モンベルのトレッキングポールはなぜ人気?3つの理由

初心者からベテランまで多くの登山者に人気の登山用品メーカー「モンベル」。
手に取りやすい価格帯でありながら、確かな品質と、ユーザー目線で考えられた機能性豊かな製品は初心者でも扱いやすい評判です。
トレッキングポールも例外ではなく、経験数問わず多くの登山者に愛されているギアの1つ。一体どのようなところが登山者を惹きつけるのでしょうか。今回は3つの理由を挙げます。
①軽量でありながら十分な強度

モンベルのトレッキングポールが人気の理由として、軽さと強度のバランスに優れている点があります。
トレッキングポールの軸となるシャフト(柄の部分)には、<アルミニウム合金>と<アルミニウム合金+カーボンのハイブリッド>を採用しており、どちらも航空機や車、建築材料として使われる素材。耐久性に優れているため、登山でも安心して使えます。
また他メーカーより求めやすい価格で提供していることも、登山者に選ばれる大きな理由の1つ。
アルミニウム合金をベースとしたトレッキングポールでも、他の山岳メーカーだと2本で15,000円以上かかるところを、モンベルではその価格を切る出費で手に入れられます。
②すべて1本ごとの販売

一部をのぞき、トレッキングポールは2本で使うのが基本とされています。そのため2本セット販売している場合が多いですが、モンベルのトレッキングポールは1本ずつでの販売。
とりあえず予備で1本備えておきたい人や、2本使いで片方が故障してしまった場合も交換・買い替えなどが柔軟に対応できます。
③女性など手が小さな人にも使いやすい

モンベルでは一部モデルを除き、手が小さく背が低い人に使いやすいよう設計された「スモールハンドモデル」があります。グリップが一回り小さく、全長も10cmほど短いつくりになっており、製品名に「S」とついています。
まとめると……
- ①登山に十分な耐久性と軽量性を備えながらも、他メーカーより手の届きやすい価格帯
- ②1本ごとの発売で、故障時なども柔軟に対応できる
- ③女性や小柄な人でも使いやすい設計
モンベルトレッキングポールの選び方5ステップ
モンベルのトレッキングポールは目的に応じて複数のシリーズに分かれています。そのうえシリーズごとに多彩な製品がラインナップしているため、どれを選べばいいのか悩むところ。
ここでは自分にあったポールを見つけるための5ステップを解説します。
トレッキングポールの選び方5ステップ
- 【STEP1】目的別で選ぶ|2種類のグリップ
【STEP2】携行性で選ぶ|伸縮 or 折りたたみタイプ
【STEP3】重量と強度で選ぶ|シャフトの素材 - 【STEP4】サポート機能で選ぶ|アンチショックの有無
- 【STEP5】調整のしやすさで選ぶ|ロック機能
【STEP1】目的別で選ぶ|2種類のグリップ

提供:YAMA HACK編集部
トレッキングポールには、横から握る<I型グリップ>、杖のように上から握る<T型グリップ>、両方の持ち方を可能にしたハイブリッドな<2-wayグリップ>があります。
登山目的の場合は<I型グリップ>が候補に。
一方T型グリップは、起伏が少なく整備された道を歩くハイキングやウォーキング向きです。
<2-wayグリップ>はI型のポールより重量があるため、どちらかといえばハイキングや短時間で下山できる低山ハイクにおすすめ。
特長 | 向いている使用用途 | 該当モデル | |
---|---|---|---|
I型グリップ | ・2本で使う(1本使いもあり) ・平地や登り坂で推進力を得やすい | 登山、ロングトレイル | ・アルパインポール ・アルパインカーボンポール ・U.L.フォールディングポール |
T型グリップ | ・1本で使う ・体重を預けてバランスを取りやすい | ハイキング、ウォーキング、自然散策 | ・Tグリップ ・2-Wayグリップ |
【STEP2】携行性で選ぶ|伸縮 or 折りたたみタイプ
撮影:YAMA HACK編集部
グリップの次は、トレッキングポールの収納方法をチェックしましょう。<伸縮タイプ>と<折りたたみタイプ>の2種類あり、それぞれメリット・デメリットがあります。
折りたたみタイプ
各シャフトをつなぐ1本のケーブルを引き伸ばし、ジョイント部に固定して組み立てて使います。
最大のメリットは、携行のしやすさ。ザック内にも収納できるため、岩場や岩稜帯、鎖場など滑落の危険性が高い場所では事故防止にもなります。また公共交通機関移動の場合も邪魔になりません。
ただし組み立てや分解といった工程があるため、慣れるまでは時間がかかるでしょう。
メリット | 折りたためてコンパクトになり、携行性に優れている |
---|---|
デメリット | 組み立て分解に慣れるまでが面倒 |
対応モデル | アルパイン フォールディングポール U.L.フォールディングポール |
伸縮タイプ
シャフトを伸ばし、長さを調節して使います。
最大のメリットは、シンプルな操作ですぐに使えること。折りたたみタイプと違い、ポールを使ったことがない初心者でも慣れるまで時間がかかりません
一方シャフトの長さを一番短くしても、ザックの容量によっては収納できない場合も。その際はポールループやザックのサイドポケットを利用しますが、周囲の人や物に当たらないよう持ち運び方を工夫する必要があります。
メリット | 組み立て不要で、必要な場面ですぐ使える |
---|---|
デメリット | ザック内に収納できない |
対応モデル | アルパインポール アルパイン カーボンポール 2-Wayグリップ |
【STEP3】重量と強度で選ぶ|シャフトの素材

