アイキャッチ画像撮影・加工:はらぺこworks
筑波山の下山後は、口いっぱいにハンバーガーを頬張る!

標高877mの女体山(にょたいさん)と871mの男体山(なんたいさん)の2つの山頂を持つ筑波山。万葉集にもその名を刻む信仰の山であり、またその美しい山容を眺めれば、低山ながらも百名山に名を連ねるのも納得です。コースは全体的によく整備されていて難しいところはありませんが、ごつごつとした岩場が多く、滑りやすい場所も少なくないので要注意。
そんな筑波山下山後の「いただきます!」に、ぜひおすすめしたいのが「CAFE日升庵」。肉のパワフルさはもちろんのこと、それに負けない野菜とバンズが渾然一体となって口の中を幸せにしてくれるハンバーガーは、筑波山をリピートさせる要因になり得る存在です。関東を代表する名山に登った後に、ハンバーガーという名の頂きを頬張る……。そんなゲザン道はいかがでしょうか。
女体山、男体山の双耳峰を踏んでたどり着く、旨味たっぷりのハンバーガーへの道

コース概要
つつじヶ丘バス停~女体山~御幸ヶ原~男体山~御幸ヶ原~筑波山神社~CAFE日升庵
▼参考コースタイム:約3時間15分(休憩を除く)
▼合計距離:約5.4km
▼累積標高(上り):約548m
▼累積標高(下り):約855m
▼主な山頂:女体山877m、男体山871m
※コースタイムや累積標高などは、ヤマタイムを参考にしています。
※歩く時の注意点:全体的に岩場が多く滑りやすい箇所もありますが、初心者でも特に難しいところはありません。ただし、登山道の一部や山頂は狭いところもあります。また、季節や気候のいい土日祝日などはかなりの人出があり、さらに女体山、男体山ともに山頂が狭いため、かなり混雑し渋滞になることもしばしば。そのため山行時間は、ゆとりを持って計画することをおすすめします。
つつじヶ丘バス停近くの登山口から登り、最初のピーク女体山を目指す

つつじヶ丘のバス停近くには、食堂やお土産が買えるレストハウスと、ロープウェイの発着駅があります。バス停から歩いて2〜3分ほどのところにあるおたつ石コース登山口から、女体山へと登ります。

登山道と並走するように、ロープウェイが頭上を行き来します。ロープウェイから見る風景も魅力的ではありますが、今回そちらは利用せずに歩いて山頂を目指します。

登山口から30分もかからないほどのところには、東屋やベンチがある休憩スポットがあります。まだスタートして間もないですが、ここからの風景も見どころのひとつです。

頭上の岩が落ちそうで、恐れおののいた弁慶が7回引き返したという逸話が伝わる弁慶七戻りは、神域と現世を分ける石門と言われています。

すれ違うのが難しいほど狭い、崖の上の祠に通じる岩と岩に挟まれた道。こういった奇岩怪石を数多く見られるのも、おたつ石コースの特徴です。

海へと出る船と入ってくる船に岩の形が見えることから、出船入船と呼ばれているとか。この岩は航海の神様を祀る岩として知られています。

登山口からコースタイムでは1時間20分ほどで、女体山山頂へ到着。この先に霞ケ浦や関東平野が一望できる、絶景の展望スポットがあります。

女体山山頂のせり出した崖からは、広々とした絶景を楽しめます。土日祝日はかなりの人出があるのでぶつかったり、足を滑らせたりしないようお気を付けください。
双耳峰である筑波山のもうひとつのピーク男体山へ

女体山山頂に登ったら、次は男体山山頂を目指します。その途中、最初に現れる茶屋の脇には大きな錨が。明治時代、遠くに見える筑波山を目印に漁をしていた銚子の漁師たちが、筑波山神社への奉納品として運び上げたそうです。

女体山と男体山の中間にある御幸ヶ原にはいくつもの茶屋が建ち並び、ケーブルカーの発着駅もあります。時期やタイミングによっては、筑波山の伝承芸能である「がまの油売り」の口上を見ることができます。

双耳峰である筑波山の特徴がわかりやすい、御幸ヶ原にあるフォトスポット。登山客から一般観光客まで、多くの方々がこの場所で撮影しています。

御幸ヶ原から15分ほどで、筑波山神社の男体山御本殿に到着。目指す山頂は、本殿のすぐ裏です。

男体山山頂には展望スペースがあり、広々とした関東平野を見渡すことができます。雲のない日は、富士山の姿を見ることも。

男体山登頂後は御幸ヶ原まで戻り、ケーブルカー駅の裏手から下山します。

御幸ヶ原からは、樹林帯の中をひたすら下っていきます。途中、大きく二股に分かれた大木を発見。筑波山が神域の山であることを感じさせてくれます。

山中を流れる男女川(みなのがわ)の源流のひとつ。男体山と女体山の間を流れるこの川を詠んだ短歌は、小倉百人一首にも選ばれています。


山頂手前をしばらく歩くと現れるMINANO HUTの看板が掲げられた東屋。ここはちょうどケーブルカーがすれ違うポイントなので、タイミングが合えばぜひ見てみてください。

今回は筑波山神社に続く登山道に下山。立派な大屋根が特徴的な拝殿や迫力ある随神門など、筑波山が信仰の山であることを感じられる建物や名所が数多く境内に見られます。

筑波山神社に続く参道には、茶屋やお土産物屋、旅館などが建ち並びます。この地域の名物である福来(ふくれ)みかんを使ったお土産やメニューなどは、下山後のお楽しみのひとつです。

筑波山神社から筑波山観光案内所まで歩いてくれば、今回のもうひとつのピーク、CAFE日升庵はもうすぐです。
