魂が熱く燃える映画「エヴェレスト神々の山嶺」3つの魅力に迫る

夢枕獏原作の『神々の山嶺』がついに映画化され、2016年3月12日(土)に全国でロードショー。映画『エヴェレスト 神々の山嶺』では、マロリーのエヴェレスト登頂の謎から始まり、山岳カメラマン演じる主演の岡田准一や天才クライマー演じる阿部寛の演技力が見どころのひとつ。ここでは、映画のあらすじから魅力をご紹介します。


アイキャッチ画像出典::2016「エヴェレスト神々の山嶺」制作委員会

凄いのはエベレストだけじゃない。岡田准一、阿部寛の本気の登山に目を奪われる

エヴェレスト神々の山嶺出演の阿部寛
出典:2016「エヴェレスト神々の山嶺」制作委員会


かつて、ここまで心揺さぶられる山映画があっただろうか。そう問いたくなるほどのスケールと、何よりも岡田准一・阿部寛をはじめ、俳優陣の本気の登山と眼差し、山への想いに目を奪われる。今回は、映画公開前に、より映画と物語を深めるために、あらすじや見どころ、そしてベストセラーにもなった原作をご紹介!必見です。

そもそも「エヴェレスト神々の山嶺」とはどんな物語なのか

夢枕獏原作『神々の山嶺』上・下
出典:映画.com

原作は世界的大ベストセラーになった夢枕獏著の『神々の山嶺』。1998年に第11回柴田錬三郎賞を受賞し、全世界で100万部を突破している。映画化不可能と言われていたがついに完成。

エヴェレスト 神々の山嶺撮影場所のエベレスト
出典:2016「エヴェレスト神々の山嶺」制作委員会


主人公の山岳カメラマン深町誠(岡田准一)は、ネパールの首都カトマンドウのお店で古いカメラを見つける。それは、イギリスの登山家ジョージ・マロリーが1924年にエヴェレストに初登頂したかという、山岳史上最大のミステリーが解明される可能性があるものだった。

エヴェレスト登山史最大のミステリーマロリーのコダックのカメラ

マロリーが持っていたコダック ヴェストポケット モデル B
出典:nottin.exblog.jp

そのカメラを追ううちに出会ったのが、孤高の天才クライマー羽生丈二(阿部寛)。羽生は今まで誰も成し得ていない史上初の挑戦をエヴェレストで試みようとしていた。羽生の挑戦は一体何なのか、深町は羽生に興味を持ち、羽生の過去を調べるうちにその凄絶な人生に惹かれていく。

『エヴェレスト 神々の山嶺』で天才クライマー羽生丈二を演じる阿部寛
出典:2016「エヴェレスト神々の山嶺」制作委員会

そして、羽生を調べるうちに羽生を愛し続ける涼子(尾野真千子)と出会う。そしていつしか深町と涼子の関係も親密になっていく・・・

『エヴェレスト 神々の山嶺』で羽生を待ち続ける涼子を演じる尾野真千子
出典:2016「エヴェレスト神々の山嶺」制作委員会

羽生の挑戦が何なのか知った深町は、羽生のエヴェレスト登攀の撮影を試みる。しかし容赦なく命を奪う極限の世界で、深町と羽生はそれぞれの”世界最高峰”を目指すことになる。彼らは一体エヴェレストから生きて帰れるのか?命を懸けた頂きに挑む姿がうつしだされ、壮大なスケールと感動のドラマ内容となっている。

→次は映画の見どころを紹介!


すごすぎる!「エヴェレスト神々の山嶺」3つの魅力

1、キャストの演技力がすごすぎる!

山岳カメラマンを演じた主演の岡田准一氏と孤高の登山家を演じた阿部寛氏の迫力ある演技が最大の見どころで、男同志の山へのロマンがとにかく熱い!
『エヴェレスト 神々の山嶺』で凄絶なクライマーを演じる阿部寛
出典:2016「エヴェレスト神々の山嶺」制作委員会

ただでさえ難しい山登りの演技だが、天才クライマー羽生丈二を演じた阿部寛氏は、プロの登山家からクライミング指導を受けたこともあり、玄人並みのクライミング姿を見せてくれる。そして人を寄せ付けない羽生丈二の眼力と圧倒的なパワーは、異様なオーラをまとい、見る者を虜にしてしまうほどの演技力は注目したい。

エヴェレスト 神々の山嶺撮影エベレスト
出典:2016「エヴェレスト神々の山嶺」制作委員会

実際にエベレスト5200m付近で撮影を慣行しているので、山岳カメラマン深町役である岡田准一氏の苦しそうな息遣い、むくんでいる疲労感のある表情、絶対に諦めないという強い信念には圧倒される。スクープをねらいたいという野心的な山岳カメラマンという姿を演じる一方で、天才クライマー羽生丈二に心酔しきっている姿を演じきれるのはさすが。

2、実際エベレストで撮影しているのでリアリティがすごい!

