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SOTO レギュレーターストーブ トライトレイル

山好きのみなさんに朗報!<SOTO>から登山用の軽量ストーブ&雪山でも使えるCB缶が出るぞ

「2024年SOTO新製品内覧会」にお邪魔してきました!来春に発売される、大大大注目の新作情報をいち早くお届けします。

記事中画像撮影:YAMA HACK編集部

【SOTO展示会速報】登山用シングルストーブ&軽量なCB缶がデビュー!

SOTO2024年新製品内覧会

SOTOの2024年の新製品より、注目の5つを紹介。なかでも、寒冷地にも適したCB缶と、軽量・コンパクトなシングルストーブは登山者必見です!

寒冷地にも適応!日本の山をもっと身近にするCB缶「CB TOUGH」

SOTO CB缶(CB TOUGH130/CB TOUGH230)

前列:CB TOUGH 130、後列:CB TOUGH 230

「CB TOUGH(シービー タフ)」は、形はCB缶でありながら、中身はOD缶と同等クラスのガスが配合されているという注目作。価格はOD缶よりもリーズナブルで、コストパフォーマンスに優れているんです!

「これからもより多くの人に登山を楽しんでもらうにはどうしたらいいか。安価で汎用性の高いカセットボンベを様々な環境下で使うことができたら……」そんな想いから誕生したのだそう。

CB TOUGH 130(ST-711)CB TOUGH 230(ST-712)
サイズ直径65×高さ120mm(キャップ含む)直径65×高さ186mm(キャップ含む)
重量約225g約344g
NET約130g約230g
税込価格440円495円
充填ガス液化プロパン、液化イソブタン、液化ノルマルブタン
生産国日本
シェルキャップ重量:約3g、材質:PP、生産国:日本
発売予定2024年4月19日
※2023年11月13日時点の情報です。予告なく仕様変更になる可能性がございます。あらかじめご了承ください

雪山でも使用可能

SOTO CB TOUGH130

CB TOUGH 130(ST-711)

ガスの成分はプロパン、イソブタン、ノルマルブタンの3種を混合。SOTO製のOD缶と同等の圧力があり、外気温の影響を受けにくいのが特長です。

マイナス5℃の環境下でも火力不足やドロップダウン(※1)に悩まされることなく、雪山でも使用できます(※2)。

※1. 低温環境やガスの連続使用による気化熱によって缶の温度が下がり、ガスが気化できなくなる現象
※2. レギュレーター付きストーブを使用およびボンベが満タンのとき

「圧力があるガスをCB缶に入れて大丈夫なの!?」と思うかもしれませんが、従来のCB缶よりも耐圧性のある容器に変更することで、気温が高くなる夏場でも安全に持ち歩けるようにしているのだとか。

それでいてOD缶よりも軽量!

重量・容量比較表

「CB TOUGH」は、コンパクトで軽量な130(ST-711)と既存のCB缶と同等の230(ST-712)の2サイズ展開。OD缶と同等クラスの性能でありながら、OD缶よりも軽量なところもポイントです。

キャップにもこだわりがキラリ

SOTOシービータフのフタ

実製品のキャップの色は黒

「CB TOUGH」には新形状のキャップが採用されています。従来のCB缶のように突起していない“フラット形状”なので収納しやすく、バックパックの中で外れにくいところも◎

SOTOシービータフのフタを底に取り付けた状態

さらに、紛失防止の工夫も!缶の底にキャップを取り付けることができるんです。

デザインも魅力

SOTO CB TOUGHのデザイン 槍ヶ岳

モノトーンで描かれた山並みがなんともかっこいいデザイン。中央にちょこっと覗いているのは槍ヶ岳だそうです。

CB缶モデルなのに軽量!登山向けストーブ「レギュレーターストーブ TriTrail」

SOTO レギュレーターストーブ トライトレイル

レギュレーターストーブ TriTrail(ST-350)

