フィールドで使って実感!背負い心地も扱いやすさも高水準
スペックだけ見れば優秀ですが、実際の使い心地はどうなのか。小屋泊想定の装備で背負ってみました。
フィッティングの良さに感動!吸い付くような背負い心地

撮影:筆者
歩き始めてすぐに感じたのが、ザック全体のフィット感。「ちゃんと体に沿ってくる」感覚は、これまでの軽量ザックでは味わえないものでした。
トップラダースタビライザーを自分の肩幅に合わせて調整したことで、肩のフィッティングもいつも以上に良く、まさに吸い付くような感覚で背負えます。
荷物が重くてもフレーム&ヒップベルトが荷重を分散

撮影:筆者
着替えやギアを詰め込んだ小屋泊装備でも、フレームとヒップベルトの連携で荷重がしっかり腰へ乗ってくれることを実感。フレームレス・ヒップベルトなしの軽量ザックにありがちな「肩で支えている感」がほとんどありません。結果、丸一日歩き回っても、局所に疲労が集中することはありませんでした。
コンプレッションのお陰でザックに振り回されない

撮影:筆者
想像以上に嬉しかったのが、サイドのストラップとロールトップを巻くことによるコンプレッション機能。食料が減ったり上着を着込んで中身が少なくなっても、ストラップを引くことでザックをぐっとコンパクトにまとめられました。これによりザックに体が振られる感覚がなく、不要な疲れにつながることもありませんでした。
この機能を活用すれば容量を気にせず使えるため、ザック一つで日帰り〜小屋泊まで幅広くカバーしてくれそうです。
アイテムの出し入れにストレスなし

撮影:筆者
行動中の使い勝手も、軽量ザックとしてはかなり考えられた作り。ロールトップを解くことなくフロントからアクセスできるため、防寒着やレインウェアの出し入れが簡単です。

撮影:筆者
ショルダーポケットは、スマホはもちろん500mlのペットボトルも入る大きめサイズ。喉が乾いたときにサッと取り出せます。

撮影:筆者
ヒップベルトのポケットも伸縮性の高いメッシュ素材で、行動食を収納しておくのにぴったりでした。

撮影:筆者
両サイドのメッシュポケットには1Lのナルゲンボトルをラクラク収納。前面に2つ搭載されているポケットには、帽子やウィンドシェルなどを収納可能です。細かな機能の一つ一つが、最終的にザックを開け閉めする手間を最小限にしてくれました。
ここはちょっと注意!購入前にチェックしておきたい点
魅力の多いパルマラン35ですが、使ってみて気になった点もありました。
1気室のためパッキングに慣れは必要

撮影:筆者
メイン荷室は仕切りのないシンプルな1気室構造のため、パッキングがやや難しいかもしれません。比較的薄い生地のため、ザックの表面がやや凸凹しやすいのも気になりました。慣れてない方は、きれいに収納しようとすると、最初は少し戸惑うかもしれません。

撮影:筆者
荷物をきれいに整頓したいときは、スタッフバッグをいくつか併用しながらパッキングするのがよさそう。
とはいえフレームが入っているぶん、フレームレスのザックよりパッキングしやすいのは間違いありません。完全なフレームレスザックに挑戦する前の足がかりとしても、良いアイテムだと感じました。
「超軽量」というわけではない

撮影:筆者
同容量の一般的なULザックの重さは、大体500〜700g程度。パルマランは980gなので、単純に軽さの面だけではULザックに敵いません。「とにかく1gでも軽くしたい」という人は他の選択肢を検討してもよいでしょう。
パルマランは、軽さだけでなく、背負い心地も犠牲にしたくない人におすすめです。
目的で選べるパルマランシリーズ、全ラインナップ
パルマラン35だけでなく、用途に合わせた4サイズ+ウエストバッグのラインナップも展開されています。山行スタイルに合わせて選べるのが嬉しいポイントです。
| モデル名 | 画像 | 特徴・適したシーン |
|---|---|---|
| パルマラン 17 | ![]() | パッカブル仕様の小型タイプ。短時間のハイキングや、サブザック・アタックザックに。 |
| パルマラン 25 | ![]() | 日帰り専用ならベストサイズ。 |
| パルマラン 35 | ![]() | 日帰り〜小屋泊対応の万能モデル。迷ったらこれ。 |
| パルマラン 45 | ![]() | 小屋泊縦走〜テント泊向けの大型モデル。 |
| パルマラン ベルト | ![]() | 短時間のハイキングや、ファストハイク時のサブ収納に。 |
迷ったら「35L」がおすすめ。日帰りから小屋泊まで、幅広く使えるバランス型です。短時間のハイキング中心なら「ベルトタイプ」や「17L」、日帰り中心なら「25L」、しっかり縦走したい人には「45L」、と用途で選び分けるのがよいでしょう。
「軽さ」「背負い心地」「耐久性」どれも諦めない

