圏外でもLINEが使える時代に。衛星通信対応がスタート

これまで山では当たり前だった「圏外」。その前提が、少しずつ変わろうとしています。
LINEヤフーは、衛星通信「Starlink」に対応した新サービスを2026年4月13日より順次開始。地上の電波が届かない場所でも、スマートフォンが直接衛星とつながることで通信が可能になります。
登山やキャンプなど、これまで通信環境に左右されてきたアウトドアシーンにとって、大きな変化といえそうです。
登山中でも“連絡できる安心感”が手に入る
登山では、「つながらない」状況を前提に考える必要があります。今後も入念な計画や入山・下山連絡、安全のための万全の備えが不可欠であることは変わりません。
そのうえで、今回の「衛星モード」の登場により、山の中でもLINEでメッセージを送れる=“万が一のときにもつながれる手段が増えた”という安心感が加わります。
「LINE」は専用の“衛星モード”でシンプルに使える

LINEでは、衛星通信専用の「衛星モード」を新搭載。このモードでは、メッセージの送受信に機能を絞ったシンプルなUIが表示されます。
スタンプやリアクション、写真、動画の送受信といった機能は使えませんが、そのぶん通信の安定性を優先。「とにかく伝える」という目的にしっかり寄せた設計になっています。
「LINE」の「衛星モード」で利用できる機能について
- 1:1トーク
- グループトーク
- Keepメモ
- LINE公式アカウント
- LINEオープンチャット
※現時点ではメッセージと位置情報の送受信に限り、画像や動画などのファイル、スタンプ、リアクションの送受信には対応していません
9つのアプリが対応。情報収集も最低限カバー
対応するのはLINEだけではありません。「Yahoo!天気」「Yahoo!防災速報」など、合計9つのアプリが衛星通信に対応します。
通信速度は低速ながらも、天候や雨雲レーダーのチェック、災害情報の確認といった基本的な情報取得が可能。行動判断に必要な情報を、最低限でも確保できるのは大きなメリットです。
対応アプリおよび対応開始予定日
- LINE|iOS・Androidともに4月21日(火)以降順次
- Yahoo! JAPAN|iOS 4月20日(月)以降順次 / Android 4月13日(月)以降順次
- Yahoo!防災速報|iOS・Androidともに4月13日(月)
- Yahoo!天気|iOS・Androidともに4月13日(月)
- Yahoo!マップ|iOS・Androidともに4月13日(月)以降順次
- Yahoo!乗換案内|iOS・Androidともに4月13日(月)以降順次
- Yahoo!カーナビ|iOS・Androidともに4月13日(月)以降順次
- Yahoo!メール|iOS 4月14日(火)以降順次 / Android 4月13日(月)以降順次
- Yahoo!ニュース|iOS・Androidともに4月20日(月)以降順次
利用には対応端末と契約が必要。事前チェックを忘れずに
なお、利用には衛星通信に対応したスマートフォンとキャリア契約が必要です。すぐに誰でも使えるわけではないため、導入前の確認は必須。
とはいえ、今後対応機種が広がれば、登山の“当たり前”がまた一つ変わるかもしれません。
利用方法
- iOSの場合は、[設定]→[モバイル通信]→[モバイルデータ通信のオプション]から[衛星通信]をONに切り替えます(Androidの場合は設定は不要です)
- 衛星通信に対応したスマートフォンおよび対応キャリアにて、対象アプリを起動します
- 通信圏外エリアで通信が衛星通信に切り替わり、各アプリが利用できます。衛星データ通信の許可を求めるダイアログが表示される場合は、[許可]を選択してください
※「LINE」では衛星通信環境下で自動的に「衛星モード」に切り替わります
※Starlink衛星通信に対応したキャリア環境および端末でのみ、空が見える屋外環境で利用が可能
※衛星通信環境では通信速度が低速となるため、一部機能に制限が生じる場合があります
※通信品質や利用可否は通信環境やキャリアの提供条件に依存します
