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リカバリーウェアが1,500円!?試して納得、ワークマン「メディヒール」の実力(2ページ目)

疲労軽減の効果やいかに?山行で着用してチェック!

撮影:筆者

製品の特徴がわかってきたところで、気温26度ほどの山を3時間ほど歩き、その性能をチェックしてみました。

実感するリカバリーウェアらしさとサポート力

じんわりとした暖かさあり!

メディヒール山行中利用

撮影:筆者

実際に着用して動き始めてすぐに感じたのが、生地からじんわり伝わるような暖かさ。自分の体温を逃さず、内側にキープしてくれているような感覚です。

ただし、熱がこもって不快になるということはなく、脇や股下に配置されたメッシュ素材に通気性があるおかげで、オーバーヒートも回避。

この「適度に温めながらムレを逃がす」バランスが絶妙で、着ているだけで体が温まり、結果血行が促されているような、そんな感覚がありました

適度な着圧感でサポート力も◯

メディヒール山行中利用

撮影:筆者

コンプレッションウェアの特徴であるサポート力をしっかり実感。適度な着圧感が筋肉の揺れを抑えてくれるため、特に下り坂では脚への負担が軽減され、歩きやすさを実感できました。

生地には適度な厚みがあるため、藪漕ぎや岩場との擦れがあっても「すぐ破けてしまうかも……」という不安もなし。

山用のコンプレッションウェアとしても十分に使える一枚だと感じました。

メディヒール日焼け防止

撮影:筆者

そして、UVカット機能はないものの、黒であることから紫外線対策もある程度期待できそうです。全身に日焼け止めを塗らなくて済むので、塗ったあとのベタベタ感に悩まされることもありません。

これはメディヒールに限らず黒の長袖ウェア全般にいえることですが、サポート力や動きやすさに加えて「紫外線防止」という実用性も備えているのは、やっぱり大きなメリットだと感じました。

疲労軽減の実感はやや薄く、暑さを感じる場面も

「疲労が軽減された」実感は低め?ただそれでも……

使用中イメージ

撮影:筆者

山行で使用した当日と、翌日の疲労感に違いが出るかをチェックしてみましたが、明確に「疲労が軽減された!」と実感できるほどの効果は感じられませんでした。これに関しては個人差があると考えて良さそうです。

確かに、着用中はじんわりとした温熱感があり、血行が促進されているような感覚や、コンプレッションウェア特有の歩きやすさはありましたが、数時間程度の山行では「疲れ」が変化するほどの実感を得ることはできませんでした

とはいえ、

  • 遠赤外線による温熱感で血行促進が期待できる
  • しっかりとしたコンプレッション感
  • 長袖が1,500円、レギンスが980円という圧倒的コスパ

と考えると、普通のコンプレッションウェアを着用するなら、疲労軽減効果も期待できるメディヒールを選ぶのはアリ、と十分に思わせてくれるアイテムだと感じました。

着用は春秋冬あたりがおすすめ

身体をじんわり温めてくれる効果がある一方で、気温の高い夏の低山ではやや暑さを感じる場面もありました。

高山や春・秋など、気温が比較的落ち着いている時期の方が、より快適に使えるアイテムといえそうです。

試して損なし!ワークマンの高コスパコンプレッションウェア

メディヒール使用中イメージ

撮影:筆者

通常のコンプレッションウェアにとどまらず、疲労回復をサポートする機能まで備えながら、この価格で販売できるのは、さすがワークマン。リカバリー効果の感じ方には個人差があるとはいえ、1,000円台なら試してみるハードルもぐっと低くなります。

「リカバリーウェアは気になるけど高くて……」という人も、「コスパ重視で着圧ウェアを探していた」という人も、ぜひ一度その実力をチェックしてみてください!

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