アイキャッチ・記事中画像提供:ログ男さん
「これ最高なんです!」な山道具は?
身を守るばかりでなく、登山を快適に楽しくしてくれる山道具。みんなは何を使っているんだろう? なんて、ついつい気になってしまいますよね。
そこで当連載では、SNSで魅力的な山行の様子を発信している方々の“イチオシの山道具”を大公開!「これ最高なんです!」な神アイテムを5つ教えてもらいました。
みんなの持ち物に、山を遊びつくすヒントが隠されているかも!?
今回おすすめアイテムを紹介してくれるのは……

ログ男さん
珈琲と山とギアが大好き!アウトドア歴は4年。福岡在住で、主に九州の山々でハイキングを楽しんでいます。また、九州自然歩道福岡パートのセクションハイクにも挑戦中。それらの活動内容や情報を、instagramやPodcast、YouTubeで発信しています。
【1】ULスタイルへの近道!エンペックスの温度計

EMPEX / サーモ・マックス50
ー50℃から+50℃まで測定できるアウトドアシーン向けのアナログ温度計。約35g、直径5cmほどの手のひらサイズです。50cmのネックストラップが付いています。
ログ男さん
ハイカーズデポさんより、「ギアを軽くする(ULをする)のであれば、温度を測ることが一番の近道」ということを教えていただき、それ以来、毎回欠かさずに温度を測るようにしています。
この温度計は3代目になりますが、これが一番しっくりきています。

ログ男さん
実際の体感と温度計の温度とをしっかりマッチングさせることで、次回以降、山行の道具の選択をより正確にすることができるので、余計なものを持っていくことが少なくなりました。
またその減らした分、お酒や遊び道具などほかのお楽しみを追加することもできるのが、良い点でもあります!

ログ男さん
長いストラップがついているのでザックのどこかしらにつけておけば、さっと見る(または同行者に見てもらう)ことができます。
カラバリもあるので、お気に入りの色で使うのもいいと思います。
【2】まるで持っていないみたい!?モフマの超軽量ミニテーブル

mofma camp / ゴーストテーブル
関西を中心に自転車キャンプやソロキャンプを楽しむキャンパー・そろさんが立ち上げたアウトドアブランド<MOFMA(モフマ)>。ゴーストテーブルは、その名のとおりゴーストのように透明で、重量を感じさせない軽量さが特徴です。
ログ男さん
mofmaさんからご提供いただきました。
もともと足のあるテーブルは使っていなかったのですが、ここまで薄く軽量であれば背面パッドのような形で携行できるので、ここ最近はほぼ毎回持っていって活躍しています。

ログ男さん
天面が平滑なため、ステッカーチューンをして遊べるところが気に入っています。
バックパックの背面側に沿わせて入れておけば特段パッキング上も邪魔になりませんし、60gと軽量なので持っていっても損はない感じの重さです。

ログ男さん
組み立て方がとても簡単です!
地面に置くのはなんとなくいやだなと思うようなものをちょっと置くだとか、テーブルにおくほうが雰囲気が出るな……みたいな、あくまでお楽しみの一つではありますが、あまりカリカリに責めないスタイルなのでちょうどいいサイズ感のテーブルです。
【3】山の寒い朝のQOLがグッと上がる!モンベルのサーモボトル

mont-bell / アルパイン サーモボトル0.5L
優れた強度と軽量性を両立したステンレス製ボトル。登山用に開発されているだけあり、携行性の高さはもちろん、保温・保冷性能にも定評があります。
ログ男さん
これは登山・ハイキングを始めてすぐに買ったアイテムの一つです。
ほかの同等のボトルと比べてパーツが少ないこと(上下のシリコンリングは外して使っています)、保冷保温機能として必要十分なこと、コップがあることなどを満たしていたため選びました。
また、当時もよく見て参考にしていたYouTube「たかくらや」 さんにもしばしば出ていて、印象にあったことなどが購入の決め手になっています。

ログ男さん
お気に入りのポイントは、いつでも気軽に白湯が飲めること!
なによりも白湯は体にとっても良いことを実感していることから、このボトルには温かい時期でも基本的にはお湯しか入れていません。
また、山でコーヒーを淹れる際、このボトルから直接お湯を注ぐことで、沸かしたお湯の温度が下がることを防いでくれます。
山の朝は寒いですから、沸かしてもすぐに温度が下がってしまいます。そんな時にとても重宝します!細く均一にお湯を注ぐのにはちょっと慣れが必要ですけども……。

