特徴を知って選ぼう!モバイルバッテリーの選び方

外出時にスマホを充電できるモバイルバッテリーは、今やスマホユーザーにとってなくてはならないものになっています。数多くのモバイルバッテリーが店頭に並んでいますが、容量や性能は実に様々でどれを買おうか迷うことも多いのではないでしょうか?モバイルバッテリーの選び方について知ることで、自分の使い方にぴったりのものを見つけることができます。
選び方その① 容量に注目!

モバイルバッテリーの容量は、mAh(ミリアンペアアワー)の単位が使用されており、数値が大きいほど容量も大きいことを表します。そして、容量が大きければ大きいほど、スマホを何回も充電することができます。スマホの内臓バッテリーも同様の単位を使って容量を表しているため、両者を比較することで何回フルに充電が可能かが分かります。
このとき注意しなければならないのは、モバイルバッテリーに表記されている容量分を丸々使えるわけではないということ。モバイルバッテリーに使われている電池の性質上、スマホに充電する際に電圧変換が行われ、ロスが発生するからです。製品によってロスの割合は違いますが、品質の良いバッテリーでも2、3割程度のロスがあります。例えば、5,000mAhのモバイルバッテリーは実際には3,500mAh程度となり、容量2,500mAhのスマホにフル充電できるのは1回だけとなります。
【充電回数の比較表】
3,000mAh | 5,000mAh | 10,000mAh | |
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iPhone 15 | 0.6回 | 1回 | 2回 |
Xperia X | 0.8回 | 1.36回 | 2.72回 |
Google Pixel 8 | 0.45回 | 0.75回 | 1.5回 |
Galaxy S24 | 0.5回 | 0.87回 | 1.75回 |
選び方その② 重さと薄さに注目!

モバイルバッテリーは容量が大きいものほど本体重量が重くなります。例えば、Anker社の容量10,000mAhのとある製品は180gですが、倍の20,000mAh製品は370gと比例して重くなっています。また、100gを切るものや薄型で鞄などに収納しやすい形状のものもあり、製品によって実に様々。そこで、日常生活では容量が小さく軽いものを使い、アウトドアや登山など屋外で過ごすときには大容量のものを使うというように、用途に合わせて使い分けると便利です。
選び方その③ 充電の速度に注目!

充電速度は電流「A(アンペア)」や電圧「V(ボルト)」の値が大きいほど早くなり、「5V/2.4A」というような形で表記されています。スマホを充電するとき、充電速度の決め手となるのはモバイルバッテリーの「出力」項目。一方、モバイルバッテリー自体を充電するときに決めてとなるのは「入力」項目です。一般的に、5V/2A以上であれば快適に使用することができます。
また、近年では高速充電器規格「Quick Charge」や「Power Delivery」を搭載したモバイルバッテリーも登場しており、さらに速く充電することが可能です。なお、これらを利用するにはスマホ側も対応していなければなりません。
密かに人気!?コンセント付きモバイルバッテリーのおすすめ2選

スマホの充電をして、モバイルバッテリーの充電もして、ケーブルを用意して、と毎日管理するのが煩わしい!とお嘆きの人に朗報です!実は、スマホの充電器にもモバイルバッテリーにもなる1つ2役モデルがあるんです!
1つで2役!コンセント付きモバイルバッテリーの特徴
スマホの充電器にモバイルバッテリーが搭載されたと考えると分かりやすいかもしれません。屋内ではスマホを充電する充電器として、屋外ではモバイルバッテリーに変身するという、1つ2役の製品です。モバイルバッテリーとスマホを別々に充電する必要がなく、屋内で電源に繋いだときに、USB端子に繋いだスマホを先に充電し、次に内臓モバイルバッテリーを充電してくれます。出張などで荷物を少なくしたいときにはとても便利なアイテムです。
どんな人におすすめ?
これ一つあればAC充電器とモバイルバッテリーの両方の役割を果たしてくれるため、充電して準備する手間や管理もラクチン!そのため、次のような人におすすめです。
・充電器とスマホを別々に充電するのが面倒な人
・スマホだけでなくPCでも使用したい人
・コンセントを使える場所での使用が多い人
・出張が多く、荷物をなるべく少なくしたい人
Anker PowerCore Fusion 5000
容量 | 5000mAh |
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サイズ | 約72×70×31mm |
重量 | 約189g |
ポート数 | USB Type-A:2 |
Anker独自の技術でスピード充電
同時に2台のスマホやタブレット、ゲーム機などUSB機器に充電可能なコンセント付きモバイルバッテリー。Quick Chargeは非対応ですが、Anker独自技術のPowerIQとVoltageBoostによって急速充電ができます。iPhone7なら2回、その他スマホを1回フル充電できます。
エレコム AC充電器一体モバイルバッテリー
容量 | 5000mAh |
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サイズ | 約81×34×71mm |
重量 | 約175g |
ポート数 | USB Type-A:2 |
接続機器を自動で見分けるお任せ充電対応
モバイルバッテリーとしてスマートフォンを約1.6回充電可能。本体への充電は約2時間10分で完了します。充電池には約500回使用可能な充電式リチウムイオン電池を使用。
高性能ICが接続機器を自動で見分け、最適な出力で最速に充電できる“おまかせ充電”に対応しています。
速度重視!急速充電可能なモバイルバッテリーのおすすめ3選

