使い勝手のよさは、山財布の最高峰!

札入れは、財布を開いた長辺側にあります。仕切りがあって、領収書とお札を分けて入れらるのが便利です。支払いの際にお札と一緒に領収書を出してしまったり、必要な領収書がどこに行ったのかわからなくなる……なんてことも防げます。
また三つ折りと違って、二つ折りはお札の折り癖が半折りなので、自販機に投入する際にも面倒がありません。先先日も、ロープウェイの乗車券を久しぶりに自販機を使って購入した際に、やはり二つ折りはいいなぁと実感。でも自販機にお札を投入する機会が減っているので、そのよさを実践できるのでは、現金のみのお店でお札を渡す時くらいなのが残念です。

小銭入れは、ジッパー開閉タイプ。下側の青色生地の方が薄手で、適度なマチというか余裕が備わっています。だからジッパーを開けると小銭を確認しやすく、滑りのよいコーデュラ シルナイロン製なので、小銭をスルっと取り出せます。これ、本当に細かいギミックなのですが、よく考えられています。
軽さ、薄さを優先させた財布って、小銭があまり入らない、少ししか入っていないのに取り出しにくいものが結構あります。山の時だけなら、それでも許せますが、街で普段使いをしてみれば、「う~ん……」となってしまいます。
電子マネーが当たり前になって、小銭を使う機会も減りましたが、しかしストレスなく現金の出し入れができる機能性は、山財布、アウトドア財布レベルではなく、普段使いの財布同等です。
思い返せば、10代の頃愛用していたポールスミスの財布とよく似ている

ところで、今回この記事を書いていて、発見がありました。私が約15年使っているシートゥサミットの『トラベルウォレット』の仕様は、高校生の頃から使っていた、山に最初に持って行った、ポールスミスの革財布とよく似ています。
現在、同じモデルはポールスミスにはありませんが、よく似た財布がまだ販売されていました。
二つ折りコの字ジッパータイプ。小銭入れはスナップボタン留めのボックス形状ですが、それをアウトドア仕様にしたら、トラベルウォレットが採用したマチ付きジッパー仕様の小銭入れになるんだと思います。
好きなもののニオイは、昔から変わらない

思い返してみれば、高校生のときに購入したポールスミスの財布は、見つけるまでにたくさんの雑誌を見て、都内のデパートの財布売り場、セレクトショップ、バッグブランドのショップ、もちろんアウトドアショップも含めて、使いやすい財布を求めて、探し回りました。
当時は軽さは求めていませんでしたが、薄さは気にしていて、加えて、お札、小銭、定期券の出し入れがしやすい仕様、形状を研究しました。それがポールスミスの財布だった訳ですが、それとほぼ同じ仕様のシートゥサミット『トラベルウォレット』を使い続けている事実から、10代の頃の私は、当時まったく自覚はありませんでしたが、すでにかなりの道具好き、モノ好きだったのだとわかります。
数多くの財布を見て、使ってきた50代道具ライターの私と同じ機能、仕様を、10代の少年は「これだ!」と見つけているのですから。

それと、当時はまったく知りませんでしたが、デザイナーのポールスミス氏は、自転車好き。昨今はサイクルブランドともコラボをしていますが、私も山だけでなく、自転車好き。
10代の私は、ポールスミスの財布から、同じニオイを感じ取っていたのかもしれません。
進化し続けるクォリティー。だからこそ、長く愛せる相棒になる

使い勝手のいいシートゥサミットの『トラベルウォレット』。しかし、スキミング防止機能が装備される以前に使った2つは、パイピング部分や雨蓋内に備わったキーホルダーを掛けるホール分が切れて、どちらも3年程度で寿命を迎えました。
ですが、現在使っている現行モデルの『トラベルウォレットRFID』になってから、耐久性も向上。約10年使って、少しくたびれてきたなぁというレベルです。
シートゥサミットというブランドは、こうしたマイナーチェンジを行い、道具のクォリティーをしっかりと上げ続けている点で、信頼が置けて、好きです。
それでは皆さん、よい山旅を!
シートゥサミット トラベルウォレットRFID(スモール)
