コッヘルとは
コッヘルとは、登山やキャンプなど、主にアウトドアで使用する小型調理器具です。携行のしやすさを考慮されており、同じメーカーの製品であれば、異なる大きさの物を組み合わせた上で重ねて収納できるようにしてあるものがほとんどです。
形状、材質によって特徴があり、サイズも様々です。どういった用途に使うかで選ぶものも変わるので、まずは特徴を知っておきましょう。
コッヘルの形状や材質について
丸型と角型があるコッヘル
【丸型】
種類やサイズが豊富なのが丸型のタイプです。携帯性を重視しているため、フタはフライパンや皿を兼ねる場合がほとんどです。携帯性を重視する場合は細長い深胴、調理や食器としての使いやすさを重視する場合は浅胴のものが選ばれます。
【角型】
角型は四角いタイプのコッヘルで、パッキングしやすく、角の部分から中の液体を注ぎやすい、袋ラーメンが調理しやすいといったメリットがあります。その一方、均一に熱が回らない、角の汚れが落ちにくいというデメリットもあります。
材質別の特徴
コッヘルには、アルミニウム製、ステンレス鋼製、チタン製のものがあります。特徴を下記にまとめました。
ここからは、材質別におすすめのコッヘルをご紹介します!
【アルミニウム製】とにかくコッヘルが欲しければコレ
<モンベル> アルパインクッカー 16
軽量で、鍋や食器としても使用できる多用途なコッヘル。どんな料理もしやすいラウンド形状。収納も便利で、ガスカートリッジと小型ストーブを中に入れることができます。クッカーが熱くなってもにぎりやすい工夫がなされたハンドルが付いています。
<プリムス> クッカー イージークックNS・ソロセットM
イージークックシリーズのミニキットやソロセットSを重ねて収納することもでき、用途の幅が広がるコッヘル。カートリッジとバーナーを一緒に収納することも可能です。
プリムス クッカー イージークックNS・ソロセットM
重量:250g
サイズ:ポット900?、内径Φ11.2×9.9㎝)、ミニポット(400?、内径Φ11.2×4.8㎝)
収納サイズ:12.5×15㎝
<プリムス> ライテックトレックケトル&パン
パンがついているので、ソーセージや炒め物をしたいときに便利なクッカー。底には渦巻き状の滑り止めもついているので、ソロ登山やバイクツーリングで食事を楽しみたい時に便利です。
プリムス ライテックトレックケトル&パン
重量:280g
サイズ:1.0?鍋(内径11cm×高さ10cm)、フライパン(内径11cm×高さ2.7cm)
収納サイズ:13×H14.5cm
<エバニュー> アルミクッカ-900 FD
アルミ製のクッカーにアルマイト加工が施されているので、腐食しにくいのがポイント。230gのガスカートリッジもすっぽり収まります。軽量で携行性も抜群。
エバニュー アルミクッカ-900 FD
重量:本体122g / フタ65g
サイズ:径11×深さ10.2cm / 容量:900ml
<ユニフレーム> 山クッカー 角型 3
角型なので、袋めんがちょうどぴったり収まるサイズです。フライパンは、フッ素加工が施されているので焦げにくく使いやすいです。角を使うと水も注ぎやすく、コーヒーやお茶を飲むときに便利です。
ユニフレーム 山クッカー 角型 3
重量:約449g
サイズ:鍋 13:約12.7×12.7×7.45(深さ)cm、鍋 11:約10.8×10.8×6.4(深さ)cm、フライパン:約13×13×3.4(深さ)cm
収納サイズ:約140×147×88mm
<ユニフレーム> 山クッカーS
アルミ製で軽い「山クッカー」。重ねて入れることができるのでコンパクトに収納できます。鍋がふたつあり、中鍋は、米を洗う時に、フタを閉めて水切りができる形状になっています。
ユニフレーム 山クッカーS
重量:約290g
サイズ:中鍋:約φ14.3×8.1(深さ)cm、小鍋:約φ12.9×6.3(深さ)cm
収納サイズ:約φ160×89mm
<スノーピーク> トレックコンボ
アルミニウム製のフライパンと深型クッカーがふたつずつセットになっています。2~3人のグループ登山やキャンプで使うのに便利です。
スノーピーク トレックコンボ
重量:555g
サイズ:ー
収納サイズ:φ150×H150mm
<トランギア> メスティン
熱伝導率の高いアルミ製で、取手付きの便利な飯ごうです。熱が全体に回るので、アルコールバーナーでもごはんが炊けます。そのまま器にして、具材をのせて食べることもできます。
