登山道具って高いし、失敗したくない!

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登山で最初に揃えるべき“三種の神器”といえば、「登山靴」「レインウェア」「ザック」と言われていますが、買い揃えるにはお金もかかるし、失敗は避けたいですよね。
お店で「どのような場所を登る予定ですか?」と聞かれても、今後自分がどんな山に登るのかって、漠然としてハッキリ分からない……。
そんな風に登山靴選びに悩んだら、まず最初はオールラウンドに使えて、フィット感、サポート力、防水性がある定番シューズを選んでおくと安心です。
ビギナーから経験者まで、登山者に選ばれるターギー

「ユニーク」や「ニューポート」などのサンダルのイメージが強いKEENですが、実はトレッキングシューズも隠れた人気アイテムで、その代表格が「ターギー」なんです。
初代ターギーは2004年に発売スタート。その後、2008年「ターギーⅡ」、2017年「ターギーEXP」、「ターギーⅢ」と、アップデート版が発表され、およそ20年も続くロングセラーになっています。
歩行をサポート!ターギーのおすすめ機能4選

左:ターギーⅡ ミッド ウォータープルーフ 右:ターギーⅢ ミッド ウォータープルーフ
現在は「ターギーⅡ ミッド ウォータープルーフ」と「ターギーⅢ ミッド ウォータープルーフ」が展開されていますが、まずは共通する機能面を見てみましょう。(以下、「ターギーⅡ」「ターギーⅢ」と表記)
ローカットもありますが、今回は最初に選ぶシューズということで、フラットな歩き方をサポートしてくれるミッドカットに絞ってご紹介します。
1.かかとのフィット感抜群で歩きやすい

歩きやすさで大切なのが、かかとのホールド感。ターギーは、つま先にゆとりを持たせつつ、固定しておきたい足首やかかとはしっかりとホールドしてくれます。
それを可能にするのが、足首を一周するように巻かれたテープ。これは「ヒールロックシステム」といって、シューレースを引っ張ると、連動して踵側もぎゅっと締まる機能です。

初心者が慣れない山道を歩くと、足首を捻ってしまうこともあるので、しっかり足首をサポートしてくれる登山靴がおすすめです。
2. 広めの足型なので、爪先が痛くならない

登山は長時間歩くため、足に痛みが生じにくい作りも大切。
ターギーは、つま先に向かって扇状に広くなっているため、足幅が広い人でも指先が痛くなりにくくなっています。
特に下山中は、爪が靴先に当たって痛くなることもあるので、指先の締め付けはリスクのもと。初めてだと、ついピッタリサイズの靴を選びたくなりますが、指先が靴に当たらないか、しっかりサイズを確かめてから購入しましょう。
3. 濡れないし蒸れないので、雨天でも安心

登山中は、雨が降っても歩き続けなければいけないし、川を渡るシーンもあります。そんなとき、靴の中が濡れてグショグショになってしまっては、せっかくの登山が残念な思い出になりかねません。しかも足が濡れているとマメができる原因にも。
そうした不快な思いをしないためにも、外せないのが防水性です。


KEEN .DRYのイメージ
ターギーのアッパーはシリコン液を浸透させた特殊加工の防水レザー、シューズ内部には防水透湿素材「KEEN.DRY」を採用した完全防水です。防水防水透湿素材は、外側からの水分は通さず内側の蒸れは逃すので、雨の日でも快適に歩けます。
とはいえ足首が雨に晒されている状態だと、靴下が水分を吸ってそこから浸水してしまいます。雨天時はレインパンツを履き、靴の内側に水が入らない対策もしっかり行いましょう。
ちなみに、PFAS (環境汚染の原因となる有機フッ素化合物)を使わずに耐久撥水加工が施されています。そうした環境に配慮した製品作りもターギーを選びたくなるポイントですね。
4.足のねじれを防ぐプレートを内蔵

