲みも注水もできる2wayキャップ

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ウォーターフィルターには、便利な2way仕様の飲み口キャップが付属しているのも大きな特徴。
通常時は、キャップを噛みながらそのまま飲める直飲みスタイル。噛まないと水が出てこない構造のため、歩行時に特に使いやすい仕様です。
さらに、飲み口をくるっと回しながら引っ張り上げれば、噛まなくても水が出るモードに。他のボトルに水を溜めたいシーンではこちらを選ぶとよいでしょう。
「今は歩きながら飲みたい」 「今はボトルに入れたい」といったシチュエーションに合わせた使い分けができるのはさすがモンベルです。
汚れたら洗浄できる安心設計

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ウォーターフィルターは、付属のアダプターを使って、逆方向に水道水を通すことでフィルターの洗浄が可能。定期的にメンテナンスをすることで、浄水力が回復し、長く安心して使い続けることができます。
一度山で使ったら、帰宅後に水道水で洗浄するのがおすすめです。
使い方は超シンプル!誰でも簡単3ステップ
ウォーターフィルターの使い方は、フレックスウォーターパックでも市販のペットボトルでも基本は同じ。直感的に扱えるシンプルな構造なので、初めてでも迷わず使えます。
■フレックスウォーターパックを使う場合
■市販のペットボトルを使う場合

口径28mmのボトルに装着し、直接飲むのではなく別の容器に浄水を溜める場合に限り、飲み口キャップを外してフィルター本体のみで使用することも可能です。
※注意点:濁りの強い水は、布やコーヒーフィルターなどであらかじめ濾してから使用しましょう