山ごはんを作ったクッカーの汚れ……どうしている?

山頂で作って食べるできたてのごはんは最高!ですが、汚れたクッカーってその後どうしていますか?
クッカーを洗える水場は山にはほとんどありません。そのため、汚れたまま持ち帰るか、ウェットティッシュなどで簡単に拭いてから収納する人が多いと思います。
でも、拭き残しがあるとザックの中に食べ物のニオイがこもったり、拭ききれなかったスープで荷物が汚れてしまったりすることも。除菌シートだとアルコールがクッカーに付着するのが気になりますし、油汚れが落ち切らないなどの難点もあります。
困った…と悩んでいたときに、ちょっと気になるアイテムを発見しました。
救世主となるか!?無印良品の「食器用汚れふきシート」

これまで台所の掃除用シートや除菌シートはありましたが、食器用汚れふきシートはあまり見かけなかった気がします。
商品説明には「水がない場所でランチボックスや食器の油汚れを拭き取れる」と記載されているので、期待が持てます。
これまでも、帰宅後にザックを開けたらニオイがする……とイヤな経験があったので楽しみ!さっそく登山で試してきました!
無印良品 食器用 汚れふきシート 15枚入
え、嘘でしょ!?まさかの事実が判明……

この日は山頂で行われたすき焼きパーティーに誘っていただき、参加することに。茶屋で火器の使用許可をいただき、いざスタート!
鍋やお皿など拭けるものがたくさんありそうなので、これは試し甲斐があるとわくわくしていたところ、衝撃的な事実が……。

なんとこのシート、アルミ製品や金属のほか、漆塗り・ニス塗り・天然素材は使用できないことが判明!使えるのは樹脂・ガラス・陶器・磁器のみとのこと。登山用のクッカーはアルミ製のものが多いので、残念でなりません……。
理由としては成分(アルカリ電解水と発酵エタノール)や性質により、変色・腐食・劣化させてしまったり、フッ素樹脂(テフロン)加工などが剥がれる恐れがあるためのようです。
ただ、今回はせっかくなので自己責任で、金属やアルミ製品にも試してみることにしました。
ベタベタのすき焼き鍋もスッキリ!?気になる洗浄力は……

まずは鍋です。牛脂を使って肉を最初に焼いたので、鍋には油がべったり。本来なら洗剤とスポンジでしっかり洗いたいほど、汚れがこびりついています。

シートで拭いてみると、油がスルッと落ちていきます!

1枚目で全体をざっと拭き取り、2枚目でさらに拭くと鍋に輝きが戻ってきました。油汚れを落とす力はかなり強そうです。

最終的に3枚のシートを使って、鍋がピカピカになりました。これなら、持ち帰るときにほかの荷物を汚さずに済みそうです。

続いて肉をつかんで汚れたトング。こちらも油がべったりです。

トングは面積も小さいこともあり、シート1枚できれいに汚れを拭き取れました。

そして、すき焼きの取り分けに使った皿。卵も入れたので、かなりの汚れ具合です。表面には油が浮いているのも見えます。

鍋と同じように1枚目でざっと拭くと、だいぶきれいになりました!

最終的にはシート2枚で、持ってきたときと変わらない状態に。これなら持って帰るときも安心です。
今回は本来の使用目的から外れた使い方をしましたが、一度試した限りでは、色落ちやコーティングの剥がれは見られませんでした。ただし、繰り返し使用した場合にどうなるかはわからないため、注意が必要です。
