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お値段にビックリ!? フランス生まれのテントメーカー<SAMAYA>。 その代表モデルの実力とは?(2ページ目)

出入口の開閉の仕方は3パターン、通気具合も自由自在

テント 完成形

完成形は、このようなスタイルになります。黒い生地の部分が出入口で、この写真では閉じた状態です。この黒い生地と青い生地は、防水透湿性の“NANOVENT 3レイヤー”で、その他のシルバーの部分がダイニーマ。水に濡れやすく、地面に擦れて傷みやすい部分に、強靭なダイニーマが使われているというわけです。

現代の主流ともいうべきダブルウォールテントならば、テントの出入り口に屋根のような“前室”ができますが、「SAMAYA 2.0」はシングルウォールなので、見た目もシンプルそのもの。それでも天井部には小さな庇が設けてあるので、出入り口のファスナーに雨水が直接降り注がないように配慮されています。気が利いていますね。

そして、この出入口のファスナーを引くと……。

サイド面

サイドの部分が大きく開口。換気性はいうまでもなく、出入りがスゴくラクな大きさです。

さて、次の写真。しかし先ほどの上の写真とどう違うのか? 出入口の部分をよく見てください。

メッシュ生地

開口部がわずかにうっすらモヤがかかったように感じませんか?
じつは「SAMAYA 2.0」の出入り口部分には、薄手で黒く、目に入りにくいメッシュ生地も併用されていて、風を呼び込みながら虫の侵入も防いでいるのです。つまり、「防水性の生地」⇒「メッシュ生地」⇒「完全開放」と、使い分けできるんですね。

裏側のパネルも開閉し、すばらしい通気性を実現!

こちらは先ほどの出入り口の反対側です。裏側も表側と同じように出入口は「防水性の生地」⇒「メッシュ生地」⇒「完全開放」と3段階で開閉できます。

NANOVENT3レイヤー 閉じた状態

では、まずは同じく“NANOVENT3レイヤー”のパネルで閉じた状態。

NANOVENT3レイヤー 黒いメッシュ部分

次に黒いメッシュ生地で通気性を高めている状態。

NANOVENT3レイヤー 通気性を高めた状態

最後に、メッシュ生地のパネルも開き、完全に解放して最大限に通気性を高めた状態。風が吹く方向、雨が降りこむ方向などに合わせて開閉することで、どんな天候のときでも換気性を理想的な状態に近づけることができます

両サイドを開けば、風通しがよくて解放的な空間に

両サイドをオープン

天気がよいときは両サイドを開けば、解放感も格段にアップします。 通気性のよさが一目でわかりますね。

メッシュパネルを開いた状態

害虫がいない場所なら、メッシュパネルも開けたほうが外の景色もきれいに見えます。シングルウォールテントには密閉感が高いモデルが多いのですが、「SAMAYA 2.0」はじつに解放的なのであります。

天井部のベンチレーターで徹底的に通気性を高める!

天井部

「SAMAYA 2.0」の通気性を高める工夫は、両サイドのパネルだけではありません。なんと、天井部にも特殊形状のベンチレーターが備えられているのです。

最上部のベンチレーターを傘のようなカバーで覆った様子

こちらは最上部のベンチレーターを傘のようなカバーで覆った様子。この素材もダイニーマが使われています。

カバーを半分外した状態

半分だけ外してみると、このような状態に。2本のポールで三角体になった部分が、ベンチレーターの開口部です。ここもメッシュとNANOVENT 3レイヤーの二重構造になっています。

メッシュ生地越しに見る内部

メッシュ生地越しに内部を見ると……。いかにも涼しそうですね。テント内部に寝ころんでいると、実際、風が吹き込んでくるのを肌で感じられました。

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