スマホの電池が減ってきたからそろそろ充電したいけど、何時間も時間がかかるのはちょっと・・・という人は多いですよね。よくスマホを使うからこそ、できるだけ早く充電を終わらせたいと思うもの。ここでは、急速充電が可能なモデルについて紹介します。
Quick Charge(クイックチャージ)って?急速充電できるモバイルバッテリーの特徴
Quick ChargeとはQualcomm社が開発した急速充電規格のこと。いくつかのバージョンがあり、3.0では電池残量が0%から80%まで約35分という高速での充電が可能です。Quick Chargeを使用するにはスマホ側もこの規格の同じバージョンに対応していなければなりませんが、多くのAndroidスマホがQuick Chargeに対応しており、たとえ古いバージョンの2.0対応であっても3.0対応充電器が2.0に合わせて充電してくれます。
またiPhoneなどは、Power Delivery(パワーデリバリー)という急速充電規格に対応しています。
どんな人におすすめ?
10,000mAh以上の大容量を備えたモデルが多く、急速充電ができることから、普段からモバイル端末をよく使うヘビーユーザーに最適です。特に以下のような人におすすめ!
・とにかく速く充電を終えたい人
・ポケモンGOなど電池消費が激しいアプリなどの使用頻度が高い人
・スマホやタブレットを長時間使用する人
・Switchなどゲーム機にも使用したい人
Anker Anker Power Bank (10000mAh, 30W)
容量 | 10000mAh |
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サイズ | 約99×52×26ⅿm |
重量 | 約220g |
ポート数 | USB Type-A:1 USB Type-C:2 |
iPhone15シリーズも急速充電可能
スマートフォンに加えてタブレットやMacBook Airなどにも充電可能な、最大30Wの高出力モデル。USB PDに対応し、iPhone 15シリーズやGalaxy S23シリーズも急速充電できます。高性能ながらコンパクトで、持ち運びの邪魔にもなりません。
PHILIPS モバイルバッテリー DLP7721C
容量 | 20000mAh |
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サイズ | 140×69×28mm |
重量 | 約400g |
ポート数 | USB Type-A:2 USB Type-C:1 |
パワーデリバリーとクイックチャージの両方に対応
Power Delivery3.0、Quick Charge3.0の双方に対応。大容量20000mAhで3台同時に充電可能なので、これ一つあれば旅行や出張時にも活躍します。過充電や過電圧から守る機能も備わっており、安心して使えるモデルです。
アイリスオーヤマ モバイルバッテリー 急速充電 20000mAh
容量 | 20000mAh |
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サイズ | 155×63×23mm |
重量 | 360g |
ポート数 | USB Type-A:2 USB Type-C:1 |
USB PDとQC3.0に準拠した大容量モデル
USB Power DeliveryとQuick Charge3.0に準拠。スマートフォンをはじめ、タブレットやワイヤレスイヤホン、ハンディファンなど、あらゆるデバイスが充電できます。2台同時充電も可能で、電子機器の利用頻度が高い人や旅行時に心強い一台です。
安心して持ち運べる!大容量のモバイルバッテリーのおすすめ3選