「レギュレーターストーブ TriTrail(トライトレイル)」は、CB缶を燃料とした登山向けの軽量・コンパクトなシングルストーブ

SOTOの人気モデル「レギュレーターストーブ ST-310」の使いやすさはそのままに、極限まで軽量化を追求したミニマル設計の渾身の作です。

レギュレーターストーブ TriTrail(ST-350)
サイズ使用時本体のみ:幅140×奥行154×高さ118mm
収納時:幅111×奥行47×高さ120mm
重量約136g
発熱量ST-760使用時:3.2kW(2,800kcal/h)
※気温25℃無風状態で点火後から5分間の燃焼データより算出
使用時間約1.3時間(ST-760 1本)
※気温25℃無風状態で点火後から30分間の燃焼データより算出
火口径直径46mm
付属品収納ポーチ(素材:タイベック)
税込価格9,900円
発売予定2024年4月19日
※2023年11月13日時点の情報です。予告なく仕様変更になる可能性がございます。あらかじめご了承ください

軽量かつ携帯しやすいスリム形状

SOTO ST‐310とST350

左:ST-350、右:ST-310

「レギュレーターストーブ TriTrail(ST-350)」と「ST-310」と比較すると、コンパクトになっているのがよくわかります。

CB缶取り付け口の上部にある遮熱版も軽量かつ安全な必要最小限のサイズに。点火レバーは標準搭載しています。

SOTO ST‐310とST350の重量比較

実測値(参考)左:ST-350、右:ST-310

「ST-350」のスペック上の重量は約136g。「ST-310」と比べて59%軽量化されています。

はかりの手前に置いてあるパーツは、ガスストーブの心臓部の見本。大きさの違い以上に、かなり重量の差がありました。

SOTO レギュレーターストーブ トライトレイル 収納形状

レギュレーターストーブ TriTrail(ST-350)

ゴトクは安定感のあるサイズがありながらも、横置きするCB缶の特徴を活かして2本脚にすることで軽量に。

収納サイズも「ST-310」と比較して43%コンパクトになり、折りたたむとこんなにスリム。よりパッキングしやすくなりました。

SOTO レギュレーターストーブ トライトレイル 収納形状

レギュレーターストーブ TriTrail(ST-350)

脚の材質にチタンを採用することで、軽量化と熱伝導によるゴトクの加熱を抑制しているのだそう。

耐風性に優れた火口を採用

レギュレーターストーブ TriTrail(ST-350)の火口

鉢状の火口は、耐風性の高さに定評があるSOTOの「ウィンドマスター」と同じもの。「マイクロレギュレーター機能(※3)」も搭載しています。

※3. 低温環境やガスの連続使用による気化熱によって低下する、ガスの圧力を調整する機能

低重心の安定感がありつつ、新登場の「CB TOUGH」と組み合わせることで、OD缶モデルのように高地かつ低温下で安定した火力を安心して使用できるのが魅力。

手持ちのクッカーとのスタッキングだけが悩みどころですが……オールシーズン登山を楽しむ人にとって、頼れる相棒になるのではないでしょうか。

軽い・薄い・丈夫の三拍子そろったミニテーブル「Field Kite」

ミニテーブル「Field Kite」

新作のミニテーブルも見逃せません。

SOTOのミニテーブルといえば「Field hopper(フィールドホッパー)」が人気ですが、登山に持っていくにはやや重いのが難点でした。

そこに登場したのが、軽量化を図る登山者向けモデル「Field Kite(フィールドカイト)」です。

Field Kite(ST-632)
サイズ(約)使用時本体のみ:幅300×奥行200×高さ70mm
収納時:幅300×奥行200×高さ12mm
重量約300g
材質アルミ、ステンレス
税込価格4,895円
生産国日本
付属品収納ポーチ(素材:タイベックス)
発売予定2024年4月19日
※2023年11月13日時点の情報です。予告なく仕様変更になる可能性がございます。あらかじめご了承ください

左:Field Kite(ST-632)、右:Field hopper(ST-630)

「Field hopper」と比較すると天板のサイズは大きくは変わりませんが、、「Field Kite」はだいぶ薄く軽量になっているのがわかるでしょうか。

Field Kite(ST-632)Field hopper(ST-630)
使用時サイズ300×200×70mm297×210×78mm
収納時厚み12mm19mm
重量約300g約395g
SOTO フィールドカイト 畳んだ収納状態

パッキング時に荷物の隙間にスッと入り、携行性がグッと上がっています。

設置はたったの3ステップ!

