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みんなが買っている“冬用ジャケット”は?

過酷な環境下での着用を想定しているハードシェルジャケットは、素材や構造、縫製にいたるまで、各アウトドアブランドの最新テクノロジーが集約された高機能ウェア。厳冬期のアルパアインクライミングやアイスクライミングなどハードなアクティビティを想定した高性能なものほど値段も高価になります。
今回は、YAMA HACK読者のみなさんがAmazonや楽天市場で実際に購入した一着をランキング形式で発表します。ハイエンドなモデルから普段使いしやすいタイプまで、さまざまなジャケットがランクインしていますよ。
▼2024年12月のデータによる最新ランキングはこちら
読者が購入した「ハードシェルジャケット」TOP5
ハードシェルジャケットを選ぶときは「防水・透湿・防風性」といった機能や「生地のレイヤー数(※)」、「重量」などの基本的なスペックを確認した上で、細部をチェックしましょう。
※レイヤー数は「2層」「2.5層」「3層」など製品によってさまざま。2層や2.5層は軽量でしなやか、3層は厚手で耐久性がより高い傾向
例えば、ヘルメットの上からフードが被れるかや、通気性をよくするベンチレーションのポジションといったポイントです。
どんな特徴を持ったハードシェルジャケットが人気なのでしょうか。さっそくランキングをご紹介します!
【第5位】アークテリクス|アルファ ジャケット

過酷な環境下で行われるハードなアクティビティを想定して作られた3レイヤー構造のハイエンドモデル。超高機能生地が惜しみなく使用されています。
摩耗しやすい部分には「GORE-TEXプロ®」という、ゴア社が作る防水透湿性素材のなかでも最高級ランクの素材を使用。さらに独自開発の超軽量・高強度の生地である「Hadron™」を組み合わせることで、高機能かつ約370g(メンズ)という軽さを実現しています。
アークテリクス アルファ ジャケット
素材 | 身生地:N40d Most Rugged 3L ゴアテックス プロ 別布:Hadron™ 3L ゴアテックス生地 |
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重量 | 370g |
【第4位】ミレー|ティフォン50000ウォームストレッチジャケット

出典:Amazon
ハードシェルといえば固くてごわつきが気になるタイプが多い印象ですが、そんなハードシェルのイメージを覆す抜群の着心地を持った一着がティフォン。3レイヤー構造ですが、驚くほど柔らかな着心地です。
しかも50,000g/㎡/24hもの透湿性を備えており(一般的に登山用の透湿性は12,000g/㎡/24h~20,000/㎡/24h必要といわれています)、一日中着ていてもベタつくことなく快適に過ごすことができます。
裏地には起毛素材が配され、衣服内部を適度に保温してくれることも特徴。寒い時期のさまざまなアウトドアアクティビティに活躍します。普段使いの防寒着としても使い勝手が良いでしょう。
ミレー ティフォン50000ウォームストレッチジャケット
素材 | ドライエッジ ティフォン 50000 ウォーム |
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重量 | 490g |
ミレー ティフォン50000ウォームストレッチジャケット
素材 | ドライエッジ ティフォン 50000 ウォーム |
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重量 | 430g |
【第3位】マムート|クレーター HS フーデッド ジャケット

防風性、透湿性、耐久性、そして防水性と、過酷な環境下で体を守るために必要なすべての機能をバランスよく備え、幅広いシーンで活躍する万能タイプです。
GORE-TEX®使用の3レイヤー構造で、透湿性も十分。脇下のベンチレーションやポケットは、ロッククライミングやアイスクライミングなどのハーネスをつけたアクテビティ時にも使いやすい配置になっています。
マムート クレーター HS フーデッド ジャケット
素材 | 裏地 (B2B):100% Polyester (recycled & solution dyed) Membrane (B2B):100% Polytetrafluoroethylene 面材料 (B2B):100% Polyester (recycled)/3L Gore-Tex® |
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重量 | 536g |
マムート クレーター HS フーデッド ジャケット
素材 | 裏地 (B2B)::100% Polyester (recycled & solution dyed) Membrane (B2B):100% Polytetrafluoroethylene 面材料 (B2B):100% Polyester (recycled)/3L Gore-Tex® |
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重量 | 497g |
【第2位】ファイントラック|エバーブレスアクロジャケット

3レイヤー構造で頑丈なつくりながらも、動きやさすさにこだわったハードシェルジャケット。背面にはタテ137%、ヨコは196%という高いストレッチ性を実現しているので、ダイナミックな動きが必要になるアルパインクライミング時にもストレスを感じません。
独自開発の防水透湿素材が使用されており透湿性も抜群。ブレスベンチレーター付きのフェイスガードやダブルカフ仕様など、深い雪山でのアクティビティ時にあると心強い機能が数多く搭載されています。
ファイントラック エバーブレスアクロジャケット
素材 | 表:50デニール4WAYストレッチナイロンタフタ 裏:20デニールポリエステルニット 中間層:エバーブレス®メンブレン |
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重量 | 530g |
ファイントラック エバーブレスアクロジャケット
素材 | 表:50デニール4WAYストレッチナイロンタフタ 裏:20デニールポリエステルニット 中間層:エバーブレス®メンブレン |
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重量 | 470g |
【第1位】ザ・ノース・フェイス|マウンテンジャケット

登場以来、なんと約40年にわたって改良を重ねながら愛されてきた大人気モデル。150デニールという堅牢なGORE-TEX®を表地に、30デニールのリップストップナイロンを裏地に使用している2レイヤー構造です。
がっしりとした安心感のある作りと、中間着を組み合わせやすいゆったりとしたシルエットが特徴。重量は810g(メンズLサイズ)と重めですが、ウェア内のスノーカフは取り外し可能なので、コンディションに応じて微調整しやすい構造になっています。
ザ・ノース・フェイス マウンテンジャケット
素材 | 表地:150D GORE-TEX Plain Woven(2層、表側:ナイロン100%、裏側:ePTFE) 裏地:30D Ripstop Nylon(ナイロン100%) |
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重量 | 約810g(Lサイズ) |
ザ・ノース・フェイス マウンテンジャケット
素材 | 表地:150D GORE-TEX Plain Woven(2層、表側:ナイロン100%、裏側:ePTFE) 裏地:30D Ripstop Nylon(ナイロン100%) |
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重量 | 約735g(Lサイズ) |
ハードシェルジャケットを着て、冬山を遊び尽くそう

ハードシェルジャケットは、厳冬期登山やアルパインクライミングでも耐えられるような頑丈な作りが魅力。「そこまで難易度が高い山に行かない」という人でも、冬山の急な天候の変化に備え一着持っておくと安心です。
デザイン性が高いモデルであれば、普段づかいの防寒具としても着こなせるでしょう。機能と価格のバランスを見て、自分の登山スタイルにあった一着を選んでくださいね。