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モンベルの新作寝袋『シームレスダウンハガー』を、早速テストしてみました!(2ページ目)

偏りよりも、フワフワが増えた感じがします!

ダウンハガー 実際に使った例

撮影:PONCHO

隔壁がない。その、これまでの寝袋との違いは、実際に寝てみてもわかりませんでした。

ただこの寝袋、快適温度が8℃に設定された#5ですが、私が所有しているダウンハガーの#3くらいのロフト高、包まれ感を得られました。

スパイダーヤーンがダウンを捕まえて、逃がしていないからか、背中まわりのフワフワ感か高くなっているように感じます。

ストレッチシステムは内側に採用されています!

ストレッチシステム

撮影:PONCHO

モンベルの寝袋の代名詞といえるストレッチシステム。『シームレスダウンハガー』シリーズでは、身体に接する内側がストレッチする仕様です。とはいえ表地も斜め方向に伸びる素材なので、写真のように膝を曲げることができます。

さらに伸びるだけでなく、より身体に密着することで、寝袋と身体の隙間を埋めて保温力を高めくれています。寝袋内側の冷たい部分が、すぐになくなることで、その効果を感じられました。

寝袋自体の性能もアップしています!

左:シームレスドライの#3 右:シームレス#5

撮影:PONCHO

写真左は「シームレスドライの#3」、右は「シームレス#5」。どちらにも共通していえるのは、寝袋自体の性能が大幅にアップしています。

頭部を包むフードは、番手以上のフワフワ感があるので、アジャスターコードを引くと、コレまで以上に隙間なく顔まわりを包み込みます。

また寝袋本体脇に備わったジッパーは、寝袋内で動いても勝手に開かないオートロックジッパーとメーカーは解説していますが、それよりも開閉がスムーズで、生地を噛むようなことがまったくなかったことに驚きました。ストレスなく眠りにつけるのは、本当にありがたいです。

長く使うとわかるのが、シームレスの本当のよさかも

シームレスダウンハガーで寝る人

撮影:PONCHO

今回は1日、寝袋に包まっただけなので確認できていませんが、この『シームレスダウンハガー』シリーズの本当のよさは、寒冷期の長期の山行で、呼気や身体から放出された湿気によってダウンのロフトが失われるような状況でこそ、よくわかるように思いました。

「シームレス ドライ」は防水透湿性素材をシェルに使用しているので、そもそも濡れや湿気に強いですが、それでも長期間の山行では、ダウンがドライさを保てないこともあるでしょう。

シームレスダウンハガー

撮影:PONCHO

フード、首回り、そしてつま先のフットボックスは、ダウンが湿気ってロフトを失い、冷えを感じやすい部分です。

でも隔壁がなく、ボックスで隔たれていないこのシームレスダウンハガーなら、寝袋をバサバサっと振って、湿気ったダウンとドライなダウンを入れ替えて、温かさを戻すことができるかもしれません。

長期間使って、例えばつま先のボックス内のダウンが劣化してペラペラになって保温力を失う・・・なんてことも防げそうです。一部のダウンだけを劣化させずに済むので、耐久性のアップにも期待してしまいます。

左:シームレスダウンハガー900#5 右:シームレスダウンハガー900#3

撮影:PONCHO

同じ対応温度域の寝袋と比較すると軽く、より保温力を維持できる『シームレスダウンハガー』シリーズ。

寒がり、冷え性なハイカーはもちろん、シングルウォールテントで軽量化したものの結露が心配というハイカーにも、そしてそろそろ寝袋を買い替えようかなぁと考えているなら、他に類を見ないシステムを採用した、世界初のシームレスダウン寝袋は、検討の価値、間違いなく大です!

シームレスダウンハガーの詳細はこちらそれでは、よい山旅を!

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