豊富な種類のコーヒーミルからどれ選ぶ?

外で飲むコーヒーって格別ですよね。大自然の中、絶景を見ながら飲むコーヒーは欠かせない、なんて方も多いのではないでしょうか。
インスタントコーヒーやドリップパックで入れるのももちろん美味しいですが、豆から挽いて飲むのはこれまた絶品です。
ここでは、「初めてコーヒーミルを使ってみたい」という初心者さんから、「コーヒーをもっとこだわりたい!」という上級者までそれぞれにおすすめのアイテムをご紹介していきます。
コーヒーミルには手動・電動の2種類

コーヒーミルにはコーヒー豆を挽く方法として、手でハンドルをグルグルまわす手動式、電源でモーターを回す電動式の2種類あります。当然、電動式が楽で速いですが、のんびりとハンドルを回す手動式も根強い人気が。
特に、アウトドアでは、自然の中にモーター音は敬遠されがち。また、電動式は少々重くなるという理由で手動式が好まれる傾向があります。
豆の挽き具合は5種類

豆の挽き具合としては、以下の3種類。
1. 極細挽き(ごくぼそびき)…短時間で抽出するエスプレッソ向き。
2. 細挽き(ほそびき)…水を一滴ずつ注ぎながら抽出する水出しコーヒー向き。
3. 中細挽き(ちゅうぼそびき)…一般的な抽出方法であるハンドドリップ向き。
4. 中挽き(ちゅうびき)…時間をかけて抽出するサイフォンやネルドリップ、フレンチプレス向き。
5. 粗挽き(あらびき)…パーコレーターなど、金属フィルターでの抽出向き。
初心者の場合は、中細挽きでハンドドリップが失敗なく淹れることができます。
アウトドアで人気のパーコレーターの場合は、粗挽きになりますので、淹れ方によって使い分けましょう。
まずは手動のコーヒーミルをぐるぐる回してみたい

豆を挽く音、のんびりミルを回す時間。手動のコーヒーミルの醍醐味は、何といってもこれです!さらに形やデザインが何ともおしゃれ。飾っておいてもインテリアになってくれる手動式コーヒーミルのファンは少なくありません。ここでは初心者におすすめのアイテムを2種類にわけてご紹介します。
登山やキャンプに!アウトドアにぴったりのコーヒーミル
比較的コンパクトなタイプの手動コーヒーミルなら、外でも豆から挽いたコーヒーを楽しめます。キャンプはもちろん、旅行先や登山の休憩時にかばんからミルが出てくると、きっと仲間が喜んでくれること間違いなしです!
ポーレックス セラミック コーヒーミル(1〜2カップ用)
セラミック製の刃を使用したコンパクトな手動式ミル。エスプレッソから粗挽きまでお好みの粒度で豆を挽くことができ、お手入れも簡単。アウトドアにもってこいのコンパクトな設計がうれしいですね!
ポーレックス
コーヒーミル セラミック(1〜2カップ用)
ポーレックス セラミック コーヒーミル ミニ(1〜2カップ用)
上記のミルよりさらにコンパクトでスリムな設計。ハンドルホルダーがついており、ハンドルを外してコンパクトに収納できる優れもの。登山のお供にぴったりですね。
ポーレックス コーヒーミル セラミック ミニ(1〜2カップ用)
カフラーノ クラシック
ハンドミルグラインダー、ステンレスフィルター、タンブラー、ドリップカップ&カバーをひとつのコンパクトなタンブラー型ユニットに。省スペースなうえに、紙フィルターも不要。まさにアウトドアでその真価を発揮するモデルといえるのでは?
カフラーノ クラシック
FLEX セラミック コーヒーミル
ハンドル部を折りたたんで本体下部に収納できる携帯に便利な筒型ミルです。臼刃はセラミック製。エスプレッソ用から粗挽きまで、挽目もよく揃った、高品質なグラインドが楽しめます。
FLEX セラミック コーヒーミル
E-PRANCE セラミック ステンレスコーヒーミル
内刃にも外刃にもセラミックを使用したステンレス製筒型コーヒーミル。軽量、かつ、コンパクトに収納可能なので、普段使いはもちろん、アウトドアや旅行などでもしっかり活躍してくれます。
E-PRANCE セラミック ステンレス コーヒーミル
キャプテンスタッグ 18-8ステンレスハンディーコーヒーミルS
キャプテンスタッグ製のハンディーコーヒーミル。セラミック刃使用、粒度調整可能。軽量でコンパクト、お手入れのしやすさなど、アウトドアでの使用に必要な条件は全て備えています。
キャプテンスタッグ 18-8ステンレスハンディーコーヒーミルS
MILLU セラミックコーヒーミル KUROZOME 「黒染」
酸化発色皮膜加工を施し、丹念に磨き上げることで、独特の重厚な質感の黒色光沢を表現した、ステンレス製コーヒーミル「黒染」。刃にはセラミックを採用。粗さ調節ネジで、簡単にお好みの粒度に調節できるのもありがたいですね。
MILLU セラミック コーヒーミル KUROZOME「黒染」
ずっと眺めてられそう。おしゃれな手動コーヒーミル