実に様々な容量のモバイルバッテリーが販売されていますが、容量が大きくなれば比例して値段も上がっていくものです。しかし、大容量という点だけに目を向けるならば、大容量でQuick Chargeなど急速充電搭載のものよりも低価格で手に入れることができます。ここではそういった大容量のモデルについて紹介します。
何度も充電できる!大容量モバイルバッテリーの特徴
10,000mAhや20,000mAhの大容量モデルもあります。大容量モデルは複数のUSBポートを備え、大容量ゆえに何回もスマホやタブレットなどモバイル端末をフル充電することができるのが特徴です。屋外で長時間機器を使用するようなシーンで重宝します。Quick Chargeなどの急速充電規格にこだわらなければ、より低価格帯でラインナップされているのもポイント。10,000mAh以上のものを選ぶのがおすすめです。
どんな人におすすめ?
何回も機器をフル充電ができる大容量モデルは、電源のないところへ長時間赴くときにとても便利です。また、複数の機器へ同時にそれぞれフル充電できる能力があることから、次のようなユーザーに向いています。
・長期間の登山・アウトドア・旅行に行く人
・複数のスマホやBluetoothのイヤフォンなどをまとめて充電したい人
・重さはそんなに気にしない人
Anker Anker PowerCore 10000
容量 | 10000mAh |
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サイズ | 約92×60×22mm |
重量 | 約180g |
ポート数 | USB Type-A:1 |
クレジットカードサイズで大容量
本体サイズがクレジットカードサイズと非常にコンパクトな大容量モバイルバッテリーです。Quick Chargeは搭載されていませんが、Anker社独自のPowerIQとVoltageBoostによって機器に応じた最速スピードで充電されます。
cheero Power Plus 5 10000mAh
容量 | 10000mAh |
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サイズ | 約46×98×24mm |
重量 | 約205g |
ポート数 | USB Type-A:1 USB Type-C:1 |
スタイリッシュなスリムサイズ
手のひらに収まるコンパクトでスッキリしたデザインなのに10,000mAhと大容量!USBポートを2つ備え、合計最大18Wのハイパワー出力で素早い充電が期待できます。PD対応のアダプタを使用すれば、本体もわずか3時間でフル充電可能。
Anker Anker Power Bank (20000mAh, 15W)
容量 | 20000mAh |
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サイズ | 約163×81×24mm |
重量 | 約475g |
ポート数 | USB Type-A:1 USB Type-C:1 |
大容量ながら持ち運びやすいデザイン
iPhone14を約4回充電できる20000mAhの大容量モバイルバッテリー。カバンに収納しやすいコンパクトな薄型デザインです。イヤホンをはじめとする小型機器の充電に便利な、低電流モードも搭載。
重くなるのはイヤ!軽量&薄型のモバイルバッテリーのおすすめ3選

スマホと一緒に外出時にちょっと持ち歩くだけだから、できるだけ軽いのがいいという場合もありますよね。ちょっと出かけるだけなのに大容量で重たいものを持って行っても錘になるだけ。ここでは、軽量で薄型に焦点を絞ったモデルについて紹介します!
持ち運びやすい!軽量&薄型モバイルバッテリーの特徴
軽量で薄型のモバイルバッテリーは、スマホに重ねて充電しながらスマホを操作できることや、服のポケットや薄型・小型バッグのポケットに収納しやすいという利点があります。薄型であるという以外に、選ぶ際には重量と容量もチェックしましょう。容量は5,000mAhを基準に考えるとベスト。たいていのスマホを1回フル充電できてお釣りがくる容量となるからです。また、充電速度もこだわる場合は、5V/2Aを目安にするとよいでしょう。
どんな人におすすめ?
軽量で薄型という点を重視した設計のため、そのメリットが役立つシーンで大きな活躍をしてくれます。例えば、日常生活でモバイルバッテリーを使って充電することは稀でも、ゼロではないから一応予備で持っておきたいなどの使い方では、大容量を持ち歩くよりできるだけ軽くてコンパクトなものの方がベストとなります。次のような人は参考にしてみてください。
・普段は使わないけれど、いざという時のために持ち歩きたい人
・1回分充電できれば十分な人
・コンパクトに持ち運びたい人
cheero cheero Pocheri 5000mAh
容量 | 5000Ah |
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サイズ | 約80×38×27mm |
重量 | 約104g |
ポート数 | USB Type-A:1 USB Type-C:1 |
オシャレなカラーのコンパクトモデル
小型でスタイリッシュなデザインのモバイルバッテリー。104gと軽量でコンパクトに収納できる上に、2台同時充電も可能です。日本の検査基準をクリアしているので安全性も◎。出力は9V/2A、2台同時の時は5V/3Aとなります。
Anker Anker PowerCore 5000
容量 | 5000mAh |
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サイズ | 約108×33×33mm |
重量 | 約134g |
ポート数 | USB Type-A:1 |
フル充電が可能なスティックタイプ
Anker社が出しているスティック状のモバイルバッテリーです。コンパクトサイズながら大型スマートフォンでもフル充電が可能。Anker独自のPowerIQ搭載で、機器に適した最大スピードで充電されます。出力は最大2A。3段階の残量表示機能も搭載されています。
cheero Slim 5000mAh IoT機器対応
容量 | 5000mAh |
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サイズ | 約122×62×10mm |
重量 | 約130g |
ポート数 | USB Type-A:1 |
厚さわずか1センチの薄型モデル
厚さわずか10mmの薄型バッテリーで、小さなバッグでもすっぽり収まります。iPhoneXを1回フル充電できる容量を備えています。
持ってるだけで気分がアガる!かわいいモバイルバッテリーのおすすめ3選

