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超小型軽量電動エアポンプZERO PUMP(ゼロポンプ)

想像の100倍便利!わずか33gの「ゼロポンプ」があれば、テント泊の寝床づくりは楽勝です

軽さ、パッキングのしやすさ、寝心地のよさでテント泊登山でも人気のあるエアーマット。ただし、膨らませるのが面倒で設営と撤収に時間を要するというデメリットも。

そんなお悩みをすんなり解決してくれる、手のひらにすっぽりとおさまるミニギアがありました!

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目次

アイキャッチ撮影:TAKAHASHI

煩わしいマットの空気入れは、超コンパクトなコイツにおまかせ!?

ゼロポンプ
撮影:TAKAHASHI

ポータブルポンプをはじめ、蚊対策グッズやランタンなど進化系ギアを数多く展開している中国発のアウトドア用家電メーカー<FLEXTAIL(フレックステイル)>

なかでも2023年12月に発表された超小型電動ポンプZERO PUMP(ゼロポンプ)」は、空気の出し入れが面倒だと感じていたエアマット愛用者の救世主として一躍話題に。とくに荷物を軽量コンパクトにしたいハイカーたちの注目の的となっています。

これは気になる……というわけで、実物を触ってチェックしてみました。

世界最小・最軽量級!エアマット特化型の電動ポンプ「ゼロポンプ」

ゼロポンプセット内容
撮影:TAKAHASHI

フレックステイル/ゼロポンプ 

税込価格:6,680
サイズ:直径2.6cm×長さ7.5cm
本体重量:約33g
風量:180L/分
空気圧:2.5kPa±10%
動作時間:約25分


超小型ながら、1分間に180Lもの空気を送風するパワーがある「ゼロポンプ」。画像の通り、専用充電池・専用ノズル6種・USBケーブル・ストラップが付属します。

手のひらにすっぽり収まるコンパクトさ

手のひらにおさまるサイズ感
撮影:TAKAHASHI

最大の特長はコンパクトさ。長さ7.5cm、直径2.6cmで、手のひらにすっぽりとおさまるサイズ。

コンビニでよく買うおやつと並べてみると、その小ささは一目瞭然。ザックの隙間やポケットに入れても邪魔になりません。

本体重量33gと超軽量

ゼロポンプは超軽量
撮影:TAKAHASHI

コンパクトさと並ぶもうひとつの特長が驚異的な軽さ。本体重量は公式で約33g(実測34g)、電池まで含めても51g(実測)と、コンビニおにぎりの半分以下の重さです。これなら荷物に加えても気になりません。

専用の充電池を使用

ゼロポンプは充電式
撮影:TAKAHASHI

付属する専用充電池はバッテリー容量・650mAhタイプ。この充電池は、USB-Cのケーブルを使って直接充電可能。モバイルバッテリーがあればどこでも充電できます。

なお、ゼロポンプ用の充電池を推奨していますが、条件にあった電池も使用可能。対応電池は、「RCR123A(充電池)」と「CR123A(使い切り式の乾電池)」です。

ただし、以下3つの要件を満たす電池でないと正常に作動しなかったり、本来の性能を発揮できなかったりする場合があるので注意しましょう。

◆電池電圧
3.7~4.2V

◆電池サイズ
直径16×34mm

◆電池容量
650mAh

付属のノズルは6種類

撮影:TAKAHASHI

あらゆるマットに対応できるよう、6種類のノズルが付属。キャンプ製品に多い注入口直径の大きなマットから、エクスペドやニーモなどのテント泊登山やULハイカーに人気のあるメーカー製品までしっかり対応します。

アウトドア環境でも使いやすい設計

タフなボディ
撮影:TAKAHASHI

大部分の素材には、軽くて強度が高いアルミニウム合金を採用。うっかり落としてしまっても故障の心配は大きくはありません。ただし、機械ではあるので、岩場などで激しく打ち付けたりしないよう注意が必要です。

気になる実力は?実際にマットを膨らませてみた

撮影:TAKAHASHI(空気を入れる前のマット)

ここからは実際にゼロポンプを使用して、その実力を試した結果をお伝えします。

マットは筆者がテント泊登山時に使っている、クライミットの「イナーシャオゾン リーコン」を使用。厚さ4cmほどで、枕付きなので枕部分にも空気を入れる必要があります。テント泊の際には人力で空気を入れていますが、近年はマットを膨らますのが煩わしくて出番がなく、久々の登場です。

さっそく空気を入れていきましょう……!