ハリオ セラミックコーヒーミル・スケルトン
ハリオ セラミックコーヒーミル・スケルトン
ハリオ コーヒーミル・コラム
本体に明るい天然木を使用したナチュラルなデザインで、キッチンに置いておくだけでもおしゃれなコーヒーミル。臼刃はセラミック製で錆びる心配も無く、お手入れしやすいシンプルな構造です。
ハリオ コーヒーミル・コラム
ハリオ クリアコーヒーグラインダー
透明なメタクリル樹脂を本体に使用したクールなデザインのミル。臼刃はセラミック製を採用。また、使用時には本体脇のレバーを倒すことで吸盤が作動し、机等に固定できるほか、取り外したハンドルを本体に格納できるのですっきり収納することができます。
ハリオ クリア コーヒーグラインダー
ハリオ スモールコーヒーグラインダー
コンパクトでおしゃれ、落ち着いた色合いで、見た目もかわいらしいミル。臼刃はセラミック製。ホッパー部にふたがついているので、豆を挽いている間に飛び散ることもなく、また、引き出しにマグネットがついているので、不意に開くこともありません。
ハリオ スモール コーヒーグラインダー
モクネジ×カリタ コーヒーミル
- 熟練した技術を持つ職人が創り出した、持ちやすさ、安定性、美しさを併せ持つコーヒーミル。本体はワンタッチで開閉可能な3条ねじ構造となっており、機械部分はカリタ社製。豆の挽き易さと堅牢性に優れた一品です。
モクネジ×カリタ コーヒーミル
カリタ 手挽きコーヒーミル ドームミル
落ち着いたクラシカルな雰囲気が魅力のコーヒーミル。本体はぬくもりのある木製、臼歯は硬質鋳鉄製。ホッパー部がドーム型になっていて、挽くときに豆が飛び散らず、使用しないときの埃よけにもなります。
カリタ 手挽きコーヒーミル ドームミル
カリタ クラシックミル
クラシカルでレトロ感のある落ち着いた雰囲気が魅力のコーヒーミル。本体はぬくもりのある木製、臼歯は硬質鋳鉄製。ホッパー部に蓋があるので、挽くときに豆が飛び散らず、使用しないときの埃よけにもなります。
カリタ クラシックミル
カリタ コーヒーミル KH-3N
人気のKH-3シリーズのN(ナチュラル)。落ち着いた色合い、シンプルで洗練された形状はインテリアとしても魅力的です。 もちろん、コーヒーミルとして、安定の機能と使いやすさを兼ね備えています。硬質鋳鉄製臼歯使用。
カリタ コーヒーミル KH-3N
カリタ コーヒーミル KH-9
丸みを帯びたユニークなフォルムが愛らしい木目調のコーヒーミル。硬質鋳鉄製臼歯使用。アウトドアのお供にはもちろん、キッチンのインテリアとしても、魅力を添えてくれるに違いありません。
カリタ コーヒーミル KH-9
使い方は簡単!

ハンドルとフタをはずし、人数分の豆を入れます。

粒度は調節ねじで設定します。左に回すと粗く、右に回すと細かくできます。

ハンドルを取り付けて、回します。

挽き終わりました。下部の容器に挽いた粉がたまっていますので、上部を外して、ペーパーフィルターなどのドリップ容器に移してください。
豆を挽くときのポイント!
もっとも一般的な、ペーパーフィルター+ドリッパーを使用する場合は豆は「中挽き」にしましょう。また、挽き終わった後は、粉砕された微細な粒がミル内部に残ります。これを放っておいて次の豆を挽くと、酸化した粒が雑味を生む原因に。使ったら必ずきちんとお手入れをしてきれいに保つようにしましょう。
カリタ エスプレッソ用ミルブラシ
朝はパパっと素早く!電動のコーヒーミル

