実際に使ってわかった、安定感と火力。そして“ちょうどいい”バランス
滑りにくく、注ぎやすい。クッカーの安心設計
実際に使ってみてまず感じたのは、クッカーの安定感でした。


ライテック トレックケトル&パンの底部にはノンスリップ加工が施されており、五徳の上でも滑りにくい設計。分離型バーナーと組み合わせてもグラつきにくく、安心してお湯を沸かせます。

さらに注ぎ口が付いているため、カップ麺やフリーズドライ食品にも注ぎやすいのが地味に便利です。
1000mlが約7分。火力の強さを実測

エクスプレス・スパイダーストーブⅡの火力は非常にパワフルで、頼もしさを感じます。
最大火力で1000mlの水を沸かしてみたところ、約5分でポコポコと気泡が立ちはじめ、6分を過ぎるころにはかなりの沸騰状態に。約7分で表面までぐつぐつと沸き上がりました。非常時でも「きちんとお湯がつくれる」という安心感を、しっかり体感できるスピードです。
※気温22℃、湿度54%の室内でテストした結果です。環境条件により、沸騰までの時間は異なる場合があります
▲プリムスのハイパワーガス(小)IP-250Tを使用
重量と収納のリアル。だからこその“ちょうどよさ”
重量は実測で、ライテック トレックケトル&パンが271g、エクスプレス・スパイダーストーブⅡが194g。
合計しても極端に重いわけではありませんが、UL(ウルトラライト)志向の装備と比べれば、もう少し軽い選択肢は確かにあります。
それでもこのセットを“ちょうどいい”と感じたのには理由があります。

クッカーは熱伝導率の高いアルミ製。お湯が効率よく沸き、調理のムラも少ないのが特長。そしてバーナーは分離式で重心が低く、安定感が高い構造です。火力も安定して強く、扱いに迷いがありません。
登山やキャンプでの実用性と、防災の備えを兼ねることを考えれば、このバランスは非常に合理的です。軽さだけを追求した装備よりも、総合力で選びたい人に向いたセットだと感じました。
1枚目画像提供:イワタニ・プリムス
ライテック トレックケトル&パンに250サイズのガスカートリッジを逆さまに入れると、その上にエクスプレス・スパイダーストーブⅡとライターがすっぽり収まります。
付属の収納袋はやや大きめ。防災スパイダーセット以外にも、小物類を一緒に無理なくパッキングできます。片面がメッシュ生地なので、中身が見えるところも便利です。

ちなみに、110サイズの小型ガスを収納するとこんな感じ。

登山でも非常時でも、フリーズドライやアルファ化米を食べるにはお湯が必要です。水でも戻せますが、寒い時期に温かいごはんが食べられるかどうかは大きな違い。また、水・食料・衛生用品の煮沸消毒をすることもあるでしょう。
「すぐにお湯を沸かせる」「扱いやすい安心感」という当たり前のことですが、その確実さが、このセットのいちばんの価値かもしれません。
頼もしい限定セット。備えを、特別なものにしない

アウトドアと防災を切り分けない。普段使う道具が、そのまま安心につながる。
そんな視点でギアを見直すきっかけとして、この防災スパイダーセットはちょうどいい存在です。
しかも、「エクスプレス・スパイダーストーブⅡ」と「ライテック トレックケトル&パン」を別々に買うと19,250円なのですが、「防災スパイダーセット」ならライターも付いて11,000円なんです。
“使わない備え”を卒業する一歩として、検討してみてはいかがでしょう。
※販売先は「イワタニ・プリムス」へお問い合わせください。



