アイキャッチ画像撮影:筆者
驚くほどミニマムに収納できる便利ギア!

撮影:筆者
これ、何だと思いますか?
荷物をなるべく軽量化したいUL(ウルトラライト)ハイカーの注目を集めている逸品なのですが……
広げるだけでキャップに変身!

撮影:筆者(P-CAP LITE・MATCHA)
実はキャップなんです。
ソルトレイク発のヘッドウェアブランド<PARAPACK(パラパック)>が手掛ける超軽量キャップ。コンパクトに収納できる機構・素材ともにパラシュートからヒントを得て、もともと建築デザイナーと工業デザイナーであった2人によって作られています。

撮影:筆者
ブランドが掲げている「可能な限り多くの頭のサイズにフィットし、かつ軽量でコンパクトな帽子」のコンセプト通り、ワンサイズで子どもから大人まで幅広い人に対応しています。キャップとは思えないスタイリッシュなデザインも魅力です。
ULハイクからトレランまで、さまざまなシーンで活躍
<PARAPACK>の定番モデルは「P-CAP」シリーズ。「P-CAP」と「P-CAP LITE」の2種類があり、主な違いは通気性です。

提供:PARAPACK(左:P-CAP、右:P-CAP LITE)
生地はPFCフリーの耐久撥水加工が施された、リサイクルポリエステルリップストップ(紫外線保護指数UPF50+)。「P-CAP LITE」の後頭部には極薄のメッシュ素材が使われており、より蒸れにくい構造になっています。
今回はこの2モデルに注目。思わず手に取ってみたくなる特徴を紹介します。
片手に収まるほど小さく収納できる

撮影:筆者(P-CAP LITE・MATCHA)
つば部分が折りたためるので、手のひらに収まるほどコンパクトに。折り目にそって、迷うことなく開閉できます。
収納手順も簡単

撮影:筆者
上手にたたむコツは、アジャスターをつば側に下げてコードを締めておくこと。慣れればサっとスムーズに収納できます。
アジャスターを前方に配置し、操作性を高めている

撮影:筆者(P-CAP LITE ・SKY BLUE)
一般的なキャップは後ろにアジャスターがありますが、<PARAPACK>は前方に付いているのが特徴です。かぶったまま簡単にフィット感の調節が可能。そのまま寝転んでも、アジャスターが後頭部に当たることがありません。
持ち運びに便利なコード付き

撮影:筆者(P-CAP・RED ROCKをカラビナに取り付け、ザックにぶら下げた様子)
下山後にキャップを脱ぐと収納に困り、かさばることも。キャップのコードにカラビナを付ければ、ザックに吊り下げることができます。
余ったコードを括ってから、ぶら下げるのがコツ。サコッシュに付けたり、ベルトループに通したりと携帯性も抜群です。
なんと20g台!軽量さが人気の「P-CAP」と「P-CAP LITE」を使ってみた

撮影:筆者
「P-CAP」は28g、「P-CAP LITE」はブランド最軽量の23g。実際にかぶってみたら、登山にぴったりなキャップだと実感したポイントがたくさんありました。
かぶっているのを忘れる軽さ!スマートなフォルムもGOOD

撮影:筆者(P-CAP LITE・SKY BLUE)
上の画像は、折りたたんだキャップのボタンを外して広げた状態です。一見しわしわで、つばの折れ目も気になるところ。でもかぶってみると……

撮影:筆者(P-CAP LITE・SKY BLUE)
ちゃんとキャップになりました!とても軽いので、まるでかぶっていないかと思うほど。薄手で上からウェアのフードをかぶりやすいところも◎です。
前方のアジャスターでコードを調節したときにサイドがたるみますが、背後から生地をつまんで引っ張るのがポイント。たるみをなくすと、つばの折り癖が気にならずキレイなシルエットになります。

撮影:筆者
説明書も付属していますので、うまくいかないときは確認しながら試してみてください。
フィット感の調節もラクラク

撮影:筆者(P-CAP・RED ROCK)
かぶったままフィット感を調節しやすいのもうれしいところ。ゆるめるだけなら片手でOKです。髪型や頭のサイズにあわせて、自在に調節できます。
例えば、風が強いときは飛ばされないようきつめに、下山後はキャップの跡が髪につかないようゆるめになど、シーンにあわせて変えられます。
長めのつばで紫外線対策も

