【秋冬シーズンは何をはく?】専門店に聞いた!寒い時期の一押しトレッキングパンツ3選

2021/11/26 更新

気温が下がると欲しくなるのが暖かいウエア。トップスはフリースやダウンジャケットなどをイメージできますが、秋冬向きのパンツにはどんな商品があるか分かりますか? 今回はいまいちピンとこないトレッキングパンツに着目して、おすすめをSHOPスタッフに聞きました!


アイキャッチ撮影:筆者

気温が下がる秋冬シーズン、どんなパンツをはけばいい?

秋
出典:PIXTA/秋は紅葉が待ち遠しい季節
寒くなる秋や冬はウエア選びが重要。保温性の高いアイテムを着て体温を保持しなくてはいけません。ただし行動中は体温が上昇するので、着込み過ぎたり保温性が過度に高い服を着たりすると、暑すぎて不快なんてことも……。

冬
出典:PIXTA/季節が進んで冬になると美しい雪景色が楽しめる
とくに難しいのがパンツです。大きな筋肉で構成される足は行動中に体温が上昇しやすい箇所。しかもジャケットのように細かくレイヤリングを調整することが難しいので、“何をはくか”がとても大切です。

でも、フリースやダウンジャケットに比べて種類が少なく、どんなタイプのパンツをはくと快適に行動できるのか、ちょっとイメージしづらいですよね。

そこで、おすすめパンツをSHOPスタッフに聞いてみた!

石井スポーツ
提供:石井スポーツ
石井スポーツ 登山本店 有岡 竜二さん
1985年生まれ、東京都出身。幼少のころから自然に親しみ、2018年に石井スポーツに入社。ウェア部門を担当し、メーカーの展示会を回りながら商品のバイイングにも携わる

 
今回は、登山用品専門店「石井スポーツ」の登山本店で働く有岡竜二さんに、今季の一押しモデルの中から秋冬におすすめのトレッキングパンツを3本教えてもらいました。

これからの季節に検討したい!快適トレッキングパンツ3選

トレッキングパンツ
撮影:筆者
おすすめのトレッキングパンツを選んでいただく際に、条件として有岡さんにお願いしたのは以下の2つ。
 
①秋口から残雪期まで使えるモデル
②使用シーンは、雪が降らない秋山、雪が積もらない冬の低山、積雪があってもラッセルの必要がほぼない雪山の人気コース(北八ヶ岳など)

 
ちなみに雪が積もるルートを歩く場合は、レインパンツかハードシェルパンツを上に重ねることが基本になります。
 
それでは、これらの条件に当てはまる一押しのトレッキングパンツを1本ずつ見ていきましょう!
※以下、着用写真のモデルの身長は182cm

①<マムート>Trekkers 3.0 SO Pants AF

マムート
撮影:筆者(カラー:チタン)
【メンズ】
¥16,500/サイズ:XS〜XL/カラー:4色
【ウィメンズ】
¥16,500/サイズ:XS〜M/カラー:4色
中厚手の3シーズンパンツなので、重ね着次第で季節を問わずはくことができます。厳冬期や真冬の寒さでは、タイツとオーバーパンツを組み合わせてレイヤリングしましょう。

脚幅が狭い細身ですが、縦ストレッチが抜群に効いているのでストレスは感じません。
有岡さん
有岡さん

新しくなったウエストデザインに注目

マムート
撮影:筆者
有岡さんの説明の通り、生地の伸縮性は抜群。膝部分を縦方向に引っ張るとよく伸縮する様子が分かります。

マムート
撮影:筆者
こちらが新しくなったウエスト回り。多少ウエストサイズが大きくても、紐で調整することができます。
前作の2.0のウエスト回りはベルトループのみだったため、外付けのベルトが苦手で内蔵ベルトでウエストを締めたい方には不評でした。

それが3.0にモデルチェンジしたことでウエスト内部に紐が付き、細かいサイズ調整が可能となっています。
有岡さん
有岡さん

細かい凹凸がベタつきを軽減

マムート
撮影:筆者(裏地)
裏地と表地は同じ織り方のように見えますが、よく見ると裏地には凹凸が。これによって生地が汗でベタつきにくくなっています。

通年で活躍する軽快パンツ

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撮影:筆者/(EU)Mサイズ/(日本)Lサイズ
想定する季節は春から秋。生地は中厚手のなかでも薄いタイプでなので、蒸し暑い夏でも一枚で涼しく行動できそうです。
 
そして、はいてみた感想は「軽い!」の一言。生地の軽さに抜群のストレッチ性が相まって、動きやすさは特筆に値します。
 
石井スポーツオンラインストアで見る
 

②<ミレー>モンテローザ パンツ ネオ

ミレー
撮影:筆者(カラー:サファイア)
【メンズ】
¥14,300/サイズ:XS〜XL/カラー:3色
【ウィメンズ】
¥14300/サイズ:XS〜L/カラー:3色
細身でスッキリしたシルエットの3シーズン用パンツは何本も見てきましたが、厚手の生地で細身のテーパードシルエットはなかなかお目にかかれません。