ログ男さん
本体重量はおよそ250g。
水を入れておくボトルとしては決して軽くはないですが、保温保冷ボトルとしては軽い方。
ステッカーでカスタムして楽しめて、白湯を飲んだり珈琲を淹れたり、必要な役割をしっかり担ってくれているので、これからも塗装が剥げてボロボロになるまでガツガツ使いたくなる、そんなギアの一つです。
【4】なくてもいいけど、あると断然楽しい!オールのけん玉

JAC KENDAMA / ALL ST22 MOSS
ジャパンメイドのけん玉ブランド<JAC KENDAMA(ジャック ケンダマ)>。そのエントリーラインとして誕生したレーベル「ALL」には、どんなプレイヤーにも使いやすいけん玉が揃っています。
ログ男さん愛用の「ALL ST22 MOSS」は、けん玉フリースタイル世界チャンピオン・東郷真ノ助さんのシグネーチャーモデル。個性的なカラーリグが目を引きます。
ログ男さん
このけん玉については完全に見た目です(笑)。
僕にけん玉を教えてくれた うしさん( @ushi0813 )に紹介いただき、その選択肢の中から選びました。
けん玉を始めたのは、たまたま博多のショッピングセンターの民芸品店で見かけて、「これなら山に持っていけそう……」と思って手に取ったのがきっかけ。
後々知ることになったのですが、割とけん玉を山に持っていっている人がいたので、山で出会ったときのセッションが楽しいです。

ログ男さん
おすすめのポイントは、玉にマットな塗装がされているので、玉の上に乗せるトリックがしやすいところ!
テン場でゆっくりしているときに楽しんだり、少し肌寒いときはけん玉をして体を温めたりもできますよ(笑)。

ログ男さん
技が決まった時の音、剣に刺した時の音の『カチッ!』という木と木がぶつかった、少し乾いた心地よい音が最高です。
【5】コンパクトに収まるハンドルがキモ!スノーピークのコーヒーミル

Snow Peak / フィールドバリスタ ミル
無駄のないミニマルなデザインが人気のモデル。2017年にグッドデザイン賞を受賞しているだけあり、使いやすさや持ち運びやすさにも妥協がありません。
ログ男さん
こだわった珈琲を飲みたい、アウトドアで珈琲を楽しみたいという思いから、いろいろと探してみたところ、重量と操作性、パーツの少なさという視点から購入を決めました。

ログ男さん
もっと良いハンドミルはたくさんあると思うんですが、重量が240gと比較的軽く、なによりハンドル部が本体と一体化している点がとても気に入っています。
山で道具のパーツを失くしてしまうのは気分的にもつらいですし、もちろん落としたパーツはゴミになってしまうので……。
パーツを失う可能性を低くするためにパーツ自体がが少ないものを……という観点で見てみると、とってもおすすめです。

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ログ男さん
自宅でも使っていますが、しっかり挽けるのでドリップコーヒーを楽しむぶんには十分すぎる満足度です。
お気に入りのアイテムと一緒に、自分らしく山を楽しもう!
最後に、ログ男さんのとっておきの「山での一枚」をご紹介します。

ログ男さん
この日は九州自然歩道をセクションハイクしていました。
ただ、当日はキャンプ場に恵まれず、どこで泊まるか悩んでいた時に、僕のことをYouTubeで見てくれていた方々から声をかけてもらって急遽同じテントサイトに泊めさせていただきました。
その時にそのグループの一人に撮ってもらった一枚です。
またそれだけではなく、後日知ったことなのですが、この写真を撮ってくれた方のお母様と僕の母が20年来の友人同士だった……という超偶然も重なって、一気に仲良くなったというエピソード付きのお写真です。
そんな偶然って……ありますかね?
ほんとビックリという言葉だけでは足りないくらいの驚きでした。
この出会いだけではなく、ハイキングを通じてさまざまな方と出会い、刺激を受けたり仲良くなることが多いです。
ぜひ見かけた際にはお気軽にお声掛けいただければ嬉しいです!
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