つい試したくなるギミックで、テントから出たくなくなる?!
開放感あふれる前室は「自然のリビング」
徹さんの言葉を先に紹介した通り、前室の広さがニンジャテントの最大の特長です。幅53cmの[Zレスト]を置いても、すっぽり収まる奥行きがあります。この広いスペースは、単に荷物置き場を広くしたのではないようです。
というのも、エントランスのパネルを跳ね上げれば、写真のように前室に座って自然の中のリビングになるのです! 前室の広さは、ここに座ったり、テント内に座って前室に足を投げ出したりして寛いでほしいというメッセージなのだと感じます。
ちなみに撮影時は、近くに木があったので細引きを木に結んでパネルを上げましたが、トレッキングポールを柱にして上げることもできます。
景色を見ながらディナー、星空の下で一献
エントランスのパネルを巻き上げた状態でテント内から外を眺めると、その開放感をさらに感じられます。天気のいい日に、ゴロリと寝転びながら山の景色をゆっくり眺めるのが楽しみです。夜は星空を眺めるのもよさそうです。雄大な景色を見ながら、前室部分で調理や食事もできます。
多くの山岳用テントと違い、単に寝床としてテントを使うのではなく、山を楽しむための自分だけの秘密基地になってくれそうです。
寝転びながら、内側から換気もできる!
「ニンジャ」と名付けられている通り、このテント、忍者が住むからくり屋敷のようです。
前後の大型メッシュパネルやベンチレーションを備えていますが、特筆すべきは、背面に設けられたジッパーから手を出して、テント内に居ながらフライシートをたくし上げ、換気を促進できるギミック。面白すぎます。
世界初? 巻物に描かれた「テントの心得」が最高に楽しい!
ニンジャギミックは収納袋にも活きてます
テントの収納袋というと巾着袋か圧縮袋がほとんど。実用的ではあるけれど、遊び心をくすぐるようなものではなく、味気ない。でもニンジャテントは、遊び心満載です。
まず形状は「ニンジャ」だけに巻物状。広げると内側に設営方法やギミックの解説がプリントされ、本当に巻物です。