ただの山バッチじゃない⁉︎ 13棟の山小屋でしか買えない真鍮バッジが激アツなんです

2021/08/05 更新

登頂記念や自分へのご褒美に山バッジを集めている方に朗報です。普段のコーディネートにもぴったりの真鍮製の山バッジをご存知でしょうか。mauve(モーヴ)の山バッジは13棟の山小屋でしか入手できないオリジナル山バッジです。今回は作家さんへのインタビューで作品に込められた想いを紐解きながら、注目の山バッジ、さらには山アクセサリーに迫ります!

ついつい欲しくなる山バッジ。

みなさん、山バッジはお好きですか?

山小屋でしか購入できない山バッジは、登頂の記念や自分へのご褒美としてつい買ってしまうアイテムです。さらには収集欲も刺激して、ついコレクションしてしまっている方も多いかもしれません。

山バッジのといえばシルバーに山の名前や標高、その山で象徴的な植物や景観が描かれたものが主流です……しかし、とあるおしゃれすぎるバッチを発見!

あれま〜!三日月に野鳥が留まっているバッジなんて初めて見ました。素敵すぎます!
この趣ある山バッチシリーズは、その名もmauve(モーヴ)

アウトドアのみならず、普段のコーディネートにも取り入れたくなってしまう絶妙なデザイン。素材は真鍮で、独特の落ち着きある色合いにすっかり心奪われてしまいました。さらにすべての山小屋で販売されているわけではなく、13棟の限られた場所でしか販売されていないというレア度も胸アツです。

それに、バッチの箱までおしゃれ。

山の等高線がデザインされたボックスは箱工房のAkane BonBonさんに発注して作っているそうです。
通常の山バッジが500円前後に対して、mauveのバッジは1,000〜1,500円と高めですが……

このデザインと素材、さらに箱までの徹底したこだわりに納得のひと言。むしろマニアとしては「こんなに素敵なバッチを生み出してくれて、ありがとうございます」と感謝の気持ちしかありません。

mauveのバッチ、どんな人が作ってるの?

mauveの公式サイトにはこんな言葉があります。

山に登り、自然の雄大さ
植物のたくましさに
心が震えた。

岩を攀じり(よじり)、
そこに咲く花があること
深い自然の美しさに
目を奪われた。

そんな山々の
風景を切り取り、
幸せを感じながら
日々制作しています。

出典:mauve/about
山を愛する誰しもが経験のある感覚が、美しい言葉で綴られていました。こんな想いを抱きながら日々山バッジを作成していらっしゃるのは、ジュエリー作家の山本葵さんです。

出典:mauve/about
素敵な作品を生み出す創造主の山本さんは、一体どんな方なのでしょうか。そこで今回は山本さんに突撃取材をしてみました。

バッジ作りは、私らしい山との関わり方

出典:mauve/Facebook(現地を視察して、デザインをおこしてから型を作る)
山本葵さんは登山歴10年のジュエリー作家さんです。山バッジを本格的に作るようになってから、自分でも山に登れるようにと山岳会に入会。アルパイン系の山岳会だったこともあり、その後クライミングの魅力にも目覚めたそうです。

──山バッジを作ろうと思ったきっかけは、何だったのでしょうか?
山本さん
飯縄山に登ってから、どんどん山にハマっていきました。そこで初めて山バッジを集めるという登山者の文化を知り、これなら私の経験を活かせるかもしれないと山バッジを作り始めたんです。

それまでジュエリーの制作をしていたので、加工的には何も問題なく進められました。


──作り始めたばかりの時は、どのように販売していたのでしょうか?
山本さん
元々は松本のクラフトフェアで勝手に山のバッジを販売していたんです(笑)。そこで知り合いの山岳フォーラムの実行委員長が目に留めてくれて、「山岳フォーラムの記念バッジを作ってくれないか」とお話しくださったのが大きな転換点でした。

さらに山岳フォーラムで展示していると、穂高岳山荘の支配人が目に留めてくださり、そこで初めてオリジナルバッチ作成の依頼をいただいたんです。

その後口コミが広がり、現在は北アルプスを中心に13棟の山小屋さんから依頼を受けています。


──偶然の出会いが出会いを呼び、広がっていったのですね。
山本さん
そうですね。「山バッジを作りたい!」と口に出し始めてからわりと早く実現したので、周りの人たちからは引きが強いと言われました。言ってすぐに行動したのが良かったのかもしれませんね。


