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大切なのは“登山の行程管理”ーーカシオ開発担当者に聞く『プロトレック』のベストな選び方(3ページ目)

小島さん
自分にぴったりのラインが分かったら、デジタル表示とアナログ表示のどちらにするかを選びましょう。『マナスル』はアナログ表示だけですが、『クライマーライン』と『マルチフィールドライン』には、両方あります。

プロトレック アナログとデジタル

提供:CASIO([左]クライマーライン/PRW-50Y-1AJF[右]クライマーライン/PRW-3100-1JF)

編集部 荻原
アナログとデジタル、これはもう好みですよね?

牛山さん
好みは半々くらいで分かれますね。現代のデジタルネイティブの人は数字で見て、残りの行動時間や日没までの時間を頭の中でパッと計算できるみたいなんですが、アナログで育った人や、普段アナログを使っている人は、針の角度で感覚的に捉えた方が簡単だしミスがないという場合もあるんです。

編集部 荻原
時間以外の表示方法も違いますよね?

牛山さん

撮影:YAMA HACK編集部

牛山さん
はい、例えば「方位」であれば、アナログは秒針がコンパスに、デジタルはリング状の部分に■(四角)で表現されます。

とは言っても、一番見るのはやはり時間。時間は山を歩く中でも重要な情報です。時間をきっちり把握して行動する、時間を腕という一等地で頻繁に見ることで、登山の行程管理やリスクヘッジをしてもらいたいですよね。


編集部 荻原
アナログかデジタルか、自分が登山の行程管理をしやすい表示を選ぶのが重要ですね!

バンドの種類が豊富! お気に入りのデザインを選ぼう!

小島さん
アナログかデジタルか決まったら、あとは好みのバンドを選ぶだけ。それぞれのラインで展開している各モデルの型番ごとの違いは、デザインや色、素材などバンドのバリエーションです。

編集部 荻原
メタルやシリコーン樹脂などデザインが豊富で、見た目の印象も変わりますね。メタル素材って、雪山とかで冷たくないんですか?

プロトレック メタルバンド

撮影:YAMA HACK編集部

牛山さん
時計は基本的に腕から外さないので、どんなに外気温が低くても、時計が冷えることはないんです。「凍傷にならないですか?」と聞かれることがあるんですが、凍傷になることはまずありません。

編集部 荻原
登山者に人気のバンドはどれですか?

小島さん
登山のときだけでなく普段も使いたいという方には、ビジネスシーンでも合わせやすいメタルが人気です。お客様の方で簡単にバンドの取り外しと交換ができるようになっているモデルもあるので、仕事の時はきちんと感のあるメタル、山ではシリコーン樹脂など、付け替えることもできますよ。

プロトレック カラビナ

撮影:YAMA HACK編集部

牛山さん
昨年発売して大人気だったのが、このカラビナ。クライマーの方とか、登山者もザックのショルダーストラップに時計をつけている人が結構いますよね。外れて落ちてなくしたりする人もいるんです。それを解消したいと思って作ったものなんです。時計が逆向きになるので、覗き込むだけで時間を確認できますよ。生憎、完売してしまったのですが…。

編集部 荻原
ベルトを付け替えて、シーンに合わせて楽しめるのは嬉しいです。

小島さん
アウトドアやファッションブランドとのコラボモデルも増えているので、お気に入りのモデルを見つけてみてくださいね。

選び方をまとめたフローチャートをご紹介!

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