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地味だけど頼りになる雪山の名脇役!アルパインゲイター6モデルを使用レビュー

地味だけど頼りになる雪山の名脇役!アルパインゲイター6モデルを使用レビュー

白く覆われた美しい景色を楽しめる雪山登山。一方で、安全に山を楽しむためにも、雪が靴の中へ入り込まないための対策が大切です。

「アルパインゲイター」は膝下からくるぶしまでをしっかり覆い、雪の侵入を防いでくれるアイテム。一見すると地味ですが、雪山登山ではとても重要な役割を担っています。

その役割や履き方、ライターが気になった6モデルをピックアップ。実際に使用した感想を紹介します。

 

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目次

出典表記のない画像はすべて筆者撮影

雪山登山に欠かせないアルパインゲイター

アルパインゲイター イメージ

アルパインゲイターとは雪山での使用を目的とした足元を保護する装備のこと。夏山用のゲイターと比べて、丈が長く頑丈で、濡れにも強く蒸れにくい特徴があります。

ギアの中ではパッとしない印象もありますが、雪山登山に欠かせない3つのメリットがあります。

  1. 足元を濡れから守る
  2. 脚部を冷気から守る
  3. パンツを“破れ”から守る

1. 足元を濡れから守る

ラッセルをする人

もっとも重要な役割は、雪が靴の中へ侵入しないようにすること。

雪山では、雪で脚が埋もれるような状況は珍しくなく、時には深い雪をかき分けて進むこともあります。ひとたび靴の中へ雪が入ると、雪は足の熱で溶けて水となり、靴の内側や靴下を濡らすことに。結果として、足の凍傷リスクを高める要因ともなります。

そのため、足元の保護は必須で、その手段としてアルパインゲイターの着用が有効です。

2. 脚部を冷気から守る

雪山を歩く人

アルパインゲイターは膝下からくるぶしまでをしっかり覆える丈の長い設計になっています。これにより、雪山の冷気がパンツの裾から入り込むことを防ぎ、また着用部分の防風性・保温性を高める効果もあります。

3. パンツを“破れ”から守る

アイゼンとピッケル

アイゼンやスノーシューなどの歯があたっても破れにくい、「エッジガード」と呼ばれる高強度素材が足の内側面に用いられています。これはアルパインゲイターの下に履いているシェルパンツや登山靴を保護することが目的です。

雪山の歩行に慣れない頃は、ふとした瞬間にアイゼンの歯がパンツに接触して、ビリッといってしまうこともありがち。シェルパンツは高価ですし、破れるとせっかくの登山も台無しに……。こうしたトラブルを防止する意味としてもアルパインゲイターはおすすめです。

雪山に不慣れなうちはアルパインゲイターが安心

インナーゲイター付きのシェルパンツ

雪山用のシェルパンツにはゲイターやエッジガードが一体化されたものもありますが、雪を防ぐ機能や生地の強度はアルパインゲイターと比べると弱め。

新雪のラッセル(雪をかき分けて進む行動のこと)では、わずかな隙間から雪が入り込むこともあり、長時間行動ではインナーゲイターが濡れて靴を濡らしてしまう可能性もあります。

装備を少なくし軽量化できるメリットもありますが、雪山に不慣れなうちはアルパインゲイターを装着した方が安心でしょう。

部位の名称や履き方を覚えておこう!

アルパインゲイター 部位の名称

アルパインゲイターは至ってシンプルな構造です。

  • エッジガード:アイゼンなどを引っかけても破れにくい、超高強度素材が用いられている
  • 本体生地:ゴアテックスなどの水を通さず汗の水蒸気を逃す「防水透湿素材」が採用されている
  • フック:登山靴の靴紐に引っかけて固定をする部分
  • ゲイターの開閉:「ベルクロ単体のもの」や「ベルクロとジッパーを組み合わせたもの」が一般的
  • バックル:ゲイターのずり落ちを防ぐ。内側に滑り止め用のゴムがあてがわれているモデルもある
  • 下部ベルト:ゲイターのずり上がりや歩行中のズレを防ぐ。低温化でも硬化しにくく擦れても切れることのない高強度素材が用いられている。