膨らむまでの時間はわずか31秒!

ゼロポンプでマットを膨らますと時短
撮影:TAKAHASHI

マットの注入口に合うサイズのノズルを選んで、しっかりと取り付けます。あとは、本体中央の電源ボタンを押すだけ。

なお、電源を2回押すと作動する仕様なので、何かが当たることでの誤作動を防止できます。

撮影:TAKAHASHI(しっかりと空気が入りパンパンに膨らんでいます)

スイッチをONにするとあっという間にマットが膨らんでいき、結果はわずか31.15秒。時間がかからないだけでなく、ボタンを押すだけなので膨らませた後の疲労感ゼロ!

撮影:TAKAHASHI

ゼロポンプで空気を入れただけではスピードが比較ができないので、人力での空気入れタイムも計測します。

その結果、人力だと約51秒かかりました。そもそも、厚みがあまりないタイプのマットなので時間の差は20秒ほどですが……計測日は39度の猛暑日だったため、人力での空気入れはしんどかったです。

なお、公式サイトには参考値として各社のマットに空気が溜まる時間が記載されているので気になる方はチェックしてみてください。

空気を吸い出す機能も秀逸!

空気抜きとしても活躍
撮影:TAKAHASHI

ゼロポンプは空気を入れるだけでなく、空気を吸い出すことも可能。使い方はシンプルで、空気を入れる時とは逆の向き(DEFLATE)に本体を差し込んでスイッチON。

筆者のマットは、バルブを開放し放置しておけがほぼエアが抜けるタイプ。しかし、完全に抜け切ることはなく、残ったエアがマット収納の際にかなりストレスでした。

なので、ゼロポンプでわずかに残った空気を最後に吸い出せば、マットの撤収もストレスフリーに。この空気抜き機能、ありがたすぎます!

パワフルなのにモーター音が気にならない

騒音も気にならない
撮影:TAKAHASHI

電動なので結構なモーター音がするかと予想していましたが、あっという間に空気を送り込むパワーの割に音は大きくありませんでした。

ただし、早朝や夜遅くなど静かな時間帯ではそれなりに音が気になるかと思います。周囲が活動している中での使用なら、問題ありません。

何より、この小ささで強力なパワーを確保できているのはスゴイ……!

ハンズフリーな点も◎

ハンズフリー
撮影:TAKAHASHI(空気入れの過程でゼロポンプ本体が反対側に倒れましたが、外れることなく稼働し続けます)

ポンプ自体が付属のノズルでしっかりと固定されるので、手を離していても空気を入れられる点が個人的に好ポイントでした。

ハンズフリーだからマットを膨らます間に他の作業もでき、寝る準備の時短につながり時間を有効活用できそう。ゼロポンプは山で歩き疲れた身体に優しいアイテムだなと感じました。

マットポンプとして以外にも活躍シーンが豊富

ゼロポンプで圧縮
出典:PIXTA(圧縮袋のイメージ)

マットポンプとして以外にも活躍の場が多数。焚き火の火起こしに送風機として使用すれば、うちわであおぎ続ける手間を省いて着火できます。

また、空気を吸い出す機能を活用し、圧縮袋などの空気抜きに活用すれば、アウターなど嵩張る衣類もコンパクトに。

圧縮袋
撮影:TAKAHASHI(完全真空状態ではありませんが、一瞬でしっかりと空気が抜けてくれて大満足)

筆者は、アメリカ発祥の某大型スーパーで大量買いした商品の冷凍ストック袋を圧縮するのにも使ってみました。

いつもなら中身を潰さないよう気を遣いながら空気をそっと抜くのですが、ゼロポンプなら一瞬で真空状態に。便利すぎますっっっ!!

コンパクトなのにパワフルでいつでもどこでも使える、想像の100倍便利なギアでした!

最小限の労力でエアマットを膨らまそう!

ザックに吊り下げてもOK
撮影:TAKAHASHI(付属のストラップでザックにつけても良し。その際は、取り付け位置や固定方法、登山道の状況なども考慮しましょう)

小さな見た目からは想像できないほどハイパワーの「ゼロポンプ」。試してみたら、寝る前のマット準備を驚くほどラクにしてくれるお助けアイテムでした。

撤収時にも使えるので、キャンプはもちろん山にも積極的に持っていきたいギアとしておすすめします。一度使えば手放せなくなること間違いなし!?

▼ゼロポンプの詳細はこちら