COCOHELI 山岳遭難対策制度(ココヘリ) 550万円までの捜索救助を実施 入会金1,100円OFFで申込む
お気に入りのコーヒーギア

【私はコレを持っていく】気づけばいつも持ってる!“山コーヒーを楽しむ”必需品5選

険しい山道を乗り越え辿り着いた山頂でコーヒーを片手にほっと一息。山でしか味わえない特別な時間です。

その特別を”もっと特別”にするために、筆者が愛用しているギアを特徴や魅力を交えながら紹介します。

本ページはアフィリエイトプログラムを利用しています。

目次

画像:すべて筆者撮影

山で飲む一杯は格別

山で淹れたコーヒー

山頂で景色を眺めながら淹れるコーヒーは、ただの飲み物以上の存在。
「ここまで登った!」という達成感に温かい一杯が加わることで心も体も満たされます。

最近は簡単に淹れられておいしいドリップバッグもたくさん出てきましたが、私はやっぱり「挽きたてコーヒー」を山でも楽しみたい硬派?な男です。

ドリップ中のコーヒー

少しでも荷物を減らしたい登山において、これだけの道具を必要とするのは負担かもしれませんが、個人的には、山で飲むコーヒーはその負担を悠々とかき消すことのできる特別な一杯なんです。

そこで今回は、私がいつもザックに忍ばせている“山コーヒーセット”をご紹介します。
私なりの最高の一杯を抽出するため、「こだわり抜いた私のコーヒー道具」の特徴や魅力をお伝えしていきます。

これが私の定番アイテム

  1. ドリッパー
  2. コーヒーミル
  3. サーバー
  4. ケトル
  5. マグカップ

1.味わいにこだわって選んだドリッパー

シリコン製のドリッパー

まずご紹介するのは「V60 フラットドリッパー Zebrang(ゼブラン)」。
私がこのドリッパーを愛用している理由は、シンプルに“コーヒーがおいしいから”です。

実はZebrangはコーヒー器具メーカーとしても有名なHARIOのアウトドアライン。プロのバリスタも御用達のHARIOの人気ドリッパーV60をベースにしたこのドリッパーは、本家のV60と同等の味わいのコーヒーを淹れることができるんです!

これだけ美味しいコーヒーが山でも楽しめるなんて……何も言うことはありません。

収納の様子

また、アウトドア用なだけあって、このようにコンパクトに収納することができます。

専用の持ち運びケース(別売)は内側が二層に別れており、ドリッパーとペーパーフィルターを分けて収納することも可能。ペーパーフィルターは大体10枚ほど入ります。

2.豆を爆速で挽く事ができるコーヒーミル

コーヒーミル

粉を持っていくこともありますが、ここぞというときは豆を挽くところからゆっくり楽しむのが私流!コーヒーミルもZebrangのものを使用しています。
こちらのミルの魅力はなんと言っても刃の切れ味。鋭いステンレス刃であっという間にコーヒー豆を挽くことができます。

コーヒーを飲む時は体が冷えていることも多いため、豆を挽く速度は私の中でとても大事なポイントなんです。

ドリッパーに移した粉

豆を挽く速さだけでなく精度が良いのも魅力のひとつです。
均一な粒度で微粉も少なく挽くことができるため、コーヒーの味わいが安定しやすく雑味の少ないクリアなコーヒーを楽しむことができます。

粉がついたミル

しかし、1つだけ気になる点も。
挽き終わった豆の一部が静電気によって粉受けに張り付いてしまうんです。

ハケを使用する様子

指を使えば簡単に移すことができますが、衛生面が気になる方は私のようにハケを使うことをおすすめします。

少々手間ではありますが、これを差し引いても豆を挽く速度が他のミルと比べて圧倒的に早いのでおすすめできるコーヒーミルです。

3.3つの条件を満たす数少ないサーバー

岩の上に置かれたサーバー

サーバーは曙産業のものを使用しています。

私が山で使用するサーバーに求めているのは、「割れないこと」、「目盛りがあること」、「蓋があること」の3つ。
これらを満たすサーバーは意外と少ないのですが、ようやく見つけたのがこのサーバーでした。

コーヒーを抽出する様子

転倒したりザックを木や岩にぶつけてしまうこともある登山において、割れないことはマストの条件です。また、抽出量を測るために目盛りがあることも重要。
いくらコーヒーが好きでも山にスケールを持って行くことはないので、目盛りがないとどれだけの量を抽出したのかがわからず味わいが安定しません。

蓋をしたサーバー

蓋があることで風が強い日でもゴミなどが入りづらく、冷めづらくもなるので重宝します。

4.注ぎやすさで選んだケトル

岩の上に置いたケトル

ケトルはトランギアのものを使っています。

これまでいくつかのケトルを使ってみましたが、個人的に最も注ぎやすかったのがこちらのケトル。
コーヒーを淹れる際はお湯を注ぐスピードが重要であるため、注ぎやすさはケトルを選ぶ際の最重要ポイントでした。

バーナーの上に置いたケトル

また、熱伝導率の高いアルミニウム素材のため、お湯が沸くのが早い点も魅力です。

5.マグカップ は登山開始時からの相棒

手に持ったマグカップ

最後に紹介するのはマグカップ。
私が愛用しているのはスノーピークのチタンマグです。何を思ったか、登山を始める時に最初に買ったアウトドアギアがこのマグカップでした。

コーヒーの入ったマグカップ

チタン製なので、軽量で錆びにくいのが魅力です。
また、ずっと山行をともにしているという思い入れもあり、このマグカップで飲むコーヒーはさらに特別なものになります。

山の中に置かれたマグカップ

たかがマグカップですが、されどマグカップです。
同じコーヒーでも入れるカップが違うだけで何となく味が違うもの。皆さんもぜひお気に入りの相棒を探してみてください。

収納には百均アイテムを活用

収納されたギア

コーヒーギアは細かい道具が多く、バラバラに入れるとザックの中で探すのが大変。
そこで活躍するのが百均のアイテム。私はメッシュポーチとメッシュ巾着を使い分けてギアをまとめています。

ポーチに入れたギア

こちらのポーチには、ドリッパー、ミル、豆、ハケを収納しています。
黒でスタイリッシュな見た目ながら、メッシュ素材のため中身が見やすいのがお気に入りポイントです。
出発前にサッと確認する事ができ、忘れ物防止に役立ちます。

巾着に入れたギア

コーヒーを飲むことで濡れてしまうケトルとマグカップ、サーバーは巾着に収納しています。
通気性が良いため、ザックの外側にぶら下げておけば移動中に乾燥させることも可能。

ザックの中で器具に付着した水やコーヒーが垂れる危険もなくなるため、地味だけど大活躍してくれるアイテムです。

自分だけの“山コーヒーセット”を作ろう

並べたコーヒーギア

今回紹介したのは、私のこだわりが詰まったお気に入りアイテム。山での一杯を楽しむために必要不可欠な存在です。

私のようにコーヒーの味わいを重視するか、あるいはギアの携帯性を重視するか、はたまたデザインを重視するかなど、コーヒーギアの選択方法は様々です。
皆さんも自身のこだわりポイントを見つけ、理想の山コーヒーセットを探してみてくださいね!

今回紹介したアイテム