装着方法をチェック

  • アルパインゲイター 履き方1
  • アルパインゲイター 履き方2
  • アルパインゲイター 履き方3
  • アルパインゲイター 履き方4

付け方は特に難しくありませんが、慣れないうちは混乱してしまうことも。事前に装着の練習や、下部ベルトを自分の靴のサイズに合わせておくと良いでしょう。

ファイントラック エバーブレスアルパインゲイター 履き方の注意点

ちなみに、左右はストラップの末端側が足の外側を向くように揃えるのが基本。内側にストラップの末端があると、引っかけて転倒する危険もあるので気をつけましょう。

【違いはあるの?】気になる6モデルを使用レビュー

アルパインゲイター 6モデルを並べる

今回、筆者が気になったアルパインゲイター6モデルをピックアップ。実際にフィールドで着用し、装着方法、機能、シルエットなどを確かめてみました。

▼紹介するのは以下の6モデル

  1. ファイントラック|エバーブレスアルパインゲイター
    軽量でタフ!厳冬期のあらゆるアクティビティを楽しむ人におすすめ
  2. ブラックダイヤモンド|アルパインゲイター
    バランスがいい!素早く行動したい人におすすめ
  3. アウトドアリサーチ|クロックゲイター
    とにかく頑丈!擦れを気にせずガシガシ使いたい人におすすめ
  4. モンベル|アルパインスパッツ
    機能がいっぱい!これから雪山をはじめる人におすすめ
  5. ミレー|ハイルートゲイター
    個性派ゲイター!スノーハイクや残雪期登山におすすめ
  6. ネイチャーハイク|登山用ゲイター
    驚異のコスパ!とりあえず安く抑えたい人におすすめ

ライター橋爪

シンプルなギアですが、モデルごとにシルエットや細かな機能も異なり、それぞれ個性がありました!

1. ファイントラック|エバーブレスアルパインゲイター

  • ファイントラック エバーブレスアルパインゲイター 履いている人
  • ファイントラック エバーブレスアルパインゲイター 外観
  • ファイントラック エバーブレスアルパインゲイター 裏地

2023年秋冬シーズンに登場したニューフェイス。本体生地にはファイントラックの独自開発素材「エバーブレス」、エッジガードには1000デニールのナイロン生地が採用されています。

  • 定価:¥13,750(税込)
  • 重量:220g(ペア)
  • 素材
    本体生地/[表]112デニール ナイロン、[裏]20デニールポリエステルニット、[中間層]エバーブレス®メンブレン
    エッジガード/[表]1000デニール66ナイロン、[裏]210デニールナイロン

軽くて動きやすい!

ファイントラック エバーブレスアルパインゲイター 歩いている人

手にとって真っ先に感じたのが、ふわっと軽いのに触るとしっかりした厚みがあること。片足で110gと非常に軽く、歩行時も重さを感じませんでした。エッジガードは1000デニールの極圧生地で、アイゼンの歯や岩の擦れもしっかりガードしてくれます。

また本体生地の「エバーブレス」は、濡れても高い透湿性を発揮し、ほどよい伸縮性が備わっているのが特徴。長時間の行動やアルパインクライミングなど、ハードな雪のアクティビティで頼りになりそうです。

シンプルイズベストなデザイン

  • ファイントラック エバーブレスアルパインゲイター 横向き
  • ファイントラック エバーブレスアルパインゲイター 内側でのベルト調整

一般的なアルパインゲイターは下部ベルトの末端が外面に飛び出していますが、このモデルは内部にベルトの調整機能が収まっています。外まわりに引っかかるものがないので、アイゼンや岩の引っかけによる破損・転倒のリスクを軽減できるメリットがあります。

脱着も簡単・安心

  • ファイントラック エバーブレスアルパインゲイター 着脱方法
  • ファイントラック エバーブレスアルパインゲイター フック

開閉はベルクロ式で、グローブをした状態でも脱着しやすいのもポイント。ベルクロの重なり具合をずらすことで、フィット感の調整もできるようです。

フックは内側から引っかける仕様。装着時はやや引っかけにくさを感じましたが、その分、行動中に外れにくい設計になっています。

ライター橋爪

軽いのにめちゃくちゃタフ!洗練されたデザインで、細部にもこだわりが感じられました。
雪深い山での長時間の行動やアルパインクライミングなど、動きの多いアクティビティで積極的に使っていきたいですね。

ユニセックス

ファイントラック エバーブレスアルパインゲイター

定価 ¥13,750(税込)
重量 220g(ペア)
素材 本体生地/[表]112デニール ナイロン、[裏]20デニールポリエステルニット、[中間層]エバーブレス®メンブレン
エッジガード/[表]1000デニール66ナイロン、[裏]210デニールナイロン
サイズ レギュラー、ラージ
カラー ブラック

2. ブラックダイヤモンド|アルパインゲイター

  • ブラックダイヤモンド アルパインゲイター 履いている人
  • ブラックダイヤモンド アルパインゲイター 外観
  • ブラックダイヤモンド アルパインゲイター 裏地

ほどよい強度としなやかさを持つ、バランスに優れたアルパインゲイター。ふくらはぎが絞られたスリムフィットで、足元が見やすく、安心感のある厚みがあります。

  • 定価:¥14,850(税込)
  • 重量:240g
  • 素材:本体生地/ゴアテックス(3レイヤー) エッジガード/600デニール ガードファブリック

スッキリシルエットがかっこいい!