機能と見栄えも重要視したい方、特に女性などにおすすめです。
有岡さん
有岡さん

ウエストサイズの調整も得意分野

ミレー
撮影:筆者
ウエストにはストレッチバンドが入っているので、幅広い体型に対応。さらに内側にはサイズ調整用の紐が付いています。
 
ミレー
撮影:筆者
ヒップの右手側にはファスナーポケットをデザイン。財布や手ぬぐいの収納に便利です。
モンテローザ パンツ ネオは既存の「モンテローザ パンツ」のモデルチェンジではなく、完全新作。

定番のモンテローザ パンツも同時に展開しているので、テーパードとストレート、お好みのシルエットを選べます(モンテローザ パンツがストレートシルエット)。モデルを間違えないように注意しましょう。
有岡さん
有岡さん

大きなパイルでほのかに暖かい

ミレー
撮影:筆者(裏地)
今回紹介するトレッキングパンツのなかで、もっとも凹凸が大きいパイル(繊維を丸くループ状に織ったもの)の裏地。秋冬にぴったりな適度な保温性を提供してくれます。

重さとは裏腹のスッキリ快適なはき心地

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撮影:筆者/(日本)Lサイズ/(EU)Mサイズ
秋冬シーズン用の厚手モデル。持つと生地の重さが手に伝わりますが、はいてみると気になるような重量は感じません。
 
逆にストレッチ性のおかげでは動きやすさは良好。足首に向かってテーパードするシルエットがきれいで、余分なシワが少ない点もGOOD!
 
石井スポーツオンラインストアで見る

③<アークテリクス>ガンマ AR パンツ

アークテリクス
撮影:筆者(カラー:グリッチ)
【メンズ】
¥26,400/サイズ:28〜36/カラー:3色
【ウィメンズ】
¥25,300/サイズ:0〜6/カラー:1色
強力な耐久撥水(DWR)加工の厚手生地で、耐久性、防風性に優れ、さまざまなアクティビティに対応する、まさに“頑丈”という言葉が似合うソフトシェルパンツです。

二重織の内側は、ムレによるべたつきに対策する透湿機能もあり、天候や下に合わせるタイツ次第で、このパンツがあればどこにでも行けてしまうと思います。
有岡さん
有岡さん

使い心地を考えて作り込まれたディテールがスゴイ

アークテリクス 撮影:筆者
縫い目からの浸水を防ぐためにをヒップと膝周りのつなぎ目にシームテープが貼られています。なかなか見かけない珍しい特長です。
 
アークテリクス
撮影:筆者
裾には足元のバタつきを抑えるためのドローコードと、シューレースにひっかけてずり上がりを防ぐフックを装備。
裾にさまざまな機能が付いているので、パンツの裾直しをするときはご注意を。サイズがインチ表記なのとやや大きめなので、選ぶ際は気をつけてください。
有岡さん
有岡さん

密度の高い織り方でプロテクション能力に優れる

アークテリクス
撮影:筆者(裏地)
表地と同様に裏地のパイルもとても密に織られており、耐久性や防風性の高さを目視できます。

張りのある丈夫な生地で頼になる1本

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撮影:筆者(サイズ32)
高い耐久性が特長のソフトシェルパンツ。触れると硬いと感じる生地も足を入れると気になりません。それは、膝部分の立体裁断や股下のガセットが動きやすさを高めてくれているから。
 
生地が丈夫であるがゆえに安心感が高く、本格的な登りが始まる前のアプローチならオーバーパンツの出番はないでしょう。

狙い目は中厚手から厚手のモデル!

トレッキングパンツ
撮影:筆者
秋冬になると裏地が起毛するトレッキングパンツも各社のラインナップに加わりますが、「登山で使うと逆に保温性が高すぎて行動中は暑くなってしまいます」と有岡さんは言います。
生地が中厚手以上のパンツを選んで、寒いときは下にタイツを合わせるのがおすすめです。さらに寒がりな方は、保温性は高いですが通気性のあるフリースパンツを選ぶのもありですね。
有岡さん
有岡さん


今回教えてもらったアイテムを参考にして、お気に入りの1本を見つけてください!

取材協力:石井スポーツ登山本店

石井スポーツ
提供:石井スポーツ
住所:東京都千代田区神田神保町1-6-1 タキイ東京ビル2F
電話:03-3295-0622
営業時間:10時~20時
アクセス:東京メトロ半蔵門線ほか神保町駅A5出口から徒歩2分

 
石井スポーツ 登山本店
 

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トレッキングパンツ
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吉澤英晃

群馬県出身。大学時代に所属した探検部で登山を開始。以降、沢登り、クライミング、雪山、アイスクライミング、山スキーなど、オールジャンルで山を楽しむ。登山用品の営業職を経て、現在はフリーの編集・ライターとして活動中。

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