山で実際に浄水して飲んでみた!

性能を知るには実際に山で使ってみるのが一番。ということで、バックパックに放り込んで近くの山へ。使い勝手や浄水の具合を確認してみました。
あえて濁った水を使って浄水に挑戦
まずは採水地探し。ほとんどの湧水や沢の水は見た目がきれいで、浄水効果があまり見えそうにないことから、今回は、あえて流れが少なく滞留気味の濁った水を使用してみました。

採水地はコチラ。沢の本流から外れた水がたまった場所なので、水がよどんで枯れ葉のようなものも浮いています。

コップにこの水を汲んでみました。画像ではあまりよくわかりませんが、砂やチリのようなものが浮遊しており、光にかざすとやや濁っていることがわかります。土の匂いが鼻をつき、よほどの状況でなければ、とても飲もうという気にはなれません。
いくら浄水するとはいえ「本当にこれを飲むのか……」と、かなり抵抗感があります。
スイッチひとつで簡単に浄水完了

吸水ホースを採水地に入れ浄水器のスイッチON。どんどん浄水された水がコップにたまります。あっという間に満水。簡単すぎて、ちょっと拍子抜けです。

浄水後がコチラ。先ほどの浄水前の水とは明らかに違い、濁りは無く匂いもありません。
浄水後の水は採れたて天然水!

左が浄水後、右が浄水前。あきらかにきれいに浄水されているのがわかりますね。

きれいに浄水されているとはいえ、恐る恐る口につけてみると……あれ?普通に飲めるぞ!
味はいつも飲んでいる水と同じで無味無臭。問題なさそうなので、グイっと飲んでみました。まさに採れたての天然水。冷たくておいしい水でした。
結果|思った以上に簡単に、きれいな水ができる

今回は、あえて濁った水を使用して浄水してみましたが、1日経った後もおなかの調子は問題なし(当たり前ですが)。正直なところ、こんなに簡単に安全できれいな水が作れるとは思いませんでした。慣れればバックパックから取り出して浄水始めるまで1、2分。山でも気軽に使えそうですね。
使用後はろ過フィルターの逆流洗浄を

撮影:筆者
使用後の手入れで必ずしておきたいのがろ過フィルターの逆流洗浄。ホースを逆に取り付け、きれいな水を吸入。内蔵フィルターと外付けフィルターにきれいな水を流し、内部の不純物を排出します。

山での使用後、ろ過フィルターの逆流洗浄したところ、細かい黒い粒(砂?)みたいなものが排出されました。これらをろ過してきれいな水に浄化したことがよくわかります。
使用後は、汚れの除去やフィルターを清潔に保つためにも、必ずろ過フィルターの逆流洗浄をしておきましょう。
これ一台でイザという時の水には困らない

山での緊急時の水の確保方法として、電動携帯浄水器を試してみましたが、もちろん、これを使わなくていいのが一番!ですが、山では何があるかわかりません。そんな時のためにバックパックに忍ばせておけば、きっと心強い相棒になってくれるでしょう。
水の確保は命をつなぐための最も大切な要素。電動携帯浄水器があれば遭難した時や災害時、水に困ることはなさそうですね。
Greeshow 携帯浄水器 GS-2811
- ろ材種類
- 中空糸膜
- ろ材個数
- 外付けフィルター、内蔵フィルター
- ろ過性能
- 0.01µm
- ろ過流量
- 500~600ml/分※1
- ろ材の取替時期
- 1,000L※2
- 作動温度
- 5~40℃
- 入力
- DC5V, 2A(USB-C)
- バッテリー容量
- 3000mAh,3.7V
※1 フィルターろ過容量は、水道水を基準。使用環境によって異なる場合がある。
※2 水質が劣るほど、カートリッジの交換が必要になる頻度が高くなる。
Greeshow GS-2811 交換フィルターセット
外付けと内蔵用の交換フィルターセット。約1000L(500ccペットボトル換算で約200本)の水をろ過できます。フィルターは使用後、6か月で交換が必要です。