ブラックダイヤモンド アルパインゲイター 歩いている人

「いいな」と感じたのが、キュッと絞られたシルエットで足もとが見やすく、足さばきが良いこと。例えば岩と雪のミックスなど、慎重な足運びが求められる場面でも、的確な足置きがしやすいと感じました。

また、前面にはブラックダイヤモンドのロゴと、上部に左右をわかりやすくするための模様が入っており、”ギア感強め”な見た目も高ポイントでした。

引っかけやすい部分はしっかりガード

ブラックダイヤモンド アルパインゲイター エッジガード

もっともアイゼンが干渉しやすいボトム内側部分に600デニールの高強度生地があてがわれています。エッジガードの厚みは他モデルと比べると低めですが、アイゼンなどの擦れから守ってくれる強度は十分にあると感じます。

脱着もスムーズ・簡単

  • ブラックダイヤモンド アルパインゲイター 着脱方法
  • ブラックダイヤモンド アルパインゲイター フック

開閉はベルクロ+ジッパー式。ベルクロは剥がしたり貼り付けたりも容易で、スムーズに開閉ができました。ジッパーのスライダーはやや小さめで、厚手のグローブをした状態での少し大変。ジッパータブを取り付けるのも良いかもしれません。

フックは裏から引っかける形状になっています。行動中も外れにくく、またニッケルメッキ塗装により防錆処理が施されています。

ライター橋爪

足さばきがよく、スピーディーな行動を目的とする登山に適していると感じました。
“ギアっぽい感じ“が好きな人にもおすすめです!

ユニセックス

ブラックダイヤモンド アルパインゲイター(ユニセックス)

定価 ¥15,510 (税込)
重量 240g (1ペア、Mサイズ、実測値)
素材 本体生地/ゴアテックス(3レイヤー)
エッジガード/600デニール ガードファブリック
サイズ S、M、L、XL
カラー ブラック

3. アウトドアリサーチ|クロックゲイター

  • アウトドアリサーチ クロックゲイター 履いている人
  • アウトドアリサーチ クロックゲイター 外観
  • アウトドアリサーチ クロックゲイター 裏地

雪山で見かける機会も多いロングセラーモデル。本体生地は3レイヤーのゴアテックス、エッジガードには1000デニールのコーデュラナイロンを採用。ストレートの立体形状で、綺麗なシルエットも人気の理由です。

  • 定価:¥13,200(税込)
  • 重量:289g
  • 素材:本体/70デニール GORE-TEX(3レイヤー) エッジガード/1000デニール コーデュラナイロン (2レイヤー)

タフでガンガン使いこめる

アウトドアリサーチ クロックゲイター 歩いている人

いちばん推したいのが、なんといっても圧倒的なタフさ。触ったときの「重厚感」は各モデルの中でもっとも高く、1000デニールのエッジガードは、アイゼンの歯を通さないほどに頑丈です。

アウトドアリサーチ クロックゲイター 使い込んだもの

ちなみに筆者もこのクロックゲイターを7年ほどガッツリ使っていますが、いまだに現役で活躍してくれています。しっかりと作り込まれており、長く使えるのも魅力ですね。

頑丈な生地で形崩れしにくい

アウトドアリサーチ クロックゲイター 履いている人の後ろ姿

丈はアルパインゲイターの中でも長めの設計。行動中もわずらわしさはなく、本体生地のゴアテックスにより、濡れや蒸れの対策もしっかり施されています。

しっかりした生地のため形状が崩れにくく、バックルを締めずともズリ落ちる心配がないので、調整のストレスも少なく済みます。

アウトドアリサーチ クロックゲイター 着脱方法

一点気になるのは、開閉のベルクロの接着がなかなか強力なこと。装着時は問題ないのですが、脱着時は少し力が必要でした。

ライター橋爪

とにかくタフさで選ぶならこれ!カラー展開が豊富なのも魅力です。
私も冬のバリエーションルートなどで愛用してきましたが、どんな環境でも頼りになるゲイターです。

メンズ

アウトドアリサーチ クロックゲイター

定価 ¥13,200 (税込)
重量 289g
素材 本体/70デニール GORE-TEX(3レイヤー)
エッジガード/1000デニール コーデュラナイロン (2レイヤー)
サイズ S、M、L
カラー カスケード/ブラック、ブラック、チリ/ブラック、オークル/ブラック、ベルデ/ブラック
ウィメンズ