一方、「忙しくて時間がないんだけど、インスタントはなぁ」という方や、「朝でも豆から挽いた美味しいコーヒーが飲みたい!」という方は電動タイプがおすすめ。初心者向けの、比較的リーズナブルなものを紹介します。
レコルト コーヒーミル
1杯分(約10g)のコーヒー豆が約10秒で挽ける、コンパクトな電動コーヒーミルです。ボタン一つのシンプル設計。インテリア性の高いスタイリッシュなバイカラー、スリム&コンパクトなデザインも魅力的。
レコルト コーヒーミル
カリタ 電動コーヒーミル
50gの豆を15秒で中挽きに仕上げる電動コーヒーミルです。シンプルで使いやすい、ミニマルなデザイン。カラーはブラックとホワイトの二色から選べます。
カリタ 電動コーヒーミル
メリタ セレクトグラインド
- 2杯分(20g)の豆を5〜10秒で挽ける電動コーヒーミル。ご家庭で便利なコンパクトサイズ。シンプルなデザインは、どこに置いても邪魔になりません。豆の粗さもお好みで調整可能です。
メリタ セレクトグラインド
ハリオ 電動コーヒーミル・カプセル
プロペラ式ステンレス刃の電動コーヒーミル。フタをきちんと閉めた状態でないと動作しない安全設計で、コードは製品底部に収納できます。同社のコーヒーメーカー『珈琲王』と合わせて楽しめるデザイン・カラーになっています。
ハリオ 電動コーヒーミル・カプセル
ラッセルホブス コーヒーグラインダー 7660JP
150Wのハイパワーモーターを搭載したコンパクトでスタイリッシュな電動コーヒーミル。中挽きなら60g(7~8杯)を約10秒で挽くことができます。グラインディングボウルの中で豆を挽き、ボウルごと取り外してフィルターに移せるので、周囲に粉がこぼれることもほとんどありません。
ラッセルホブス コーヒーグラインダー 7660JP
メリタ 電動コーヒーミル パーフェクトタッチII
安全装置がついた大型ホッパーの電動うす式ミル。エスプレッソ用の細挽きから粗挽きまで、ダイヤルを左右に回して目盛りをあわせるだけで、粒度を調節できます。また、挽きたい豆の分量が簡単に調節できる杯数目盛りも便利ですね。
メリタ 電動コーヒーミル パーフェクトタッチII
デロンギ うす式コーヒーグラインダー
挽く量と粒度をダイヤルでセットし、スイッチを入れるだけのコーヒーグラインダー。設定した量を挽いたあとに自動的に停止します。着脱式コンテナも便利。また、ホッパーふたが確実に閉まっていないと動作しない安全に配慮した設計になっています。
デロンギ うす式 コーヒーグラインダー
電動式、実は3タイプにわかれます

電動式のミルは、刃のタイプによって種類が3つにわかれます。
豆をすりつぶす→「うす(臼)式」
プロペラで豆を粉砕→「ミキサー式」
鋭利な円盤カッターで豆をカット→「カッター式」
多くの喫茶店やお店、プロが使用しているのはカット式。値段も一番高いです。
「とりあえず手早く、電動のコーヒーミルを使いたい!」という方は上記のアイテムを参考にして頂きたいですが、「さらに美味しいコーヒーを挽きたい」というこだわり派のために、次は性能・価格ともワンランク上の商品をご紹介します。
さらに美味しいコーヒーをこだわりたい!

「豆が均等の大きさで挽ける」ということが美味しいコーヒーの条件。さらに粒が細かすぎると、雑味が出てしまうとも言われています。ここで、前述の電動式3種類の特徴を見ていきましょう。
ミキサー
・比較的安価
・ただし刃が回り続けているので微細な粉砕された粒がたまりやすく雑味が多い
・スイッチを押している間だけ刃が回るので、時折内部をシェイクする必要がある。そのためどうしても偏りが生じ、豆を均等な大きさに挽くことが難しい
うす式
・すりつぶしのため、豆の大きさは比較的均等になる傾向にある
・すりつぶす際に摩擦熱が生じ、それにより香りが損なわれる可能性がある
・分解して清掃→組み立てると、締め具合で粒度が毎回変わる可能性がある
カット式
・粒度の調整がかんたん
・微粒が少なく、豆の大きさも均等
・挽き時間が一番早い(10秒程度!)
・駆動時のモーター音が大きいかも
・価格は高め