映画「エヴェレスト 神々の山嶺」の撮影はエベレストの麓で敢行
出典:2016「エヴェレスト 神々の山嶺」制作委員会

エベレストのずたずたのアイスフォール、ジェット機が通り過ぎるような風の音、あまりにも高く神々しいエベレスト、落石、雪崩など、実際にエベレストで撮影されているだけあってスケールが大きく、まるでエベレストにいるかのような感覚になる。音と映像から生み出される臨場感は映画ならでは。ぜひ体感して頂きたい。

撮影テクニックも素晴らしい。エベレストの壁を登っているシーンは映像の合成感は全くなく、高度感が恐ろしいほど伝わり、手に汗にぎる。

3、実在の人物・モデルがいるからすごい!
エベレスト初登頂したか最大のミステリーのジョージ・マロリー
出典:ウィキペディア

ジョージ・マロリー・・・映画では実名でそのまま登場。イギリス人の登山家。
1924年にマロリーとアーヴィンが登頂アタックをしたまま帰らず、結局山頂まで行ったのかどうかは未だ不明。1999年にマロリーの遺体は見つかったが、持参していたカメラは見つかっていない。映画ではその”カメラが見つかったのでは”ということから、人々のロマンをそそる。実際の登山史のミステリーを映画の話に盛り込んでいるから、さらにおもしろい!

 

「神々の山嶺」羽生丈二のモデル森田勝
出典:kamoclub.exblog.jp

森田勝(1937~1980)・・・羽生丈二のモデル
昭和に活躍した登山家。映画のように人格にはひとくせあったようだが、クライミングは天才的で、谷川岳滝沢第3スラブ冬季初登頂の記録は本当。

 

「神々の山嶺」に登場する登山家長谷渉のモデル長谷川恒男
出典:日本山岳耐久レース長谷川恒男カップオフィシャルサイト

長谷川恒男(1947~1991)・・・長谷渉のモデル
森田勝とともに昭和に活躍した登山家。アルプス三大北壁の冬期単独登攀の成功は世界初で歴史に残る快挙。

→次は、読みたい原作・漫画・書籍紹介!


原作も漫画もすごかった!映画をより深めるために併せて読みたい書籍

映画の原作である夢枕獏著の『神々の山嶺』は、文庫本と漫画本で出版されている。また、羽生丈二のモデルとなった森田勝に関する書籍もあるので、『神々の山嶺』をより深く楽しむためにもぜひ読んでみよう!

 
神々の山嶺〈上〉 (集英社文庫)
アイコン

カトマンドゥの裏街でカメラマン・深町は古いコダックを手に入れる。そのカメラはジョージ・マロリーがエヴェレスト初登頂に成功したかどうか、という登攀史上最大の謎を解く可能性を秘めていた。カメラの過去を追って、深町はその男と邂逅する。羽生丈二。伝説の孤高の単独登攀者。羽生がカトマンドゥで目指すものは?柴田錬三郎賞に輝いた山岳小説の新たなる古典。出典:アマゾン

 

1924年、世界初のエヴェレスト登頂を目指し、頂上付近で姿を消した登山家のジョージ・マロリー。登攀史上最大の謎の鍵を握るマロリーのものと思しき古いコダックを、カトマンドゥで手に入れた写真家の深町誠だが、何者かにカメラを盗まれる。行方を追ううち、深町は孤高の登山家・羽生丈二に出会う。羽生が狙うのは、エヴェレスト南西壁、前人未到の冬期無酸素単独登攀だった。山に賭ける男たちを描いた、山岳小説の金字塔。待望の合本版! 出典:アマゾン

 

 

神々の山嶺 全5巻セット (集英社文庫―コミック版)
アイコン

谷口ジローが描く圧倒的な山の描写や人物は迫力満点。文字だけではイメージがつきにくい登山未経験者でも漫画ならイメージが伝わってくる

 

“狼”と呼ばれ、20年間攀じ登ることしか考えていなかった孤高のクライマー森田勝。谷川岳、アイガー、K2と、なにかに復讐するかのように、森田は死と隣り合わせの岩壁に挑み続けた。登山界になじまず、一匹狼として名を馳せた男がたどった修羅の生涯を、迫真の筆に描く山岳ノンフィクションの名作。 出典:アマゾン

 

エヴェレスト山頂近くで消息を絶った2人の登山家の行方を求めて。はたしてマロリーは登頂に成功したのか?75年ぶりに遺体発見に成功した米捜索隊が綴った独占手記。衝撃の新事実・写真満載出典:アマゾン

「エヴェレスト神々の山嶺」公開は2016年3月12日!お見逃しなく!

映画『エヴェレスト 神々の山嶺』は2016年3月12日(土)全国ロードショー!エベレストの世界をぜひ映画館で体感しよう!
『エヴェレスト 神々の山嶺』
2016年3月12日(土)全国ロードショー
公式サイト http://everest-movie.jp
配給:東宝、アスミック・エース
(C)2016『エヴェレスト 神々の山嶺』製作委員会

出演:岡田准一、阿部寛、尾野真千子
ピエール瀧 甲本雅裕 風間俊介
テインレィ・ロンドゥップ 佐々木蔵之介
監督:平山秀幸
脚本:加藤正人 音楽:加古隆
原作:夢枕獏「神々の山嶺」(角川文庫・集英社文庫)
製作:『エヴェレスト 神々の山嶺』製作委員会

Feeling Everest!!!

エベレストを体感せよ!

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YAMA HACK編集部
YAMA HACK編集部

YAMA HACK運営&記事編集担当。登山をきっかけに自然の力に魅了される。山で飲むコーヒーが大好き。何かあれば必ず山に行き、心身共に整える。山について新しい視点を与えられるような記事作りを心がけて日々執筆活動を行う。

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