次はトレッキングポールの素材をみていきましょう。
冒頭でも触れたように、モンベルのトレッキングポールには以下2種類の素材が使われています。
- アルミニウム合金
トレッキングポール素材としては一般的。テントのポールにも使われ、ジュラルミンとも呼ばれる。 - ハイブリッド
アルミニウム合金をカーボンで包み込んだ多層構造。お互いの弱点をカバーしている。
メリット | デメリット | 該当モデル | |
アルミニウム合金 | 強度があり折れにくいい | 疲労がたまりやすい | ・アルパインホール ・U.L.フォールディングポール ・Tグリップ ・2-Wayグリップ |
ハイブリッド | 軽量を強度のバランスに優れている | やや高価 | ・アルパイン フォールディングポール ・アルパイン カーボンポール ・2-Wayグリップカーボンポール |
【STEP4】サポート機能で選ぶ|アンチショックの有無

提供:mont-bell
<アンチショック>とはポールで固い岩などを突いたとき、地面からの衝撃をやわらげる機能です。この機能があることで腕や肩にかかる負担を軽減し、結果疲労がたまりにくくなります。
アンチショック機能がある分重量は増えますが、わずか数十グラム程度の差しかありません。
登山をはじめたばかりの人や体力に自信がない場合は、疲れにくいアンチショック機能を搭載したポールがおすすめです。

アンチショック搭載のモデルには、製品名に「アンチショック」と付いています。
【STEP5】シャフトの調整のしやすさで選ぶ|ロック機能

提供:mont-bell(加工:筆者)
次にチェックしたいのは、シャフトの調節のしやすさです。
ポールを使う際はシャフトを伸ばし、長さを調節してロック機能を使い固定します。
モンベルでは以下の4つのロック方法があり、初心者におすすめなのは操作が簡単な<カムロック>です。
ロック方法 | 特長 | |
---|---|---|
ツイストロック | シャフトを回しながら固定 | ・軽量 ・連結部を締めるときの力加減が難しい |
カムロック | レバーを倒してシャフトを固定 | ・ワンタッチで簡単 ・グローブを装着した状態でも操作しやすい |
ラチェットロック | シャフトを引き伸ばすと自動的に固定 | ・簡単操作 ・ポールの長さ調節ができない |
フォールディング | ケーブルで繋がっているシャフト同士を繋ぎ合わせて使う | ・軽量 ・引き伸ばすだけですぐに展開できる |
カムロックやフォールディングは、「アルパイン カーボンポール カムロック S」のように製品名に付いています。
ロック機能の名称が入っていないモデルは、ツイストロックを採用。ラチェットロックはULタイプか、他のタイプの下段シャフトに採用されています。
【STEP6】ポールの長さを選ぶ|身長に合ったサイズ
最後はサイズ選びです。モンベルでは同じモデルであっても、長さが異なるサイズを複数展開しています。
そのためにまずは、自分の身長に合うポールはどれくらいの長さなのかを知っておく必要があります。
I型タイプの場合

提供:mont-bell
グリップを横から握り、ポールを地面に突いたとき、肘が直角に曲がるくらいがちょうどいいサイズです。
実物がない場合は、以下の計算式で出せます。
身長に合わせたサイズ計算例(I型の場合)
肘が直角に曲がるくらいのサイズは、身長(cm)×0.63で計算できます。
例えば、
身長170cmの場合は、170×0.63=約107cm
身長160cmの場合は、160×0.63=約101cm
計算結果の+-5cmをカバーするサイズを基準に選びましょう。
T型のサイズ選び

