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【山のピンチにこれ一台】ポケットサイズの電動浄水器、本当に使えるのか体を張って検証した結果……予想外の驚きが待っていた!(2ページ目)

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山で実際に浄水して飲んでみた!

バックパックの中のGS-2811
撮影;筆者

性能を知るには実際に山で使ってみるのが一番。ということで、バックパックに放り込んで近くの山へ。使い勝手や浄水の具合を確認してみました。

あえて濁った水を使って浄水に挑戦

まずは採水地探し。ほとんどの湧水や沢の水は見た目がきれいで、浄水効果があまり見えそうにないことから、今回は、あえて流れが少なく滞留気味の濁った水を使用してみました。

濁った沢の水
撮影;YAMAHACK編集部

採水地はコチラ。沢の本流から外れた水がたまった場所なので、水がよどんで枯れ葉のようなものも浮いています。

汲んだ濁った水
撮影:YAMAHACK編集部

コップにこの水を汲んでみました。画像ではあまりよくわかりませんが、砂やチリのようなものが浮遊しており、光にかざすとやや濁っていることがわかります。土の匂いが鼻をつき、よほどの状況でなければ、とても飲もうという気にはなれません。

いくら浄水するとはいえ「本当にこれを飲むのか……」と、かなり抵抗感があります。

スイッチひとつで簡単に浄水完了

浄水中
撮影:YAMAHACK編集部

吸水ホースを採水地に入れ浄水器のスイッチON。どんどん浄水された水がコップにたまります。あっという間に満水。簡単すぎて、ちょっと拍子抜けです。

浄水された水
撮影:YAMAHACK編集部

浄水後がコチラ。先ほどの浄水前の水とは明らかに違い、濁りは無く匂いもありません。

浄水後の水は採れたて天然水!

浄水前と浄水後の水
撮影:YAMAHACK編集部

左が浄水後、右が浄水前。あきらかにきれいに浄水されているのがわかりますね。

浄水された水を飲む
撮影:YAMAHACK編集部

きれいに浄水されているとはいえ、恐る恐る口につけてみると……あれ?普通に飲めるぞ!

味はいつも飲んでいる水と同じで無味無臭。問題なさそうなので、グイっと飲んでみました。まさに採れたての天然水。冷たくておいしい水でした。

結果|思った以上に簡単に、きれいな水ができる

浄水器と浄水された水
撮影:YAMAHACK編集部

今回は、あえて濁った水を使用して浄水してみましたが、1日経った後もおなかの調子は問題なし(当たり前ですが)。正直なところ、こんなに簡単に安全できれいな水が作れるとは思いませんでした。慣れればバックパックから取り出して浄水始めるまで1、2分。山でも気軽に使えそうですね。

使用後はろ過フィルターの逆流洗浄を

逆流洗浄

撮影:筆者

使用後の手入れで必ずしておきたいのがろ過フィルターの逆流洗浄。ホースを逆に取り付け、きれいな水を吸入。内蔵フィルターと外付けフィルターにきれいな水を流し、内部の不純物を排出します。

逆流洗浄で不純物を排出
撮影:YAMAHACK編集部

山での使用後、ろ過フィルターの逆流洗浄したところ、細かい黒い粒(砂?)みたいなものが排出されました。これらをろ過してきれいな水に浄化したことがよくわかります。

使用後は、汚れの除去やフィルターを清潔に保つためにも、必ずろ過フィルターの逆流洗浄をしておきましょう。

これ一台でイザという時の水には困らない

Greeshow 電動式携帯浄水器 GS-2811
撮影;筆者

山での緊急時の水の確保方法として、電動携帯浄水器を試してみましたが、もちろん、これを使わなくていいのが一番!ですが、山では何があるかわかりません。そんな時のためにバックパックに忍ばせておけば、きっと心強い相棒になってくれるでしょう。

水の確保は命をつなぐための最も大切な要素。電動携帯浄水器があれば遭難した時や災害時、水に困ることはなさそうですね。

ろ材種類
中空糸膜
ろ材個数
外付けフィルター、内蔵フィルター
ろ過性能
0.01µm
ろ過流量
500~600ml/分※1
ろ材の取替時期
1,000L※2
作動温度
5~40℃
入力
DC5V, 2A(USB-C)
バッテリー容量
3000mAh,3.7V

※1 フィルターろ過容量は、水道水を基準。使用環境によって異なる場合がある。
※2 水質が劣るほど、カートリッジの交換が必要になる頻度が高くなる。

外付けと内蔵用の交換フィルターセット。約1000L(500ccペットボトル換算で約200本)の水をろ過できます。フィルターは使用後、6か月で交換が必要です。

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