シンプルで洗練されたデザインのモバイルバッテリーもいいけど、もっと持っているだけで気分がいいような、テンションが上がるような、かわいい見た目のものが欲しい!そんなときのために、ここではキャラクターモデルやかわいいデザインのものを紹介します。
かわいいものが使いたい!
モノトーンやシンプルなデザインが多いモバイルバッテリーですが、中にはキャラクターとコラボしたものや、おもしろい形状や配色でデザインにこだわっているモデルもあります。
どんな人におすすめ?
日常でよく使うものだからこそ、見た目も重要ですよね!一見するとモバイルバッテリーと分からないユニークなものもあり、机の上のインテリアになったりしますよ!次のような人には特におすすめ。
・持ち運ぶものはデザイン第一!の人
・キャラクターが好きな人
・人と違うものが持ちたい人
cheero Power Plus Danboard 10050mAh
容量 | 10050mAh |
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サイズ | 95×62×22mm |
重量 | 約185g |
ポート数 | USB Type-A:1 USB Type-C:1 |
可愛くても頼もしい大容量
ダンボー好きにはたまらないデザインのモバイルバッテリー!カワイイ見た目で大容量。2台同時充電も可能です。急速充電にも対応で使い勝手もGOOD!
GENIAL にゃんこバッテリー スマホ充電器
容量 | 4400mAh |
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サイズ | 約90×30×790ⅿm |
重量 | 約130g |
ポート数 | USB Type-A:1 |
目を引くユニークデザイン
ユニークな猫の形をしているモバイルバッテリーで、スマートフォンを1.5~2回充電できる標準的な容量を備えていて実用性もしっかりあります。しっとりした肌触りで触りたくなる質感。残量表示機能も付いています。
エアージェイ ネコ型モバイルバッテリー
容量 | 5000mAh |
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サイズ | 95×42×42ⅿⅿ |
重量 | 130.5g |
ポート数 | USB Type-A:1 |
持ち運びやすくてカワイイ猫型モデル
持ち運びに便利な軽くて握りやすいコンパクトサイズながら、2Aのハイパワー出力でスピーディーに充電。底面は滑りにくいノンスリップシリコン付きで立て置きも可能。電源が入ると耳が白く光ってお知らせしてくれます。
モバイルバッテリー使用時に気を付けたいこと
必需品として普段からよく使うからこそ、日常の様々なシーンでトラブルや取り扱い方法についてどうすればよいのかわからないといった疑問点が出てくるものです。ここでは、飛行機への持ち込みや充電時のトラブル、長持ちさせるコツについて紹介します!
注意その① 飛行機への持ち込み

スマホやタブレットをよく使う人にとってモバイルバッテリーは手放せないアイテムです。普段、鞄やポケットに入れて携帯していますが、旅行や出張など飛行機を利用するシーンではそのモバイルバッテリーをどうしているでしょうか?実は明確な規則が定められているんです!
【預け入れ】:禁止
モバイルバッテリーに使用されている充電池の大半はリチウムイオン電池であり、衝撃や温度といった強い外的要因が加わったときに発火や爆発する可能性を孕んでいます。手荷物を預け入れるとその荷物は貨物室へ積み込まれますが、積み込みの際に手荷物よりも衝撃を受けやすいことや、貨物室内の気温や気圧などの環境が客室よりも悪条件であることから、モバイルバッテリーの預け入れは禁止となっています。
【持ち込み】:条件付きでOK(大半のものは持ち込み可)
モバイルバッテリーをはじめ、ノートPCからスマホに至るまで、リチウムイオン電池が使用されている機器は、1つのリチウムイオンバッテリーの容量が100Wh以下であれば個数制限なしで持ち込みが可能です。また、100Wh以上160Wh以下のものは2個まで持ち込み可能、160Wh以上は禁止となっています。
この容量は、「ワット時定格量 Wh = 定格定量 Ah × 電圧V(大半が3.7V)」で計算でき、例えば、大容量20,000mAhのモバイルバッテリーでは、20,000mAh=20Ah×3.7Vという式になり、74Whとなります。つまり、大半のモバイルバッテリーは持ち込みができるというわけです。
注意その② 充電トラブル