提供:mont-bell
T型は一般的に、身長の2分の1の長さが目安となります。
モンベルのT型モデルには、手が小さい人向けの<スモールハンドモデル>もあるため、以下のようにサイズは2展開となっています。
ポールの長さ | 身長目安 | |
---|---|---|
Tグリップシリーズ | 80~100cm | 約160~200cm |
TグリップシリーズS | 70~90cm | 約140~180cm |
2-Wayグリップ | 80~120cm | 約160~240cm |
2-WayグリップS | 75~110cm | 約150~220cm |
モンベル店舗では、実際にトレッキングポールを使ってサイズを確認することも可能です。体格には個人差があるので、実際にショップ等で試すことをおすすめします。
あなた向きのモデルはどれ?各シリーズ別に紹介
モンベルのトレッキングポールは、使用目的に応じて主に5つのシリーズに分かれています。まず自分に合いそうなシリーズはどれか、候補を1つに絞ってみましょう。
シリーズ名 | 種類 | こんな人におすすめ | 適した山行・スタイル |
---|---|---|---|
【1】アルパインシリーズ | 伸縮 | ・バランスに優れたエントリーモデル ・出費を抑えたい人向け | 日帰り登山〜テント泊登山 |
【2】アルパインカーボンシリーズ | 伸縮 折りたたみ | ・軽さと機能性を両立したハイエンドモデル ・少しでも楽に歩きたい人向け | ・日帰り登山〜テント泊登山 ・(※)ポールを収納する岩場や鎖場のある登山 |
【3】ULシリーズ | 折りたたみ | ・機能は最低限、超軽量モデル ・ULハイカー向け | ・トレイルランニング、ファストハイク ・ポールを収納する岩場や鎖場のある登山 |
【4】2wayシリーズ | 伸縮 | ・I型とT型の使い分けができる ・距離が短く、起伏の少ない山登りがメインの人向け | ハイキング、日帰り登山 |
【5】Tグリップ シリーズ | 伸縮 | ・杖のようなモデル ・平坦な道を軽快に歩きたい人向け | ウォーキング、自然散策、ハイキング |
一般登山向き|アルパインシリーズ8モデル

初心者にも扱いやすい、モンベルのエントリーシリーズ。アルミ製のシャフトで、価格・重量・耐久性のバランスに優れています。
登りから下りまで、しっかりポールを使いたい人におすすめ。なお全モデル伸縮タイプで折りたたみはありません。日帰り登山~テント泊登山に向いています。
モンベル アルパインポール
グリップ形状 | I型 |
---|---|
収納方法 | 伸縮 |
素材 | (シャフト)アルミニウム合金 (グリップ)EVA (ストラップ)ナイロン |
重量 | 210g |
ロック機能 | ツイストロック |
アンチショック | × |
使用サイズ | 105~130cm |
収納サイズ | 60cm |
バランスがとれた基本モデル
軽量性や耐久性、機能などすべてにおいてバランスがとれた基本のモデル。軽快で安定した歩行を実現します。
モンベル アルパインポール アンチショック
グリップ形状 | I型 |
---|---|
収納方法 | 伸縮 |
素材 | (シャフト)アルミニウム合金 (グリップ)EVA (ストラップ)ナイロン |
重量 | 220g |
ロック機能 | ツイストロック |
アンチショック | ○ |
使用サイズ | 105~130cm |
収納サイズ | 64cm |
アルパインポールのアンチショックをプラス
内蔵スプリングのアンチショックにより、ポールを地面に突いた際の腕や肩への衝撃を和らげ、体の負担を軽減します。
モンベル アルパインポール カムロック アンチショック
グリップ形状 | I型 |
---|---|
収納方法 | 伸縮 |
素材 | (シャフト)アルミニウム合金 (グリップ)EVA (ストラップ)ナイロン |
重量 | 235g |
ロック機能 | カムロック |
アンチショック | ○ |
使用サイズ | 105~130cm |
収納サイズ | 64cm |
アルパインポールにカムロックとアンチショックがプラス
バランスがとれたアルパインポールに、疲れにくくするアンチショックとワンタッチで長さ調節ができるカムロックをプラスしたモデルです。
モンベル アルパインポール カムロック ドライグリップ
グリップ形状 | I型 |
---|---|
収納方法 | 伸縮 |
素材 | (シャフト)アルミニウム合金 (グリップ)エラストマー、ポリプロピレン (ストラップ)ナイロン |
重量 | 253g |
ロック機能 | カムロック |
アンチショック | × |
使用サイズ | 105~130cm |
収納サイズ | 60cm |
凍り付きにくいドライグリップ採用
アルパインポール カムロックのグリップを、湿雪が付着しにくく凍り付きにくいドライグリップを採用したモデル。登山やスキーなど幅広く活躍します。
スモールハンドモデルはコチラ
一般登山向き軽量版|アルパインカーボンシリーズ10モデル

