約3年ぶりに前掛山登山が再開!浅間山を歩ける特別なシーズンに
約3年ぶりに、前掛山へ登れるシーズンが戻ってきました。
2026年5月22日、気象庁が浅間山の噴火警戒レベルを「1」へ引き下げたことを受け、前掛山への登山が再開。火口から概ね500mまでの登山道への立ち入りが可能となり、長らく規制が続いていた前掛山を再び目指せるようになりました。
浅間山麓の関係者にとっても待望の動きであり、登山者にとってはこの山域ならではの景観や自然を楽しめる貴重な機会となりそうです。
火山の息吹を間近で感じる、前掛山ならではの登山体験

浅間山は長野県と群馬県の県境に位置する標高2568mの活火山です。
前掛山の魅力は、一般的な山岳ルートとはひと味違う火山景観。荒涼とした地形や広大な展望が広がり、自然の力強さを肌で感じながら歩けます。
登山可能となる主なコースは次の2つ。どちらも浅間山エリアを代表する人気コースで、雄大な景色を存分に楽しめます。
火山館コース
天狗温泉浅間山荘から一の鳥居、火山館、賽の河原を経て前掛山を目指すルートです。
(天狗温泉浅間山荘 → 一の鳥居 → 火山館 湯の平口 → 賽の河原 → 前掛山)
黒斑コース
車坂峠から黒斑山や蛇骨岳、仙人岳、Jバンドを経由し、賽の河原から前掛山へ向かうルートです。
(車坂峠 → 槍ヶ鞘 → トーミの頭 → 黒斑山 → 蛇骨岳 → 仙人岳 → Jバンド → 賽の河原 → 前掛山)
登る前に確認したい、活火山ならではの注意点
登山再開はうれしいニュースですが、浅間山は現在も活動を続ける活火山です。
そのため、登山前には最新の火山情報や自治体の規制情報を確認することが欠かせません。また、適切な装備を準備し、無理のない登山計画を立てることも重要です。
周辺では熊などの野生動物が出没することもあるため、熊鈴の携行や複数人での行動など、基本的な安全対策も心掛けたいところ。
さらに近年は山林火災も全国的に増加しています。たばこのポイ捨てや火気の不適切な使用を避けるなど、一人ひとりが自然環境への配慮を意識して登山を楽しみましょう。
高山植物が彩るこれからの季節も魅力

これからの浅間山麓や高峰高原エリアでは、高山植物が見頃を迎えます。ゼンテイカ(ニッコウキスゲ)やハクサンシャクナゲなどが季節ごとに咲き、登山道周辺を彩ります。
火山景観と高山植物を同時に楽しめるのは、浅間山エリアならではの魅力。 歩く時期によって異なる景色に出会えるのも楽しみのひとつです。
登山だけじゃない。小諸を拠点に山旅を楽しもう
せっかく浅間山エリアを訪れるなら、小諸での滞在も楽しみたいところです。小諸市では、温泉やグルメ、街歩きなどを組み合わせた「山と地域を一体で楽しむ旅」を提案しています。
前泊して早朝から登山を楽しんだり、下山後に温泉で疲れを癒やしたりするのもおすすめ。首都圏からは北陸新幹線や高速バスでもアクセスしやすく、1泊2日の山旅先としても魅力的です。
登山再開を記念したツアーも開催
今回の登山再開を記念し、こもろ観光局では各種ツアーも実施しています。
「ボルケーノラブ活」ツアー
黒斑山周辺を歩きながら交流を深めるイベントです。これまで21回開催され、152組のカップルが成立した実績がある人気企画。軽登山が中心のため、登山初心者でも参加しやすい内容となっています。
- 浅間山ボルケーノラブ活
開催日: 2026年7月20日(祝・月)/対象:27歳~45歳
参加費: 女性:3,800円/男性:6,800円(ガイド・入浴・ランチ込) - 大人のボルケーノラブ活
開催日: 2026年9月22日(祝・火)/対象:37歳~55歳
参加費: 女性:3,800円/男性:6,800円(ガイド・入浴・ランチ込)
約3年ぶりに歩ける前掛山へ

約3年ぶりに再開された前掛山登山。活火山ならではのダイナミックな景観、高山植物が彩る自然、そして小諸の温泉やグルメまで楽しめるのが浅間山エリアの魅力です。
久しぶりに前掛山を目指したい人はもちろん、まだ歩いたことがない人にとっても、この再開は絶好の機会になりそうです。
なお、前掛山登山の再開に伴い、「火山館コース(天狗温泉浅間山荘)」や「黒斑コース(高峰高原)」周辺では混雑が予想されています。
特に高峰高原エリアでは、過去に路上駐車によって路線バスや緊急車両の通行に支障が生じた事例もあったとのこと。
現地を訪れる際は、指定駐車場を利用し、林道や路肩への駐車は避けましょう。また、高峰高原方面へは路線バスも運行しているため、公共交通機関の利用も検討しましょう。