  • SOTO フィールドカイト設置方法
  • SOTO フィールドカイト 脚の組立
  • SOTO フィールドカイト脚部分
  • SOTO フィールドカイト 天板

脚部や開閉部がとてもシンプルな構造。すべてのパーツが一体式なので、煩わしい組み立てやパーツの紛失リスクがありません

強度もしっかり確保

SOTO フィールドカイト 材質

天板にはアルミ押出材(※4)を使用することで、軽量でありながらも強度を保っているのだそう。

※4. 加熱されたアルミ合金を金型に通し、押し出して成形したもの

洗練感がたまらない!マイクロトーチ「MICRO TORCH Edge」

SOTOマイクロトーチ エッジ 浦田孝典氏

SOTOのマイクロトーチに、エッジの効いたデザインが仲間入り!国内外で多数のデザインアワードを受賞している浦田孝典氏が監修したモデルです。

MICRO TORCH Edge
サイズ幅51×奥行19×高さ90mm
重量80~90g
材質亜鉛ダイカスト、樹脂
火口径16×12mm
炎温度1,300度
使用燃料カセットガス/ライターガス
発熱量0.09kW(80kcal/h)
※SOTO実験室データによる
ガス消費量7g/h
点火方式圧電点火方式
連続使用時間20秒
価格2,970円
生産国日本
発売予定2024年4月19日
※2023年11月13日時点の情報です。予告なく仕様変更になる可能性がございます。あらかじめご了承ください
マイクロトーチ エッジ

どうですか、この上品さと美しさ。マットなシルバーが大人顔。手に持つとやや重量感があるので登山向きではありませんが、所有欲をくすぐられる逸品です。

火口部分にも特徴があり、使用後にテーブルなどに置いたときに、熱くなった火口が接触しない設計になっているそうです。

造形美もさることながら、強度と性能も文句なし

SOTOマイクロトーチ エッジの炎

耐風性の高い集中炎で、温度は1,300度。タンク内には不純物を吸着する活性炭シートが入っており、バルブがつまりにくい構造です。

CB缶とライターガスから充填ができ、フィルアダプターを使えばOD缶からの充填も可能。底部には、ホコリなどの異物の混入を防ぐ空気孔と、ストラップホールがあります。

メタルボディの材質は、強度に優れた亜鉛ダイカストです。

ギアのカスタマイズに!SOTOのロゴステッカー

SOTOロゴ カッティングステッカー

これまでイベント等で限定的に配布されていたSOTOのロゴステッカーが、待望の商品化!定番のホワイトとブラックの3サイズに、ヘアラインとホログラムを加えた計4色・全8種類が発売されます。

SOTOロゴ カッティングステッカー

屋外耐候性の高い素材を採用。クーラーボックスなどのアウトドアギアに貼ってカスタマイズを楽しめる、カッティングステッカーです。

SOTOステッカー
ヘアライン
(屋外耐候年数:約5年)
サイズ:170×56mm
重量:10g
税込価格:1,480円
ホログラム
(屋外耐候年数:約1~2年)
サイズ:170×56mm
重量:9g
税込価格:1,480円
ホワイトS、ブラックS
(屋外耐候年数:約5年)
サイズ:110×37mm
重量:5g
税込価格:880円
ホワイトM、ブラックM
(屋外耐候年数:約5年)
サイズ:170×56mm
重量:9g
税込価格:1,480円
ホワイトL、ブラックL
(屋外耐候年数:約5年)
サイズ:300×99mm
重量:26g
税込価格:1,760円
※2023年11月13日時点の情報です。予告なく仕様変更になる可能性がございます。あらかじめご了承ください

2024年は、CB缶タイプのストーブを山に持っていく人が増えるかも!?

2024年SOTO新製品

登山ではOD缶タイプのストーブが主流の中、「CB缶を山の燃料に」と登山業界に一石を投じるSOTOの新製品。発売されたら、ぜひとも実際に使ってみた感想をYAMA HACKでも紹介したいと思います!