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SOTOの話題作「トライトレイル」&「CB タフ」を雪山でフィールドレビュー!

画期的な商品を開発する人気のアウトドアブランド<SOTO>が展開する、登山専用の軽量なCB缶対応バーナー「TriTrail(トライトレイル)」と、雪山でも使えるCB缶「CB TOUGH(シービー タフ)」。

実際に雪山でどのくらい使えるのか、それぞれの特徴と共にフィールドテストの結果をお伝えします!

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目次

アイキャッチ画像撮影:筆者

SOTO史上初!CB缶対応の登山用バーナー

SOTO トライトレイル CBタフ

撮影:筆者

2024年4月、新富士バーナーが展開するアウトドアブランド<SOTO>から、これまで市場になかった画期的な新製品が発売されました。それが、CB缶対応の登山用バーナー「トライトレイル(TriTrail)」です。

トライトレイル(TriTrail)
¥9,900
重量:135g(本体のみ)
発熱量:2.6kW (2,200kcal/h、CBタフ使用時)
付属品:タイベックス製収納ポーチ

CB缶とは、いわゆるカセットボンベのこと。CB缶対応のバーナーはすでに市場にいくつもありますが、完全に登山用に開発されたものはトライトレイルが史上初。

ただ、登山用のバーナーは、いまはドーム型のOD缶を使うタイプが主流ですよね。どうしてわざわざCB缶対応の登山用バーナーを開発しようと思ったのでしょう?

原点は、「もっと手軽に山でバーナーを使ってもらいたい!」

登山 バーナー 調理
出典:PIXTA

最近、燃料代の高騰や円安の影響などにより、登山用品の値段がすごく高くなっていると感じませんか? それはガス缶にも同じことが言えて、250サイズのOD缶の値段は、だいたい700円前後が当たり前。消耗品であるがゆえに、頻繁に買うとなると結構な痛手です。

そのためメーカーサイドは考えました。もっとガス缶の値段を下げて、山で手軽にバーナーを使ってもらえるようにできないか……。

そこで採用されたのがCB缶を使うという案。CB缶はOD缶よりも生産数が多いため、1缶あたりの生産コストを抑えることができ、結果、販売価格を安くできます。

そうして生まれたのが、CB缶に対応するシングルバーナー「トライトレイル」であり、同時に雪山などの寒冷地でも問題なく使えるCB缶も開発されました。

トライトレイルが“登山用”と謳う主な特長

登山専用バーナーとして開発されたトライトレイルは、既存のCB缶対応のバーナーとどこが違うのでしょう? ここからは、トライトレイルの登山に適した特長を紹介します。

ゴトクを減らすなどして軽量化を実現

トライトレイルは、SOTOの大人気バーナー「レギュレーターストーブ」をベースに作られました。そこでまず考えられたのが、軽量化です。

SOTO トライトレイル

撮影:筆者

軽量化にあたり、ゴトクは3本で設計されました。そして、ガス缶装着部側に位置する1本は、足の部分を大胆にカット。CB缶を取り付けていないとかなり不安定に見えますが、横向きのCB缶が台座として機能するので、安定してクッカーを乗せることができます。

ほかにも細かなパーツを軽量化することで、トライトレイルは約135gという軽さを実現。レギュレータストーブと比べると、約60%も軽量になっています。

すり鉢状の火口で風に強い

SOTO トライトレイル すり鉢状 火口

撮影:筆者

火口の形は、耐風性の高さで定評のあるすり鉢状を採用。半球状に膨らむレギュレーターストーブの火口と比べると、横風の影響を受けにくく、屋外でも安定した火力を得ることができます。

点火装置&マイクロレギュレーターも搭載

SOTO トライトレイル 点火装置 マイクロレギュレーターストーブ

撮影:筆者

レギュレータストーブと同様に、使い勝手に直結する点火装置もしっかり装備。配線系統はすべて本体の内側にまとめられているので、外からのダメージを受けにくく、故障しづらい点も特長です。

さらに、低温下や長時間の使用でも火力を安定させるマイクロレギュレーターも内蔵されています。

同時に開発されたCB缶がさらにスゴイ!

SOTO CBタフ
撮影:筆者 左は容量130gのST-711、右は容量230gのST-712

トライトレイルの発売と共に、登山向けのCB缶「CB タフ」も同時にリリースされました。

CBタフ125
¥440
容量:125g
重量:約220g

CBタフ220
¥495
容量:220g
重量:約334g

こちらのCB缶はメーカーの思惑通り、リーズナブルな価格設定を実現。いずれも1缶400円代という懐に優しい値段が魅力です。

さらに、CBタフはOD缶より軽い点も見逃せません。容量230gのOD缶「SOD-725T」の全体重量が約385gなのに対して、容量220gの「CBタフ220」は全体重量が約334gと、容量の差を差し引いて40g軽量に仕上がっています。

ただ、コスパが高くて軽量でも、一般家庭用のCB缶と比べたら、CBタフの値段は少々高め。あえてCBタフを使わなくてもいいのでは?と思う人もいるでしょう。

しかしCBタフには、「雪山でも使えるCB缶」という唯一無二の特長があるんです。

CB缶の弱点を克服!耐圧性の高い容器にOD缶と同じガスを充填

CB缶 登山 不向き
撮影:筆者 同じCB缶でも充填されている液化ガスの内容は商品によって異なる

そもそも、CB缶は登山に不向きと言われてきました。それは、気温が低い環境では充填されている液化ガスが気化しにくくなり、弱い火しか起こせない、もしくはまったく点火しないといった不具合が生じる可能性があったからです。

では、なぜOD缶が山で問題なく使えるかというと、気温が低い環境でも気化しやすい液化ガスを充填しているからにほかなりません。

それなら、気温が低い環境でも気化しやすい液化ガスをCB缶にも充填すればいいのでは? と思いますが、それには内側からの圧力に耐えられる強い容器が必要で、これまでのCB缶は十分な耐圧性をもっていませんでした。

そこでCBタフでは、従来のCB缶より耐圧性の高い容器を採用。氷点下でも使用可能なOD缶と同等の液化ガスを充填できるようになり、結果、夏山だけでなく雪山でも問題なく使えるCB缶としてリリースされました。

“扱いやすさ”が考えられたキャップにも注目

SOTO トライトレイル キャップ
撮影:筆者 左が従来のCB缶。右がCBタフの改良されたキャップ

CBタフはキャップにも工夫があります。従来のCB缶のキャップは、つまみのように飛び出る形で作られていて、力が加わると簡単に外れてしまいました。

CBタフでは、それを平たい形に変更。パッキングしやすくなっただけでなく、キャップは容器にカチッとはまって固定されるため、力が加わっても外れにくくなっています。

SOTO トライトレイル キャップ 紛失防止

撮影:筆者

さらに、外したときの紛失を防ぐために、キャップは付いているクリップで容器の底に取り付けることが可能。細かなところまで考えられた作りは、さすが日本のメーカー製といえるでしょう。

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