シャフトにカーボン素材を採用したシリーズで、前述したアルパインシリーズよりも軽量なモデルが揃っています。ザックに収納できる折りたたみタイプもあり。
少し値は上がるものの、より軽量で疲れにくいポールが欲しい人におすすめ。日帰り登山~テント泊に最適。
モンベル アルパイン カーボンポール
グリップ形状 | I型 |
---|---|
収納方法 | 伸縮 |
素材 | ハイブリッドシャフト |
重量 | 177g |
ロック機能 | ツイストロック |
アンチショック | × |
使用サイズ | 105~130cm |
収納サイズ | 59cm |
驚異的な軽さと強度を両立
軽量化を図りつつ、強度の向上に成功。軽い力で確実に固定できるツイストロックシステムを採用しています。
モンベル アルパイン カーボンポール アンチショック
グリップ形状 | I型 |
---|---|
収納方法 | 伸縮 |
素材 | ハイブリッドシャフト |
重量 | 195g |
ロック機能 | ツイストロック |
アンチショック | ◯ |
使用サイズ | 105~130cm |
収納サイズ | 63cm |
軽量なカーボンタイプでアンチショック付き
内蔵スプリングによる衝撃吸収システムを搭載し、地面からの衝撃をやわらげて疲労の蓄積を抑えます。
モンベル アルパイン カーボンポール カムロック
グリップ形状 | I型 |
---|---|
収納方法 | 伸縮 |
素材 | ハイブリッドシャフト |
重量 | 189g |
ロック機能 | カムロック |
アンチショック | × |
使用サイズ | 105~130cm |
収納サイズ | 61cm |
カーボンの軽さに操作性をプラス
ワンタッチで素早く長さの調節が行えるカムロックシステムを搭載。高い剛性と軽さを両立し、軽快で安定した歩行をサポートします。
モンベル アルパイン カーボンポール カムロック アンチショック
グリップ形状 | I型 |
---|---|
収納方法 | 伸縮 |
素材 | (シャフト)カーボン繊維強化プラスチック、アルミニウム合金 (グリップ)EVA (ストラップ)ナイロン |
重量 | 217g |
ロック機能 | カムロック |
アンチショック | ◯ |
使用サイズ | 105~130cm |
収納サイズ | 65cm |
カーボン+カムロック+アンチショックの高機能ポール
軽快な歩行をサポートする軽さと高い剛性を両立し、カムロック、アンチショックを備えた高機能なポールです。
モンベル アルパイン フォールディングポール
グリップ形状 | I型 |
---|---|
収納方法 | フォールディング |
素材 | アルミニウム合金 カーボン繊維強化プラスチック |
重量 | 222g |
ロック機能 | カムロック ラチェットロック |
アンチショック | × |
使用サイズ | 105~125cm |
収納サイズ | 39cm |
折りたたみ式カーボンポール
素早い組み立てと折りたたみが可能なフォールディングシステムを搭載。高い剛性と軽量性、スイングバランスを実現したポールです。シャフト上段はアルミニウム合金、下段はカーボン繊維強化プラスチックの組み合わせたつくりです。
スモールハンドモデルはコチラ
とにかく軽さとコンパクト重視|ULシリーズ4モデル

モンベルでは1番軽量で、折りたたんでザックに収納できるシリーズ。機能を必要最低限に絞り軽量化を計っているため、サイズの長さを調節できない等シンプルなつくりです。
ULハイカーや数日間にわたる縦走など、荷物も極力軽くしてザック内にポールを収納したい人向け。
モンベル U.L.フォールディングポール 100
グリップ形状 | I型 |
---|---|
収納方法 | フォールディング |
素材 | (シャフト)アルミニウム合金 (グリップ)EVA (ストラップ)ナイロン |
重量 | 139g |
ロック機能 | ラチェットボタン |
アンチショック | × |
使用サイズ | 90~100cm |
収納サイズ | 32cm |
使用サイズ90~100cmのモデル
4サイズ(100、105、113、120)の固定サイズ展開ですが、グリップが長いので状況に応じ握り位置を変えることもできます。
ハイキング向け|Tグリップシリーズ4モデル

