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「山も街も軽快に歩けるシューズがあったら!」を具現化。キーン/ハイトレイルコレクションの歩き心地がいいんです。

「山も街も軽快に歩けるシューズがあったら!」を具現化。KEEN/ハイトレイルコレクションの歩き心地がいいんです。

KEEN(キーン)が提案する、新時代のハイブリッド・フットウェア<HIGHTRAIL>コレクション。それは、日常の通勤・通学からアウトドアまで、あらゆるシーンで活躍。スピード、安定性、スタイルを兼ね備えた一足は、アクティブなライフスタイルをさらに快適にするものだそう。そこで、その履き心地を、山と街で確かめてみました!

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目次

アイキャッチ画像:ポンチョ

90年代、ライトトレッキングシューズの雰囲気を持つ新作KEEN

キーン ハイトレイルコレクション
撮影:ポンチョ

山好きの皆さんであれば、普段から、つまり街でも、ハイキングシューズを履いている人、多いと思います。

私も30年以上、ハイキングシューズを街履きしています。それは1990年前後にナイロンメッシュとレザーのコンビネーションアッパーが採用されたライトトレッキングシューズが登場した頃からです。ハイテック、メレル、ナイキACG、アディダスEQ等でした。

今回レビューするキーンの新コレクション、上画像の“HIGHTRAIL(以下、ハイトレイル)”を見た時、90年代の、山でだけでなく、街履きしたライトトレッキングシューズの雰囲気を思い出しました。

雑誌に掲載されていた、アウトドアの本場シアトルのREI前で撮られた写真に写っていた、フリースジャケット、ショーツ、ミッドカットシューズをコーディネートしたアウトドア好きが履いていた、そのシューズの雰囲気です。

足にも環境にもやさしいハイブリッドフットウェア

キーン ハイトレイルコレクション
撮影:ポンチョ

2003年の創業以来、「天井のないところすべて」をアウトドアと定義し、地球環境負荷を低減した製法で革新的なハイブリッドフットウェアを提案している「KEEN」。

当初、同社の目指したハイブリッドとは、サンダルとシューズを意味していました。しかし今回のハイトレイルコレクションが意味するのは、山と街、トレイルとオンロードを軽快に歩けるシューズです。

上画像が、そのハイトレイルコレクション。右がミッドカットモデルの「ハイトレイル ミッド ウォータープルーフ(¥20,900)」。左がローカットモデルの「ハイトレイル ウォータープルーフ(¥18,700)」。

画像はどちらもメンズシューズですが、ウィメンズシューズも用意されています。

ハイトレイル ウォータープルーフを履いて歩く様子
撮影:ポンチョ

キーンのシューズと言えば、ワイズ広め。日本人に多い幅広の足にフィットすることで人気ですが、このハイトレイルコレクションはどうか?というのが最初に気になったところです。

早速足入れして確かめてみると、ミッドカット、ローカットどちらも足の輪郭に沿ったつくりのContoured Fitを搭載。だから長時間の歩行でも足に掛かるストレスは最小。キーンらしい、履きやすさは踏襲されています!

もうひとつ気になるのが、ハイブリッドフットウェアという点。

ハイキングに対応する機能を持ちながら、ハイキングだけでなく、日常でも心地よく履くことができる気軽さを装備しているというけれども、街で履きやすいと山では剛性が不足していたり、トレイルでいいなと思うとアスファルトでギクシャクしたりするハイキングシューズって、案外多いんですよね……。

ならばと、トレイルとオンロードで履いて試してみました!

キーン ハイトレイル ウォータープルーフ
撮影:ポンチョ

ハイブリッドフットウェアと聞いて思い浮かべるのは、キーンであれば、ベストセラーとなっている「ジャスパー」です。私も、愛用していたことがあります。

その経験と比較して、ハイトレイルコレクションをトレイルとアスファルトで履いてみた第一印象は、ジャスパー以上のクッション性とグリップ力。山での機能性をアップしながら、ジャスパー同様の足馴染みのよさを装備。街でも違和感なく履けるものでした。

驚いたのは、ミッドカットの歩きやすさです。ミッドカットシューズの多くは、街履きすると、重かったり、足首の当たりが気になったり、ソールが硬くてギクシャクした歩行になりがちですが、ハイトレイル ミッドは、ローカット同様に歩きやすいんです!

なぜなのでしょう?その理由を深掘りしてみました。

厚底のハイクッションを搭載しながらもソフトなソール

キーン ハイトレイルコレクション
撮影:ポンチョ

まず、ミッドカットのハイトレイル ミッド ウォータープルーフと、ローカットのハイトレイル ウォータープルーフのソールユニットは、共通です。違いは、ミッドカットとローカットの履き口と、シューレーシングです。

ソールユニットが同じなので、履き心地は、よく似ています。どちらもソフトで、足運びがいいんです

ソフトさは、ミッドソールに採用されている高反発フォームの効果です。加えてソールのヒール側がかなり厚く、32ミリもあるので、厚底シューズに分類されるレベルです。厚底ならではの高いクッション性と反発力によって、衝撃を吸収するソフトさと足運びのよさがあります。

キーン ハイトレイルコレクション
撮影:ポンチョ

ただし、通常の厚底シューズは、厚さによってソールがやや硬めになることが多いのですが、ハイトレイルコレクションは、ミッドカット、ローカットともに、前足部の厚さが20ミリと薄め。さらに剛性を高めるシャンクも装備されていないため、上画像のように小さな力を加えただけで、足裏に沿って曲がります。

これは山よりも、街のアスファルトでの歩きやすさを重視した結果と言えます。

キーン ハイトレイル ウォータープルーフ
撮影:ポンチョ

それだけではありません。上画像でわかる通り、中足部とシューレースとが連動してフィット感を高める仕様になっているため、足との一体感は強めです。

特にローカットは、甲部がかなりしっかりと締まるので、シューレースの締め込み加減を調節する必要を感じる程です。

キーン ハイトレイル ミッド ウォータープルーフ
撮影:ポンチョ

またアウトソールのラバーが中足部付近で巻き上がる構造のキーン・テレインシールドによって捻じれを防ぎ、安定感、推進力を生んでいます

ミッド、ローともにソフトで足運びしやすく、高いフィット感、安定性が特長ですが、しかし、その歩行感は、トレイルを歩いてみると、かなり違いがありました。

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