あなたのヒル対策、本当にあっていますか?
登山道を歩いていると、いつの間にか首やお腹、足首などをヒルに刺されていたことはありませんか?見た目も気持ち悪く、べっとり血がついて悲鳴を上げた登山者もいることでしょう。
とにかく木の上から落ちてくるヒルから身を守らないと!そう思っていた皆さん、実は……
ヒルは木から落ちてこないんです!
なんと、「ヒルは木から落ちてこない」という驚愕の事実を小中学生の子どもたちが発見しました!その名も、「子どもヤマビル研究会」。
ヒルの宝庫である三重県鈴鹿山脈の麓で、誰もが嫌う吸血生物「ヤマビル」の生態を、計り知れない好奇心や科学的探究心で日夜研究しています。2011年から、メンバーが入れ替わりながら数名の小中学生によって活動中です。
どうやって驚きの事実を発見したの?
子どもヤマビル研究会のメンバーは、ヒルが本当に木から落ちてくるのか待ち構えたり、足下から何分でヒルが首まで上がってくるのか実際に実験したりと、さまざまな実験や観察を重ねて今回の結果を発見しました。
日本初!ヤマビルの本を刊行
そんな彼らの研究の成果が一冊の本になりました!『ヒルは木から落ちてこない。ぼくらのヤマビル研究記』を刊行。 子どもたちが熱心に取り組むヤマビル研究など、興味津々の内容が満載です。
“ヒルが木から落ちてくる”という、登山者がこれまでもっていた常識を覆す発見や、知られざるヒルの正体に迫る研究の数々は読み応え十分。彼らの地道な研究の軌跡や成果が載っていますので、ぜひこの機会に手に取ってみてはいかがですか。
◆章立て
第1章 ヒルとの出会い
第2章 ヒルの弱点を突き止めろ
第3章 ヒルは木から落ちてくるのか?
第4章 いざ、解剖だ
第5章 実験材料を確保せよ
第6章 ヒルはどうやって拡がるか
第7章 吸血鬼ヤマビルの正体
◆子どもたちが取り組んだヒルの謎
気になるヒルの生態や常識を、子どもたちがすべて観察と実験によって解き明かしていきます!子どもたちの探究心と情熱に感心し、目からウロコのおもしろ発見を味わってください。
・ヒルに塩。どれぐらいの濃度の塩水でヒルを撃退できるのか?
・ヒルは何に反応して人に寄ってくるのか?
・ヒルは本当に木から落ちてくるのか?
・ヒルは足下からどれぐらいの時間で首まで上がってくるのか?
・ヒルは本当にシカと一緒に分布を拡大してるのか?
・ヒルの皮膚は、何キロの引っ張りまで耐えられるのか?
・ヒルは本当に生き血しか吸わないのか?
『ヒルは木から落ちてこない。ぼくらのヤマビル研究記』概要
樋口大良+子どもヤマビル研究会著
定価:1430円(本体1300円+税)
発行:山と溪谷社
著者:樋口大良(ひぐち・だいりょう)
子どもヤマビル研究会のコーディネーターとして活動。元小学校の教師で、定年後に研究会を立ち上げ、子どもたちと一緒にヤマビルの研究を行っています。
▼購入はこちらから
ヒルは木から落ちてこない。 ぼくらのヤマビル研究記
出版社:山と溪谷社
発行年月:2021年09月
子どもヤマビル研究会のブログ
子どもヤマビル研究会に興味をお持ちの方は、こちらのブログより詳しく活動内容を知ることができます。