足場の悪い登山道では、足の横ずれや、足がねじれた状態で歩き続けてしまう心配があります。足のねじれは膝や腰を痛める原因にもなるので、正しい歩行をサポートしてくれる登山靴がビギナーに安心です。
ソールの中には、底全体をがっしりさせる「スタビリティシャンク」というプレートが内蔵されているので、足のねじれを防いでくれます。
バランスの良い「ターギーⅡ」と、本格派「ターギーⅢ」
ここからは、「ターギーⅡ」「ターギーⅢ」それぞれの特性を見ていきましょう。
普段履きでも使える「ターギーⅡ」

「ターギーⅡ」は、丸みを帯びたソールが特徴的で、機能面のバランスの良いモデルです。登山シーンはもちろん、街履きやキャンプなど様々なシーンで使いやすくなっています。
しなやかさで足を曲げやすい

その理由のひとつは、歩行をサポートする“しなやかさ”。アッパーに深い切り込みが入っているので甲部分が曲げやすく、足の動きを邪魔しません。
疲れにくい、柔らかなインソール

また、立体成形されたインソールはクッション性が高く、歩きやすさも抜群。長時間歩いていても疲れにくいと評判です。
硬いソールの場合、アスファルトなどの舗装路を長時間歩いていると、足に余計な負担が生じてしまいますが、ターギーⅡなら心配無用。
低山ハイキングから高山まで、しっかり登山用にするなら「ターギーⅢ」

ターギーIIIは、その名の通りターギーⅡのアップデート版にあたります。足型は同じタイプのものを使用しながら、アッパー部分の構造と素材が見直されました。
足入れのしやすさはそのままに、さらにしっかりと包み込んでくれるホールド感や、耐久性が高くなっているモデルです。

アッパー部分に注目してみると、ターギーIII(右)は切れ込み部分が浅めで、ターギーⅡ(左)より甲を覆う面積が広く取られているのが分かります。これにより、足全体のホールド感・フィット感が向上。

続いてはソール部分を見てみましょう。
つま先が持ち上がっていることで足裏のストレッチがかけやすく、体力の消耗を抑えてくれます。また接地面積が広く取られているので、滑りやすい場所でも安定感があります。
悪路もある登山道を長距離歩くなら、ターギーIIIがおすすめです。
ターギーと登山に出かけよう!

