アイキャッチ画像撮影:YAMA HACK編集部
最初のひとつにちょうどいい「バックパッカーズクッカーS」

撮影:YAMA HACK編集部
山の上であったかいごはんが食べたい!と思ったら、まず欲しくなるのがクッカー(コッヘル)。でも、いざ調べてみると、いろんな種類がありすぎて選ぶのが大変ですよね。
最初のひとつとして買うなら、使い勝手のいいスタンダードなモデルがおすすめです。 数あるクッカーの中でも使いやすいのが、EPIgasの「バックパッカーズクッカーS」。EPIgasは高い安全性と機能性を兼ね備えたレジャー用ガス製品のブランドで、1961年の誕生以来、多くの登山者から信頼を集めてきました。そんなEPIgasがつくるバックパッカーズクッカーSは、一人用のチタン製クッカーとして隠れた人気を誇るアイテム。 今回は、
使いやすさ・携行性・コストパフォーマンスの3点からバックパッカーズクッカーSの魅力を探っていきたいと思います!使いやすさの鍵はバランスの良さ!

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クッカーの中には軽量化や沸騰スピードの速さに特化したモデルもありますが、特定の機能を尖らせた結果、使いやすさが犠牲になってしまうことも。それに対して、バックパッカーズクッカーSは
バランスの良さが魅力。シンプルながら必要十分な機能が備わっていて、初心者からベテランまで誰でも安心して使うことができます。
山ごはんビギナーにもってこいのサイズ感

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バックパッカーズクッカーSで沸かすことができるお湯の量は650ml。
例えば、山ラーメンの定番ともいえるカップヌードルを作るのに必要なお湯の目安量は、レギュラーサイズで300ml、BIGサイズで410ml。1人分はもちろん、レギュラーサイズであれば一度に2人分のお湯を沸かすことも可能です。 {"pagination":"true","pagination_type":"bullets","autoplay":"true","autoplay_speed":"3000","direction":"horizontal","auto_stop":"false","speed":"300","animation":"slide","vertical_height":"","autoheight":"false","space_between":"0","loop":"true"}
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袋麺の調理で必要なお湯の量は、おおよそ
400〜500ml程度。大きな麺はそのままでは入らないので、2つに割って入れてあげましょう。
チタン製なのでアルミ製のクッカーに比べて熱伝導率が低く、フチが熱くなりにくいため、調理後に直接口をつけてスープを飲むこともできます。
※調理条件や個人の感じ方によっても異なります。直接クッカーに触れる際は、火傷に十分注意してください。 
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ラーメン以外にも、カレーやハンバーグなどのレトルト食品や、フリーズドライ食品、アルファ化米、パスタなど、お湯を沸かすだけでもさまざまな料理を作ることができ、ひとつあると山ごはんの幅が一気に広がります。かゆいところに手が届く設計
●注ぎ口がある 
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お湯を注ぎやすいように、本体には注ぎ口がついています。コーヒーのドリップなど、少しずつお湯を注ぎたいときには特に便利。クッカーの中には注ぎ口のないモデルも意外と多く、ちょっとした機能ですがありがたみを感じます。 ●手にフィットする形状の取手がついている {"pagination":"true","pagination_type":"bullets","autoplay":"true","autoplay_speed":"3000","direction":"horizontal","auto_stop":"false","speed":"300","animation":"slide","vertical_height":"","autoheight":"false","space_between":"0","loop":"true"}
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クッカーの取手は、先端を曲げることで手にフィットするよう工夫されています。長いので手のひら全体で握ることができ、クッカーが重くなっても安定した状態で持てるのは嬉しいポイントです。
●フタはフライパンにもなる 
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フタの容量は200ml。
インスタントコーヒーやスープのお湯(約150ml)を沸かすのにちょうどいいサイズです。
もちろんお皿としても使えるほか、フライパンとしても使えます。加熱ムラが生じやすい点は気をつける必要がありますが、ウインナーやベーコンなどを焼いて料理にトッピングすることも可能。わざわざ大きなフライパンを買い足さなくてもアレンジの幅が広げられるので、なにかと便利です。
※火からの距離が近いため、取手が熱くなることがあります。火傷には十分注意してください。どんな山にも連れて行きたくなる、優れた携行性
登山ではすべての荷物をザックに入れて背負うため、無駄なスペースを作らずコンパクトに持ち運べる収納性や軽さも重視したいところ。バックパッカーズクッカーSは、その名の通りバックパッカーにもぴったりで、携行性に優れている点も特長です。調理に必要なものはこれひとつに収納

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調理で使用する燃焼器具にもさまざまなタイプがありますが、日帰りや1泊2日の山行であれば、小型バーナー(ストーブ)と110サイズのOD缶の使用が一般的。
バックパッカーズクッカーSの中には、これらの燃焼器具とライターがぴったり収まります。軽いから持ち運びやすい
チタン製でコンパクトなつくりなので、本体とフタを合わせてわずか140gという軽さ。フタがお皿になるタイプのクッカーの中では最軽量クラスです。できるだけ費用は抑えたい……そんな人にも嬉しい価格感
※表は右にスクロールできます。
ここまで読んで、「他のクッカーも似たようなもんでしょ?」と思った人もいるはず。たしかに、細かい重さやサイズに違いはあれど、類似の機能を持ったクッカーは他にもあります。しかし、バックパッカーズクッカーSはチタン製クッカーの中では手の届きやすい価格帯なので、類似した機能を持つクッカーと比べてコスパの良さが魅力です。チタンならではの注意点も
加熱ムラができやすいので、炊飯などは苦手

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チタンは熱伝導率が低く、クッカー全体にまんべんなく熱を行き渡らせることが苦手。お湯を沸かす分には問題ないものの、炊飯や時間をかけた煮込み料理には向きません。そういった調理もしたい人は、アルミ製のクッカーを選ぶか、必要なタイミングで用途に合う器具を買い足しましょう。チタン製の中ではお得感があっても、やっぱり高いと感じることも……

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バックパッカーズクッカーSはチタン製品の中では手の出しやすい価格ですが、それでも他の素材などと比べると金額は上がります。各素材の特徴も踏まえた上で、自分に合ったクッカーを選びましょう。登山を続けていくと途中で買い替えたくなることもあるので、最初は手頃なものから使ってみるのもひとつの手ですし、最初から長く使えそうなものを選ぶのもありです。飽きずに長く付き合えるクッカー

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種類が多く、どれも一長一短があって悩ましいクッカー選び。バックパッカーズクッカーSは、使いやすさも持ち運びやすさも担保しながら、コスパも優れているので、失敗したくない最初のひとつのクッカーとしておすすめです。使うごとに味が出てくるチタンの風貌も楽しむことができて、飽きずに長く使えますよ。自分に合ったクッカーを相棒に、ぜひ温かい山ごはんを作ってみてください! EPIgas バックパッカーズクッカーSはじめてのクッカー探しならこちらもおすすめ