アイキャッチ画像:ポンチョ
クッカーにあったらいいな!と思う機能はなに?

世の中には、多くの人が「こういうモノだろう」と固定観念にとらわれているのとは逆に、「こうなったらイイのに!」と自由さやユニークさに満ちたアイデアを思いつく人がいます。
ちょっと風変わりなULハイキングギアを手掛ける米国ブランド「PIKA OUTDOORS(以下、ピカ)」の創業者ブラクストン・シンドラー氏と、ULハイキング系YouTuberのジャスティン・ヒック氏は、ある悩みを抱えていました。
クッカーの中でガタガタと音を立てるガス缶、パック内で外れてしまうフタ、そして気づけば見当たらなくなるライター。そんな“山道具あるある”を解決する方法を模索したのです。
私も同様の悩みを持っていますが、私の場合はマイクロファイバーのクロスでガス缶を包み、収納袋に入れ、失くしがちなライターは複数持つという、荷物を増やすことで解消させています。
しかし、ふたりはクッカーのフタの機能を変更。クッキングシステムをアップデートさせ、使い勝手の課題を一気に解決させました。
発想の転換から生まれたギミック満載のフタ

それが、この樹脂製のフタ『THE PIKA LID』(以下、ピカリッド)です。
- 価格:4,290円(税込)
- サイズ:縦 9.6cm ×横11.1cm ×高2.0cm
- 重さ:27g
金属製のフタから樹脂製のフタに変えただけでは、もちろんありません。

注ぎ口となる隙間から見えているもの、なんだかわかりますか?
ハイク中にガタガタと音を鳴らす原因となるものです。

はい、そうです、110ガス缶です。
そう、このピカリッドは、ガス缶を吊り下げることができるフタなんです!
これを見て、道具好きなら、すぐに思い浮かべるモノがあるでしょう。
ガス缶吊り下げ式になることで、クリアできること

はい、そうです。高効率ストーブ『ジェットボイル スタッシュ』のフタです。
調べてみたところ、ピカは言及していませんでしたが、しかし、たぶんこのスタッシュのフタのアイデアを取り入れたのだと想像します。
クッカー内の“あるあるトラブル”を解決
ガス缶を吊り下げることで、ガタつきを抑制。さらに、ガス缶をクッカーにスタッキングしたまま長期間放置した際に発生しがちなサビや、揺れによる傷の予防にも役立ちます。

山から帰ったらすぐにガス缶を取り出せばよいだけなのですが、ついつい忘れがち。後日クッカーを開けてみると、残念な状態になっていることが、しばしばあるんですよね。
ピカリッドを使えば、こうしたサビの発生を抑えられるため、手入れの手間も軽減。ズボラでもサビ入りの湯を飲まずに済み、衛生的です。
しかし、ピカリッドの機能は、これだけではありません!
これは思い付かなかった!ピカリッドならではのアイデアがいい

ライターをクッカーの中に収納している人も多いでしょう。
しかし、クッカー内の水分のふき取りがアマいと湿気で火が点きにくくなったり、入れておいたはずなのに「ない!」と見当たらなくなったりすることもあります。
ピカリッドは、そんなストレスも解消してくれます。
BICミニライターの定位置を確保

その方法を見たとき、思わず「おぉ、そうかぁ!」と声が出ました。
なんと、110ガス缶の下部の凹みを利用して、BICのミニサイズを固定できるようにしているんです!
私自身、スタッキングをあれこれ考えることが趣味といえる程に好きなのですが、この凹みの利用はまるで思い付きませんでした。その観察眼の高さに脱帽です。
でも、フタ裏にライターをセットしたまま煮炊きをしてしまう……という、新たな問題がなくはないので、ガス缶と一緒に外すようにしてください。
これで、「ライターどこいった問題」は解決です。
ちなみに、本家スタッシュでも、ライターは収まりました!

新たに得た知見は、いろいろと使いたいものです。
早速、ガス缶吊り下げ式の本家・スタッシュで試してみると、固定はできませんが、上画像の通りにライターを収納することはできました。
スタッシュは自動点火装置が装備されていないので、「ライターがない」=「火が点かない」=「温かい飲み物や食べ物を口にできない」という大事になってしまいますが、この方法で解決できそうです。