トランギア メスティン
重量:150g
サイズ:17×9.5×6.2cm
収納サイズ:ー
【ステンレス鋼製】しっかり調理 山ゴハンにこだわる人へ
<エムエスアール> コッヘル アルパイン ストアウェイ ポット 1.1L ステンレス製
調理だけでなく、フタを固定できるので保存するのにも適しています。少人数のグループで、最小限の調理器具で料理する時に使いたいポットです。
MSR コッヘル アルパイン ストアウェイ ポット 1.1L ステンレス製
重量:440g
サイズ:ー
収納サイズ:19.5×9.5cm
<キャプテンスタッグ> ステンレス角型ラーメンクッカー1.3
キャンプやトレッキング、ツーリングなど、1~2人用に適した角型のクッカーです。ふたには湯切り穴が付いているので麺類の水切りに便利。インスタントラーメン2個分を鍋の中に収納できます。
キャプテンスタッグ ステンレス角型ラーメンクッカー1.3
重量:305g
サイズ:171x全長262x高さ111mm
収納サイズ:156x156x高さ111mm
<ベルモント> BM-118 ステンクッカー5点セット
大小2サイズの鍋とフライパン、皿がセットに。全部重ねて付属袋にすっきりと収納ができます。仲間との山ごはん作りにもぴったり!
ベルモント BM-118 ステンクッカー5点セット
重量:540g
サイズ(大):約143×68mm
サイズ(小):約124×63mm
サイズ(フライパン):約149×31mm
【チタン製】熱いコッヘルが苦手?猫舌猫手の方におすすめ
<エバニュー> チタンクッカー1人用セット
軽量なチタン製のコッヘルで、アルパインクライミングや「ライト&ファスト」のトレイルランニングをする人に最適です。110gのガスカートリッジと小型スタープの収納が可能。
エバニュー クックウェア チタンクッカー1人用セット ECA278R
重量:144g(ケース11g)
サイズ:径9.4cm×深さ11.8cm
<エバニュー> チタンクッカー2セラミック
チタンクッカーの内側には、セラミック樹脂がコーティングされているので焦げ付きにくい加工。内部にはメモリが付き、水が注ぎやすい形状になっています。
エバニュー チタンクッカー 2セラミック ECA422
重量:140g
サイズ:径13.6×深さ6.4cm/容量900ml
<エムエスアール> チタン製ケトル コッヘル クッカー 1人用
お湯を沸かしたり、袋入りのラーメンを作ったり何かと便利なソロ用クッカー。チタン製なので、軽量かつ丈夫な作りで、あらゆるアウトドアシーンで活躍します。
MSR チタン製ケトル コッヘル クッカー 1人用
重量:118g
サイズ:ー
収納サイズ:12.7×8.9cm
<イーピーアイ> ATSチタンクッカー TYPE-3 M
チタンの弱点である熱伝導率の効率の悪さを、底部分にアルミを吹き付けることで解消し、調理がしやすくなっています。アルミの吹き付けにより底に凹凸ができ、ゴトクの上で滑りにくくなっています。
EPI ATSチタンクッカー TYPE-3 M
重量:本体/123g 、フタ/52g
サイズ:本体/H104×Φ112mm 900ml、フタ/H35×Φ112mm 280ml
収納サイズ:ー
<スノーピーク> トレック900
チタン製のフライパンと深型のクッカーがひとつになったセットです。チタントレックシリーズの700→900→1400とそれぞれ重ねて収納できるので、人数に合わせて使うことができます。
スノーピーク トレック900
重量:175g
サイズ:ー
収納サイズ:φ130×H140mm
<スノーピーク> ソロセット極チタン
重量わずか195gと軽量で頑丈なチタン製のソロセット。長い形状のポット内には、ガス缶とストーブが収納でき、もうひとつのカップにポットが収まります。ソロ登山やツーリングに最適のクッカーです。
スノーピーク ソロセット極チタン
重量:195g
サイズ:ポット: φ109×H125mm、カップ: φ110×H71mm、フタ: φ104×H22mm
収納サイズ:ー
コッヘルを使って「山ゴハン」を作ろう!
自然の中で、自分が調理して作るご飯は、格別ですよね。アウトドアシーンでの調理器具は、軽くてコンパクトで使いやすいものが重宝します。お気に入りのコッヘルを見つけて、自分流のアウトドアご飯を作ってみましょう!