持ち手がT型の形状で、道が整備されたハイキングやウォーキングで使いやすいシリーズ。杖のように1本で使うのが主流で、体重を預けやすく下りが楽に歩けます。
推進力を得られにくいため、起伏の多い登山道や長時間歩行には不向きです。
モンベル Tグリップ アンチショック
グリップ形状 | T型 |
---|---|
収納方法 | 伸縮 |
素材 | アルミニウム合金 |
重量 | 223g |
ロック機能 | ツイストロック |
アンチショック | ○ |
使用サイズ | 80~100cm |
収納サイズ | 54cm |
体にかかる負担を軽減して歩行をサポート
アンチショック・モデルなので腕や肩に負担が少なく、手軽に散策ハイキングを楽しめます。
モンベル Tグリップ カムロック
グリップ形状 | T型 |
---|---|
収納方法 | 伸縮 |
素材 | アルミニウム合金 |
重量 | 223g |
ロック機能 | カムロック |
アンチショック | × |
使用サイズ | 80~100cm |
収納サイズ | 51cm |
ワンタッチ操作で扱いやすいT型ポール
ハイキングや散策で手軽に楽しめるT型グリップのポール。軽い力で簡単に長さを調節できるカムロックを採用しているので場面に応じ、素早くサイズを変更できます。
スモールハンドモデルはコチラ
主にハイキング+登山向け|2Wayシリーズ4モデル

T型グリップの下にI型を配置した2Way仕様のシリーズ。進力を必要とする登りではI型グリップを、ひざへの負担を軽減したい下りでは体重をかけやすいT型グリップと使い分けができます。
主にハイキング、たまにライトなトレッキングを楽しむ人におすすめ。
モンベル 2-Wayグリップ アンチショック
グリップ形状 | 2-Way |
---|---|
収納方法 | 伸縮 |
素材 | アルミニウム合金 |
重量 | 250g |
ロック機能 | ツイストロック |
アンチショック | ○ |
使用サイズ | 80~120cm |
収納サイズ | 59cm |
状況に合わせI型・T型を使い分けられる
推登りと下りで状況に応じグリップを変えられるのが特徴。腕や肩に負担がすくなるアンチショック付きです。
モンベル 2-Wayグリップカーボンポール アンチショック
グリップ形状 | 2-Way |
---|---|
収納方法 | 伸縮 |
素材 | 超ージュラルミン(上段) ハイブリッドシャフト(中下段) |
重量 | 226g |
ロック機能 | ツイストロック |
アンチショック | ○ |
使用サイズ | 80~120cm |
収納サイズ | 59cm |
カーボン使用で軽量な2-Wayグリップ
上段には超ージュラルミン、中段・下段にはハイブリッドシャフトを使用した、優れたスイングバランスを実現した軽量モデルです。
スモールハンドモデルはコチラ
5分あれば終わる!トレッキングポールのお手入れ方法
使用後のトレッキングポールには、水分を含んだ土汚れなどが付着しています。そのまま放置してしまうと、ポール内部が錆びてしまったり汚れが詰まるなどして、スムーズに伸縮できなくなったり強度の低下につながります。
お手入れ方法は、分解・拭く・乾かすの3ステップ。5分あれば終わります。
①シャフトを分解して、乾いた布で汚れを拭き取る

まずはシャフト(トレッキングポールの柄の部分)を分解し、乾いた布で水気や汚れを拭き上げます。汚れがひどい場合は流水で洗い流します。
②風通しがいい日陰で乾燥
風通しがいい日陰で完全に乾燥します。シャフト内部の水分を乾燥させるため、分解した状態で乾燥するようにします。
保管時の注意点
- 長期間使用せず保管する場合は風通しが良く、湿度が高くならない場所で、直射日光を避けて保管してください。
- 車のトランクなど高温になる場所はNGです。
【※注意】潤滑剤、錆止め、オイルなどを塗るのは厳禁!

出典:PIXTA(加工:筆者)
シャフトやストッパー部に潤滑剤やさび止め、オイルなどを使用するのは厳禁。シャフトが確実に固定されず、転倒などの原因となるため大変危険です。
モンベルのトレッキングポールなら安心

昨今はネットショッピングでトレッキングポールを探すと、見慣れないメーカー名で格安のモデルが表示されます。
しかし価格のみで選ぶのはリスクがあります。使い勝手はもちろんのこと、故障や不具合ではなく、転倒を誘発する破損が発生する危険性をはらんでいるからです。
その点、長年登山用品を開発し続け、実績と信頼のあるモンベルなら安心。店舗では実際に手に取り、重さや操作性などを実感できるため、ぜひ足を運んでみてくださいね。
トレッキングポールに関するおすすめ記事はこちら
▼トレッキングポールの選び方からおすすめモデルも紹介
▼トレッキングポールの基本的な使い方を解説
▼山岳ガイドに聞いた!トレッキングポールはこんな人に「あると便利」