アウトドアリサーチ クロックゲイター

定価 ¥13,200 (税込)
重量 252.3 g(ペア)
素材 本体/70デニール GORE-TEX(3レイヤー) エッジガード/1000デニール コーデュラナイロン (2レイヤー)
サイズ S、M、L
カラー ブラック、メディテレーニアン/ブラック、ベルデ/ブラック

※現行モデルは、「クラシック クロックゲイター」

4. モンベル|アルパインスパッツ

  • モンベル アルパインスパッツ 履いている人
  • モンベル アルパインスパッツ 外観
  • モンベル アルパインスパッツ 裏地

モンベルが展開するゲイター(※)の中で、もっとも雪山に特化したモデル。1万円を切るローコストでありながらも、ゴアテックスが採用された本体生地や広範囲のエッジガードなど、雪山初心者でも使い勝手の良い、パフォーマンスの高さが際立ちます。

※)モンベルでは「スパッツ」の名称で商品展開されていますが、ここではゲイターとして紹介します

定価:¥8,800(税込)
重量:283g
素材:本体/50デニール・ナイロン・リップストップ(ゴアテックス3レイヤー) 補強部/840デニール・ナイロン・オックス(ウレタンコーティング)

細部に使いやすさがいっぱい

  • モンベル アルパインスパッツ 歩いている人
  • モンベル アルパインスパッツ エッジガード

日本人体系にあったレギュラーフィットで、ワイドめなパンツとの相性も◎。オレンジ・青・黒のカラー展開があるので、好みで色を選べるのもポイントです。

エッジガードは太もも辺りまでの広範囲に設けられており、アイゼン歩行が不慣れな人でも安心。840デニールのナイロンオックスにより、アイゼンや岩の擦れもしっかりガードできる強度があります。

モンベル アルパインスパッツ フックのアップ

フックの先には引っ張りやすいタブがついており、これにより厚手のグローブをしている状態でもストレスなく引っかけることができて便利でした。

モンベル アルパインスパッツ 装着の様子

開閉方法はベルクロ+ジッパー+ボタンの3点留め。ジッパーはダブルスライダーになっていて、ちょっとした調整や脱着に便利です。

ジッパーは凍ると脱着がしにくくなるので、ベルクロとボタンをしっかり留めて雪が入らないように心がけましょう。

下部ベルトは簡単に交換可能

モンベル アルパインスパッツ 下部ベルト

もしベルトが切れても自分で取り替えができるのもポイント。交換用のベルトはモンベルストアで販売されていて、長く使っていけるのもモンベルらしい強みです。

ライター橋爪

とても扱いやすいアルパインゲイターでした。シンプルだけど機能が詰まっていて、この価格は驚き
これから雪山をはじめるという人の最初の一着におすすめです。

ユニセックス

モンベル アルパインスパッツ

定価 ¥8,800(税込)
重量 283g(ペア)
素材 本体/50デニール・ナイロン・リップストップ(ゴアテックス3レイヤー) 補強部/840デニール・ナイロン・オックス(ウレタンコーティング)
サイズ S(22~24cm)、M(24~26cm)、L(26~28cm)
カラー ブラック、オレンジ、ブルー

5. ミレー|ハイルートゲイター

  • ミレー ハイルートゲイター 履いている人
  • ミレー ハイルートゲイター 外観
  • ミレー ハイルートゲイター 裏地

ミレーらしいレッドカラーがアクセントの個性的なゲイター。コーティングによる撥水加工が施されています。防水透湿素材は使用されていないため、厳冬期の高山よりも、残雪期やスノーハイク、夏山などで活躍するモデルです。

  • 定価:¥9,130(税込)
  • 重量:300g(ペア)
  • 素材:420デニール ナイロンオックス

個性的なデザインで山でも目立つ?!