撮影:筆者
980gという軽さと、本格登山ザック並みのフィッティング機構を両立した完成度はさすがミレー。「軽くてフィット感が高く、耐久性も高いザックが欲しい」、そんな人にこそ試してほしいモデルでした。
初めての軽量ザックとしても、メインザックの買い替えとしても納得できる製品です。ぜひその軽さとフィット感を実際に試してみてください。
「パルマラン」シリーズ 全サイズ一覧
ミレー パルマラン17
| 素材 | 100D ロビック ナイロン100% x 200D UHMWPE |
|---|---|
| 重量 | 480g |
| サイズ | W26_H49_D19cm |
| バックレングス(背面長) | U=44cm |
480gの軽量パッカブルバックパック
容量17L、重量480gのパッカブル設計の軽量バックパック。ショートハイクや山頂へのアタックザック、メインザックの外付け用など多目的で使うことができます。
ミレー パルマラン25
| 素材 | 100D ナイロン100% / 200D UHMWPE |
|---|---|
| 重量 | 880g |
| サイズ | W26_H53_D21cm |
| バックレングス(背面長) | M=47cm, S=43cm |
| キャパシティ | 25L |
最大32Lに拡張できる日帰り用に最適な軽量モデル
容量25L・重量880gで、ロールトップを展開すれば最大32Lまで拡張可能なザック。3Dメッシュ背面パネルが通気性とフィット感を両立し、夏山の長時間行動 でも蒸れにくい設計です。日帰り専用ザックとして最適なサイズ感です。
ミレー パルマラン35
| 素材 | 100D ナイロン100% / 200D UHMWPE |
|---|---|
| 重量 | 980g |
| サイズ | W30_H59_D26cm |
| バックレングス(背面長) | M=47cm, S=43cm |
| キャパシティ | 35L |
日帰りから小屋泊まで使い回せる万能パック
汎用性の高い35Lサイズ。日帰りから小屋泊まで使い回せるため、幅広く活躍してくれるザックです。
ミレー パルマラン45
| 素材 | 100D ロビック ナイロン100% x 200D UHMWPE |
|---|---|
| 重量 | 1240g |
| サイズ | W31_H72_D26cm |
| バックレングス(背面長) | M=47cm, S=43cm |
| キャパシティ | 45L+7L |
45Lで縦走テント泊をこなす大容量モデル
容量45L+脱着式ポケット7Lで最大52L、重量1,240gのXフレーム構造採用モデル。内蔵フレームが荷重を体幹に引き寄せ、フル積載でも安定した背負い心地をキープします。2〜3泊の小屋泊縦走から軽量テント泊まで、本格的な山行で選びたいザックです。
ミレー パルマランベルト
| 素材 | 100D ロビック ナイロン100% x 200D UHMWPE |
|---|---|
| 重量 | 260g |
| サイズ | W64_H18_D11cm |
| キャパシティ | 3L |
ファストハイクのサブ収納にぴったりなウエストパック
容量3Lで、750mlフラスク×2本収納とポール用エラスティックバンドを備えたウエストバッグ。ザックを下ろさずに水分補給や小物の出し入れが完結するため、テンポよく動き続けたいシーンにぴったりです。メインザックとの2段構えで使うスタイルにも向いています。
※パルマランベルトのAmazonでの取り扱いはありません。