撮影:筆者(P-CAP LITE・SKY BLUE)
一般的なULキャップより、つばが少し長めで日差しをしっかりガード。だからといって前方や周りの視界を遮ることもありません。
また、「P-CAP」は全体に撥水加工が施されており、少しの雨ならしのげそう。一方、後頭部がメッシュ生地の「P-CAP LITE」は汗をたくさんかく人や、暑い季節の登山に向いていると感じました!
サングラスと併用してもストレスフリー

撮影:筆者(P-CAP・RED ROCK)
メガネやサングラスをかけてキャップをかぶると、耳が圧迫された経験がある人もいるでしょう。サイドが浅めの形状になっており、メガネやサングラスがキャップと干渉しにくいので、かぶっていてもストレスを感じません。
キャップがミニポーチに!?
撮影:筆者(P-CAP LITE・MATCHA)
つば部分を中にたたんでアジャスターを締めると、簡易ポーチに早変わり!お財布やスマートフォンなど、ちょっとした小物を入れて持ち歩くことができます。下山後に温泉へ行くときなど、小物をまとめるときにも役立つでしょう。
詳しい手順は以下の公式YouTubeを参考にしてみてください。
シンプルなパッケージもカワイイ
撮影:筆者(P-CAP LITE・MATCHA)
個人的にはパッケージもお気に入り。ケースに入れて収納しておけば、型崩れを防げます。クローゼットの中で迷子になって見つからない、なんてことも避けられます。
ラインナップは全6モデル。どのキャップにする?
<PARAPACK>には、定番モデル以外にランニングにぴったりのサンバイザー型や、首元の日焼け対策ができるタイプもあります。季節やシーンにあわせて、最適なモデルを選んでみてください!
定番の軽量モデル「P-CAP」シリーズ

撮影:筆者

撮影:筆者(左:P-CAP、右:P-CAP LITE)
今回紹介した、軽量でコンパクトに収納できる定番シリーズ。「P-CAP LITE」は通気性を高めた素材が多く使われているため、暑い季節の登山や運動量の多い山行に最適です。
P-CAP | P-CAP LITE | |
収納イメージ | ![]() | ![]() |
重さ | 28g | 23g |
カラー | 全9色 | 全7色 |
素材 | ポリエステル60%・ナイロン40% | ポリエステル60%・ナイロン40% |
価格 | 7,920円 | 8,910円 |
つばが2つ折りのスリムな「6P」シリーズ

撮影:筆者(左:6P、右:6P LITE)

撮影:筆者(左:6P、右:6P LITE)
「6P」シリーズは、半分に折りたたんでボタンを留めるだけなので操作がシンプル。より高い通気性と軽さを求めるなら「6P LITE」をチョイスしましょう。どちらも薄くたためるので、ザックのすき間に収納しやすいのがポイントです。

撮影:筆者(左:6P LITE、右:P-CAP LITE)
収納サイズは「P-CAP」シリーズより大きくなりますが、「6P」シリーズはかぶったときにスナップボタンが表に出ないところが好印象!
6P | 6P LITE | |
収納イメージ | ![]() | ![]() |
重さ | 37g | 32g |
カラー | 全3色 | 全3色 |
素材 | ポリエステル100% | ポリエステル60%、ナイロン40% |
価格 | 7,920円 | 8,910円 |
サンバイザー型「V-CAP」 ・日焼け対策ができる「L-CAP」

撮影:筆者(左:V-CAP、右:L-CAP)
サンバイザー型の「V-CAP」は、通気性が抜群でランニングにぴったり。
「L-CAP」は顔回りの日焼け対策や、稜線上の風対策に適しています。ケープ部分を折りこんで、通常のキャップとしても使用可能です。
V-CAP | L-CAP | |
収納イメージ | ![]() | ![]() |
重さ | 28g | 58g |
カラー | 全4色 | 全4色 |
素材 | ポリエステル90%、ナイロン10% | ポリエステル100% |
価格 | 6,930円 | 10,780円 |
好奇心くすぐる収納ギミック!<PARAPACK>でミニマムハイカーを目指そう

撮影:筆者
コンパクトに折りたためる<PARAPACK>のキャップは、軽くて持ち運びがラクちん。サコッシュやヒップバッグに取り付けておけば、邪魔にならず紛失の心配もありません。思わず誰かに教えたくなる収納ギミックも魅力的です。
ULハイクやトレランにも最適な<PARAPACK>を手に入れて、より身軽に山を楽しんでみませんか。
PARAPACK P-CAP