安全な歩行をサポートしてくれる機能が揃ったターギー。登山靴選びにお悩みの方は、ターギーを選んでみては?
安心できる靴と一緒に、ぜひ登山ライフを楽しんでください!
KEEN 【メンズ】ターギー Ⅱ ミッド 防水ハイキングシューズ
防水性 | ○ |
---|---|
重量(片足) | 25〜29cm(0.5cm刻み)、30cm |
サイズ | 25〜29cm(0.5cm刻み)、30cm |
アッパー | 防水ヌバックレザーと、軽量で通気性に優れたパフォーマンスメッシュアッパーを採用 |
アウトソール | ノンマーキングラバーアウトソール |
ミッドソール | 軽量で劣化しにくく、歩行時の衝撃を緩和する硬度の異なる二種の圧縮成型EVAを組み合わせたミッドソール |
ライニング | クイックドライのメッシュライニング |
フットベッド | 取り外し可能なLUFTCELL PUフットベッド |
KEEN 【ウィメンズ】 ターギー Ⅱ ミッド 防水ハイキングシューズ
防水性 | ○ |
---|---|
重量(片足) | 403g |
サイズ | 22.5〜26.0cm(0.5cm刻み) |
アッパー | 防水ヌバックレザーと、軽量で通気性に優れたパフォーマンスメッシュアッパー |
アウトソール | ノンマーキングラバーアウトソール |
ミッドソール | 軽量で劣化しにくく、歩行時の衝撃を緩和する硬度の異なる二種の圧縮成型EVAを組み合わせたミッドソール |
ライニング | クイックドライのメッシュライニング |
フットベッド | 取り外し可能なLUFTCELL PUフットベッド |
KEEN 【メンズ】 ターギー Ⅱ 防水ハイキングシューズ
防水性 | ○ |
---|---|
重量(片足) | 454g |
サイズ | 25.0〜29.0cm(0.5cm刻み)、30cm |
アッパー | アッパーにはシリコン液を浸透させ、しなやかで丈夫な防水ヌバックレザーを採用 |
アウトソール | 踏み跡を残さず、耐摩耗性とグリップ性に優れたノンマーキングラバーアウトソール |
ミッドソール | 硬度の異なる二種の圧縮成型EVAを組み合わせたミッドソール |
ライニング | 高い通気性と速乾性に優れるメッシュライニング |
フットベッド | 取り外し可能なLUFTCELL PUフットベッド |
KEEN 【ウィメンズ】ターギー Ⅱ 防水ハイキングシューズ
防水性 | ○ |
---|---|
重量(片足) | 357g |
サイズ | 22.5〜26.0cm(0.5cm刻み) |
アッパー | アッパーにはシリコン液を浸透させ、しなやかで丈夫な防水ヌバックレザーを採用 |
アウトソール | ノンマーキングラバーアウトソール |
ミッドソール | 軽量で劣化しにくく、歩行時の衝撃を緩和する硬度の異なる二種の圧縮成型EVAを組み合わせたミッドソール |
ライニング | クイックドライのライニング |
フットベッド | 取り外し可能なLUFTCELL PUフッドヘッド |
KEEN 【メンズ】 ターギー Ⅲ ミッド 防水ハイキングシューズ
防水性 | ○ |
---|---|
重量(片足) | 496g |
サイズ | 25.0〜29.0cm(0.5cm刻み)、30.0cm |
アッパー | 防水レザーと、軽量で通気性に優れたパフォーマンスメッシュアッパー |
アウトソール | KEENオールテレインラバーアウトソール |
ミッドソール | 硬度の異なる二種の圧縮成型EVAを組み合わせたミッドソール |
ライニング | クイックドライのメッシュライニング |
フットベッド | 取り外し可能なLUFTCELL PUフットベッド |
KEEN 【ウィメンズ】 ターギー Ⅲ ミッド 防水ハイキングシューズ
防水性 | ◯ |
---|---|
重量(片足) | 449g |
サイズ | 22.5〜26.0cm(0.5cm刻み) |
アッパー | 防水レザーと、軽量で通気性に優れたパフォーマンスメッシュアッパー |
アウトソール | KEENオールテレインラバーアウトソール |
ミッドソール | 硬度の異なる二種の圧縮成型EVAを組み合わせたミッドソール |
ライニング | クイックドライのメッシュライニング |
フットベッド | 取り外し可能なLUFTCELL PUフットベッド |
KEEN 【メンズ】 ターギー III 防水ハイキングシューズ
防水性 | ○ |
---|---|
重量(片足) | 449g |
サイズ | 25.0〜29.0cm(0.5cm刻み)、30.0cm |
アッパー | 防水レザーと、軽量で通気性に優れたパフォーマンスメッシュアッパー |
アウトソール | KEENオールテレインラバーアウトソール |
ミッドソール | 硬度の異なる二種の圧縮成型EVAを組み合わせたミッドソール |
ライニング | クイックドライのメッシュライニング |
フットベッド | 取り外し可能なLUFTCELL PUフットベッド |
KEEN 【ウィメンズ】 ターギー III 防水ハイキングシューズ
防水性 | ○ |
---|---|
重量(片足) | 375g |
サイズ | 22.5〜26.0cm(0.5cm刻み) |
アッパー | 防水レザーと、軽量で通気性に優れたパフォーマンスメッシュアッパー |
アウトソール | KEENオールテレインラバーアウトソール |
ミッドソール | 硬度の異なる二種の圧縮成型EVAを組み合わせたミッドソール |
ライニング | クイックドライのメッシュライニング |
フットベッド | 取り外し可能なLUFTCELL PUフットベッド |