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背中冷却シート「U-COOL アイスパッド」

これで背中サウナ解消? 28℃で凍る注目アイテム「U-COOL」を夏山で正直レビュー!

夏の登山で多くの人が悩まされる「背中の汗だく問題」。ザックを背負っていると背中がすぐにびしょびしょになって、不快感もMAX。熱がこもって体力も奪われますよね。

そんな中、「U-COOL クールアイスパッド」なる製品を発見!28度以下で自然凍結し、気温が高くても一定温度をキープしてくれるというスグレモノらしいんです。日常利用を想定したアイテムのようですが、「これ、登山でも使えたらめちゃくちゃ助かるのでは……?」ということで実際に山で使ってレビューをしてみました!

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目次

どう避ける?夏の背中のサウナ状態……

背中イメージ

撮影:筆者

「あっという間に背中がびしょびしょ……」

夏の登山は、背中の蒸し暑さが大きな悩み。汗で不快なだけでなく、熱がこもることで熱中症のリスクもアップ。対策をしようとしても、背中には風も届きづらく「どうしようもない暑さ」が背中にのしかかりがち。熱くなる一方の昨今、一体どうすれば……!?

そんな中で見つけたのが背中専用の冷却アイテム「U-COOL クールアイスパッド」です。

果たして、登山の救世主になれるのでしょうか?

あの「クールネックリング」の背中版

UCool全体画像

撮影:筆者

ここ数年で一気に定番化した「クールネックリング」。使ってるよ!という人も多いのではないでしょうか。

そんなクールネックリングと同じ素材を使用し、背中専用として開発されたのが「U-COOL クールアイスパッド」です。

さっそく、特徴を詳しくチェックしていきましょう!

どんなザックにも付けやすいほどよいサイズ感

Ucoolイメージ画像

撮影:筆者

  • 素材 外部:TPU、内容物:PCM
  • サイズ:W24×H27cm(厚み:約6mm)
  • 重量:約190g

サイズは横幅24cm、高さ27cm、厚み約6mmとコンパクト設計。30Lのザックにもすっきり収まり、背面からはみ出すことはないサイズ感です。

重量は約190gとややプラスにはなりますが、実際にザックに装着すれば重さはほとんど感じない程度。使い勝手のよさと快適さを考えれば、十分許容範囲です。

ちなみにもう少し大きめなBIGサイズ(横幅30cm、高さ40cm)のタイプもありますが、こちらは固定バンドが付いておらず、主に床やベッドに敷いて使うため、ザック向けはこちらのサイズのみです。

冷たさの秘密は28℃以下で凍結する「PCM」!

Ucoolを触っている様子

撮影:筆者

本体には、28℃以下で自然に凍る「PCM(Phase Change Material)」という素材を使用。背中の熱を吸収しながら、快適な温度をキープしてくれます。

冷水・冷風・冷蔵庫などで事前に冷やしておくことで、冷感をしっかり保持。冷蔵庫なら20分ほど冷やすだけでOKなので、当日の朝ギリギリでも準備が間に合いそう。

電源不要で繰り返し使えるのも、アウトドアシーンではありがたいポイントです。

使い方はリュックの背面に固定するだけ

Ucoolを取り付けているイメージ

撮影:筆者

使い方はシンプルで、付属のゴムコードでショルダーベルトに固定するだけ。取り外しも簡単なので、お手入れや冷却のために冷蔵庫へ入れる際も手間いらずです。

リバーシブルのためザックの色に合わせられる!

Ucoolリバーシブルイメージ

撮影:筆者

本体は片面がホワイト、もう片面がブラックのリバーシブル仕様。ザックのデザインやカラーに合わせて変えられるのが、地味にうれしいポイントです。

背負い心地も問題なし!

Ucool横からのイメージ

撮影:筆者

実際に取り付けて背負った様子はこんな感じ。本体が薄いため、背中に厚みが増したような違和感はほぼありません

Ucool背面イメージ

撮影:筆者

「硬さが気になるかな?」という不安もありましたが、折り目のあるデザインのおかげで背中のラインに自然にフィット。長時間の使用でも気にならない印象でした

通気性についてはフィールドで要チェック

Ucool通気性イメージ

撮影:筆者

ひとつ懸念があるとすれば、通気性。本体に通気穴などは設けられていないため、冷却効果が切れたあとは熱がこもってしまう可能性があるかも。どのくらい通気性に影響があるかは、フィールドで検証が必要そうです。

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