──まさに行動力の塊! 山バッジの制作を通じて、大切にしていることは何ですか?
山本さん
置いているときのバランスと、身に付けたときのバランス。そして小さなものの中にある物語性です。普段でも、おしゃれなブローチとして身に付けたくなるものを意識して作っています。


──おっしゃる通り、毎日コーディネートに取り入れたくなってしまいます。mauveの山バッジは山小屋以外で入手することはできるのでしょうか?
山本さん
基本的には山小屋のみでの販売となっています。山荘によってはオンラインで販売しているところもありますが、現地でしか手に入らないことが多いですね。

限られた山小屋で販売!難易度別に5つのバッチをピックアップ

その名の通り「現地での入手が基本」なmauveの山バッジ。眺めれば眺めるほど手に取って見てみたくなるのが不思議です。

ならば実際に山小屋まで買いにいきましょう。ゲットできる難易度別(※山行に要する時間や難易度)に5つのバッチをピックアップしてみましたよ。

山本さんのオススメポイントも必見です!

難易度①|徳沢ロッヂ「ルリビタキの親子」

出典:mauve公式
山本さん:上高地に生息する野鳥・ルリビタキをモチーフにしたバッジです。雛が親鳥の後ろをちょこちょこついていく様子を表現したく、鎖で繋いでみました。歩くと雛がちょこちょこと揺れるのがポイントです。

難易度②|槍平小屋「クルマユリ」

山本さん:橙赤色の美しいクルマユリをモチーフに制作しました。平面的なバッジよりも立体的だとおもしろいかもと思いこの形に。バッジの他にキーホルダーもあります。

難易度③|常念小屋「ウスユキソウ」

出典:mauve公式
山本さん:下界ではブローチとしてワンピースやシャツにつけていただけるようなデザイン。よく見ると0,2ミリくらいの厚みの差があるんです。
置いてある時とつけている時のバランスが異なるので、それぞれで楽しんでもらえればと思います。

難易度④|蝶ヶ岳ヒュッテ「蝶の漢字」

山本さん:蝶ヶ岳という名前から、漢字一文字をデザインしました。文字の所々に小さな蝶を散りばめています。

難易度⑤|穂高岳

山本さん:穂高岳は全部で4種類あり、うち2つはオンラインでも購入できます。現地でしか買えないのはジャンダルムと涸沢岳からみる穂高岳山荘のバッジです。穂高岳山荘は初めてバッジを発注してくださった場所。また初めて山荘に置いていただいたものなので、個人的にも思い入れがあります。

バッジだけじゃない。山アクセサリーにも心揺さぶられる

そして山バッジ以外にも、普段から身につけやすい山モチーフのリングやネックレスも制作しているという山本さん。あなたの琴線に触れる作品を見つけてみてくださいね。

槍ヶ岳と雷鳥や懸垂下降するくまなどの可愛らしいデザインも。

これから紹介するアイテムはHPから購入可能です! (一部、売り切れアイテムもあります)

①槍ヶ岳と雷鳥のリング

槍ヶ岳のシルエットと北アルプスの象徴的な雷鳥を組み合わせたリングです。指を眺めながら稜線に思いを馳せられる唯一無二のデザインに、街中でも気分はすっかり山へ。

②8の字リング

クライミング好きにはたまらないロープワークをデザインしたリングです。八の字結びデザインはシンプルながら演技も良くペアリングとしてもぴったり。

クライミング好きなカップルにぜひつけてもらいたいアクセサリーですね。

③【今後の新作予定!】岩モチーフのアクセサリー

岩の漢字一文字という斬新なデザイン。ピアスやネックレスなど、アクセサリーにする予定とのことです。岩場やロッククライミングが好きな方はぜひチェックしたい一品。小さいのでアウトドア中にも安心して着用できそうです。

お気に入りの山バッジ&アクセサリーで日常も山時間へ!

眺めているだけでも心が躍るようなmauveのアクセサリーたち。コロナ渦で思うように登山に行けない……という人にとっても、日常と山時間を繋げてくれる嬉しいアイテムかもしれませんね。

お気に入りの山アクセサリーで気持ちを高めたり、気になる山バッジをゲットするために次の登山計画を立てたり。またひとつ山の楽しみ方が増えるかも!
すでに売り切れ続出とのことですので、気になるアイテムがあれば善は急げ、です。

mauveのインスタグラムでは、新作情報も発信しています。ぜひチェックしてみてくださいね。

mauve/公式サイトmauve/Instagram

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大城 実結

街を抜け出して、バックパックとともに野山を駆け回るタイプのライター。ライフワークは静かな焚き火とひとり酒。

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