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アイスキャンディって…?

アイスキャンディといっても、夏に食べる、あの冷たいスイーツではありませんよ。むしろ冬の風物詩なのです。

しかしこの巨大な氷の塊。どうした経緯で生まれ、どのように使われているのでしょうか。
今回はアイスキャンディが生まれた背景や、そこで体験できる様々なイベントなど、「アイスキャンディ」について詳しく紹介していきます。
アイスキャンディの始まりは「事故が絶えなかった天然氷瀑」


当然、これら天然の氷瀑はその年の寒さなどによって規模や氷の状態が変化するもの。アイスクライミング中の事故やトラブルも絶えませんでした。
アイスクライミングを安全に体験できる人工氷瀑を…

▼アイスキャンディの誕生秘話についてはこちらの記事に詳しく書かれています

アイスキャンディでは「アイスクライミングの基礎」が学べます

その象徴ともいえるのが毎年1回開催されている「アイスキャンディフェスティバル」。多くの山岳メーカーや企業が協賛して、アイスクライミングや雪山登山を安全に楽しむための体験イベントを実施しています。
初心者でも体験できるの…?

「初心者体験会」では小屋番によるビレイ(安全確保)でのアイスクライミング体験、「鉱泉道場」ではプロの山岳ガイドのアドバイスを受けながら、安全にアイスキャンディにチャレンジすることができます。

SNSでも色々な情報が配信されているので、気になる人はぜひチェックしてみてください。
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では、実際にアイスキャンディに行ってみよう!
アイスキャンディがどんな物が分かったところで、実際にアイスキャンディに出かけてみましょう。登山口である美濃戸口までのアクセス方法や、そこからアイスキャンディのある赤岳鉱泉までの道のりを詳しくご案内します。
最寄り駅の茅野駅~美濃戸口まで

公共交通機関を利用する場合は、JR中央線特急も停車する茅野駅からアルピコ交通の美濃戸口線で38分(ただし土・日・祝日のみの運行)で到着。運賃は片道1,000円(2020年12月現在)です。
自家用車の場合は、中央高速道路・諏訪南インターから約20分弱。美濃戸口にある八ヶ岳山荘で駐車料金(1日/500円)を支払い、ステッカーにもなっている日付を書いた駐車券をダッシュボードに置いて、隣接する駐車場に停めましょう。
美濃戸口〜美濃戸(約3km /歩行約1時間)

路面が凍結して、カーブやアップダウンもあるため、「四輪駆動・スタッドレスタイヤ装着・チェーン装着」の車でないと進入できません。この条件を満たした車でない場合や、凍結した道での運転が不慣れな場合は、美濃戸口から歩く必要があります。
凍結による転倒を防ぐため、チェーンスパイクアイゼンを装着して歩きましょう。

※写真の両サイドにある矢印を押すか、横にスワイプすると写真が変わります。
(1)凍結したカーブを下ります
(2)橋を渡り対岸の斜面をジグザグに登り返します
(3)しばらくは平坦でまっすぐな林道が続きます
(4)カーブが増えて来たら美濃戸まであと少し
(5)やまのこ村・赤岳山荘を通過すると美濃戸駐車場(無雪期も一般車はここまで)
美濃戸〜赤岳鉱泉(約3.6km /歩行約2時間)
美濃戸からしばらくは、未舗装の林道が続きます。堰堤広場から先は樹林帯の中の登山道。並行して流れる北沢の流れに沿って、階段・橋・桟道なども随所に設けられています。これらもアイスキャンディを建設する赤岳鉱泉・行者小屋の小屋番の皆様による登山道整備の結晶です。※写真の両サイドにある矢印を押すか、横にスワイプすると写真が変わります。
(6)北沢・南沢の分岐を北沢方面に進みます
(7)針葉樹林の中の林道を歩きます
(8)堰堤広場からは林道から登山道に変わります
(9)登山道には随所に階段・橋・桟道が設置されています
(10)横岳の岩壁が近づいて来ると赤岳鉱泉まであと少し
最後に…知っておきたいアイスクライミングの基礎知識

天然の氷瀑を登攀する場合と、アイスキャンディを登攀する場合では、必要な装備・技術はまた異なってきますが、基本だけ最後に少し紹介しておきますね。

他にも、天然の氷瀑ではロープの支点とするアイススクリューやクイックドロー(ヌンチャク)と呼ばれる登攀器具なども必要となります。また、準備する前に必ず正しく使いこなす知識も必ず勉強しておきましょう。
ここでは、八ヶ岳・南沢大滝でのアイスクライミングの様子を写真でご紹介します。クライマーは石井スポーツ登山学校校長・天野和明ガイドです。
※写真の両サイドにある矢印を押すか、横にスワイプすると写真が変わります。
(1)アイススクリューを氷にしっかりねじ込んで固定します
(2)カラビナをスクリューに掛け、ロープをセットします
(3)アイスアックスとアイゼンを使って氷瀑を登攀します
(4)ある程度まで登ったら、アイススクリューで新たな支点を作りクイックドローでロープと連結します
(5)支点とロープの間隔が広い時はソウンスリングとクイックドローでロープと連結することもあります
アイスキャンディも、きちんとしたスキルを持った経験者やプロガイド同伴でチャレンジする必要があります。
また、アイスキャンディ独自の登攀ルールも。こちらの記事にも詳しくまとめてあるので是非ご覧ください。
新しい冬山の楽しみを…

取材協力:赤岳鉱泉・行者小屋 柳沢太貴さん

赤岳鉱泉・行者小屋|ホームページ
氷瀑ガイド・アイスクライミング実演:天野和明ガイド

石井スポーツ登山学校|ホームページ