モバイルバッテリーを使ってスマホを充電しようとしても充電ランプが点灯せず充電が始まらないときや、充電がやけに遅いなと感じるときには不具合が発生している可能性があります。基本的にはショップやメーカーなどで見てもらうのがベストですが、自分でもすぐに確認できることがあります。
【充電が遅い・できないとき】
考えられる原因としては大きく分けて3つ。①充電ケーブルの破損、②モバイルバッテリーの寿命や故障、③スマホ本体、となります。
まず、①充電ケーブルの破損を疑います。ケーブルの断線が考えられるので、ケーブルを変えてモバイルバッテリーとスマホを繋ぎます。
変化がなければ、②モバイルバッテリーの寿命や故障を疑います。モバイルバッテリーは数百回から千数百回の充電ができる消耗品です。モバイルバッテリーを他の端末に繋いでみて充電できるか確認してみて下さい。他の端末にも充電されない場合はモバイルバッテリーに原因があります。
次に、③スマホ本体が発熱していないか確認して下さい。高温になった際に回路が損傷するのを防ぐために自動で充電を停止する機能を備えたスマホもあるので、スマホが冷えてから再度繋いでみて充電できるか確認します。これでも充電できない場合は、microUSBコネクタが破損している可能性が考えられます。ショップに持って行ってみてもらいましょう。
【充電時に発熱するとき】
モバイルバッテリーのUSBモバイル電源端子部やコードのプラグ部に金属や鉛筆の芯などの導電性のものが接触していないか、濡れた手で触ったりして液体が付着してしまっていないか、ゴミや埃が付着していないかを確認しましょう。付着している場合は速やかに取り除きましょう。
また、充電中に鞄や衣服のポケットなどの狭く密閉された空間に入れた状態でおいておくと熱がこもりやすく発熱するため、充電する際には熱がこもらない工夫が必要です。さらに、プラグ部分が熱く感じたときには、コネクタ部の接触が不安定になっていると考えられるので、使用をやめて他のコードを使いましょう。
注意その③ 長持ちさせるコツ

モバイルバッテリーは使用限度がある消耗品ではありますが、ちょっとしたことに気を配ることで長持ちさせることも可能です。性能低下や故障の原因を未然に防ぐ意味でも、次の点に気を付けて取り扱うとよいでしょう。
・過充電に注意
100%に達して充電が完了しても繋いだままにしておくと、100%に達した時点で充電から電力消費行動へと移って知らず知らずのうちに放電と充電が繰り返されてしまい、バッテリーを傷めてしまいます。充電が完了した時点で速やかにバッテリーを外すか、過充電防止の機能が付いたバッテリーを使用しましょう。
・高温の場所に置かない
モバイルバッテリーは熱に弱いので、直射日光が当たる場所や夏場の駐車した車内など高温状態が続くようなところで放置してはいけません。保管する場合は直射日光が当たらず、熱が籠らない涼しい場所を選びましょう。また、充電中はどうしても多少の発熱はあるものなので、その熱が籠らないような状態で充電をする必要があります。他にも、アルミ素材のバッテリーを使用するなどで熱によるトラブルを未然に防ぐことができます。
・しばらく使用しないときは充電して保管
長期間使用しない場合は、ある程度バッテリー残量を残した状態で保管するのがベスト。少ないまま放置してしまうと、バッテリーに大きな負荷がかかるので寿命を縮めたり性能低下を招いてしまいます。基準としては30%以上残した状態を心がけましょう。
自分に合ったモバイルバッテリーを選んで快適なデジタルライフを!

実に様々なモバイルバッテリーがありますが、自分に合ったものを選ぶことができれば、快適なデジタルライフが送れます。数種類集め、シーンに合わせて使い分けるのも良いですね。この記事を参考に、是非自分に最適なモバイルバッテリーを手に入れてみて下さい!