  • ミレー ハイルートゲイター 歩いている様子
  • ミレー ハイルートゲイター 上部のゴムをアップ

上部はキュッと締まり、その下はフワッとしたワイドなシルエットが特徴。写真だとややゆるそうにも見えますが、上部のゴム留めにより、しっかりと形状が保持されています。

ゴムは締め付け具合の調整できないのが難点。足首が太い人はキツい可能性もあるので、購入前にサイズ感はしっかり確認しておきたいところです。

厚みのある生地で幅広いシーンに対応

ミレー ハイルートゲイター エッジガード

生地全体はしっかりとした厚みのある420デニールのナイロンオックスで、アイゼンが接触しやすい内側面の一部にのみエッジガードが採用されています。

ゲイター自体が強い作りになっているので簡単に破れることはなさそうですが、アイゼンを多用するシーンにはあまり向いていないかもしれません。

  • ミレー ハイルートゲイター 履いている様子
  • ミレー ハイルートゲイター フックの取り付け

開閉はベルクロ+ジッパー式。特に不自由さはなく、スムーズに脱着できました。

またフックはタブと一体になっており、掴みやすくサッと靴紐に引っ掛けることが可能です。

ライター橋爪

本格的な雪山よりも、スノーハイクや残雪期登山におすすめ。
デザインも特徴的なので、山でも目立ちそうです!

ユニセックス

ミレー ハイルートゲイター

定価 ¥9,130(税込)
重量 150g(片側)
素材 オックスフォード 420D ナイロン100%
サイズ S、M、L
カラー BLACK/RED

6. ネイチャーハイク|登山用ゲイター

  • ネイチャーハイク ゲイター 履いている人
  • ネイチャーハイク ゲイター 外観
  • ネイチャーハイク ゲイター 裏地

中国のアウトドアブランド「Nature Hike(ネイチャーハイク)」のロングゲイター。Amazonでの評判が高かったので、試しに使ってみたところ、想像以上にコスパに優れたアイテムでした。

  • 定価:¥3,990(税込)
  • 重量:約186g(ペア)
  • 素材:本体生地/3層複合ナイロン エッジガード/600デニール ナイロンオックス

シュッとしたシルエットがいい感じ

  • ネイチャーハイク ゲイター 歩いている人1
  • ネイチャーハイク ゲイター 歩いている人2

まず「いいな」と思ったのがシルエットの美しさ。細身のストレート形状で、足もとは見やすく、生地も固さがあるので、型崩れすることなく形が保たれていました。

ネイチャーハイク ゲイター エッジガードのアップ

エッジガードは600デニールのナイロンオックスが使われており、触った感じも3,000円以下の価格とは思えないしっかりした生地です。

本体には耐水圧5,000mmの防水生地が使われており、ある程度の雪や水は問題なく防いでくれそう。透湿性については、amazonのレビューで「蒸れやすい」という評価も見受けられました。

とんでもなく軽い!気になるところも

ネイチャーハイク アルパインゲイター 重量

実測したペアの重量。アルパインゲイターとしては驚異的な軽さです。

そして、驚異的な軽さもこのゲイターの大きな特徴。登山中も重さが妨げになる心配はなく、「ザックに忍ばせておいて、いざというときに使う」というような用途もありでしょう。

ネイチャーハイク ゲイター 開閉方法

開閉はベルクロ式。着脱は特に不自由なく、ベルクロの張り付き具合もしっかりしていました。

あまり長持ちはしないかも?

  • ネイチャーハイク アルパインゲイター 金属部分1
  • ネイチャーハイク アルパインゲイター 金属部分2

気になったのはフックやベルトの金属部分が弱そうなところ。すぐに壊れる感じはありませんが、全体的に耐久性はそれほど高くないように感じます。またサイズがワンサイズしかないため、購入時は注意が必要です。

ライター橋爪

本格的な雪山で使うのは「ちょっと不安…」と感じました。
踏み跡がしっかりした初級の雪山などでは問題なく使えると思います!

ネイチャーハイク 登山用ゲイター

定価 ¥2,590(税込)
重量 約186g
素材 上部:3層複合ナイロン
下部:600Dオックスフォード

サイズ ワンサイズ:約45cm×40cm(Φ14cm×40cm)
カラー ブラック、アーミーグリーン

アルパインゲイターは個性もいろいろ。好みのモデルを選んでみよう

アルパインゲイター 6モデル 集合

今回、6モデルを使って思ったのが「こんなに違いがあるんだ」ということ。シンプルなギアではありますが、その中に各メーカーのこだわりであったり、装着のしやすさ、シルエットなど、さまざまな違いがあることに驚かされました。

地味なアイテムではありますが、雪山登山に欠かせないアルパインゲイター。気に入ったモデルを着用して、雪山を快適に楽しんでみてはいかがでしょうか。

▼紹介したモデル一覧

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