以上の特徴から、こだわり派の方は電動コーヒーミルの「うす式」「カット式」をおすすめします。まずはミキサー式を試して、その後グレードアップしていっても良いですね。以下のおすすめアイテムをチェックしてみましょう。
デロンギ コーン式 コーヒーグラインダー
- 高性能リダクション(低速回転)モーターとコーン式挽き刃を採用した低速回転のコーヒーグラインダー。コーヒー本来の香りや風味を保ちつつ、中挽き、中細挽き、細挽き、極細挽きと4つのステージ、14段階の粒度設定が可能です。安全ロック機能付き。
デロンギ コーン式 コーヒーグラインダー
Kalita セラミックミル C-90
ダイヤモンドに次ぐ固さを誇るファインセラミックを臼歯に採用した電動コーヒーミル。粗さ調節ダイヤルでお好みの粒度9段階が選べます。また、シンプル、コンパクトで場所を取らないデザインです。
Kalita セラミックミル C-90
ボダム BISTRO コーヒーグラインダー
スイッチひとつでコーヒー豆が手早く均等に挽ける電動式コーヒーグラインダー。極細挽きからフレンチプレス用の中荒挽きまで調整可能。挽き刃にはコニカル刃を採用。コンテナーはガラス製で、静電気が起きにくくなっています。また、シンプルでスタイリッシュなデザインも魅力です。
ボダム BISTRO コーヒーグラインダー
デバイスタイル コーヒーグラインダー
- 熱の発生が少ない、回転数の低いコニカル(円錐型)カッターを採用した電動式コーヒーグラインダー。フレンチプレスからエスプレッソまで、挽き目ダイヤルで調節が可能です。また、用途に合わせて2段階の回転モードを選択することができます。挽き始めて2分経過すると自動的に止まるオートストップ機能搭載。
デバイスタイル コーヒーグラインダー
bonmac コーヒーミル
レトロなデザインが印象的なBONMACのオリジナルコーヒーミル。極細のエスプレッソ用以外の挽き目に対応。本格的なコーヒーを楽しみたい方に。比較的低価格で、コストパフォーマンスがよく、人気のあるモデルです。
bonmac コーヒーミル
カリタ ナイスカットG アイボリー
業務用ミルを小型化した電動コーヒーグラインダー。切れ味の鋭い耐久性に富んだカット刃を採用。レトロでシックなデザインはインテリアにも。粉受けはステンレス製で、挽いた粉をそのままフィルターに移すことができます。
カリタ ナイスカットG アイボリー
カリタ ネクストG
モーターの回転数を従来品の50%まで低減した電動コーヒーグラインダー。摩擦熱による風味の劣化を抑え、メッシュ(粉の粒度)の安定性と静音性も向上。プロの要求に応えるテクノロジーを家庭でも楽しめます。静電除去装置、安全装置付。
カリタ ネクストG
高級な手動式ミルもあります

刃の耐久性が高い、アンティークなデザイン、特殊な技術により粒にばらつきがないなど、手動のコーヒーミルでも性能が良い高級モデルもありますよ!
PEUGEOT コーヒーミル ノスタルジー
1840年からコーヒーミルを製造しているプジョー初期のモデルを復刻したクラシカルなデザインのコーヒーミル。ピンロック式の粗さ調節機能を採用。スムーズで軽い挽き心地。ナチュラルな木とシルバーのドーム状ホッパーの組み合わせが美しいですね。
PEUGEOT コーヒーミル ノスタルジー
ザッセンハウス ラパス MJ-0801
1867年創業のドイツ老舗ザッセンハウス社製の手動コーヒーミル。コニカル形状の刃にはシャープな切れ味の硬質特殊鋼を採用。調節ねじでお好みの粗さに調節可能。本体にぶな材を使用した重厚感のあるクラシカルなデザインはインテリアや贈り物としても素敵です。
ザッセンハウス ラパス MJ-0801
ザッセンハウス ハバナ
上記と同様、ザッセンハウス社製のコンパクトな手動コーヒーミル。刃は硬質特殊鋼を採用。エスニック模様が施された美しい真鍮製の本体はトルコ風で、インテリアにも最適です。また、軽量・コンパクトなので、アウトドアのお供にも!
ザッセンハウス ハバナ
極上のひとときを楽しむために

大自然の中に身を置き、美しい風景を眺めながら、その場で挽いた香り高い豆で極上のひとときを楽しむ。あるいは、自宅でゆっくりと至福のくつろぎタイムを過ごす。また美しいフォルムを愛でること。コーヒー好きさんたちが、ゆったりと贅沢な時間を楽しむための、こだわりのコーヒーミルを集めてみました。




