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テント泊初心者でもラクラク。山のふもとで泊まる「ベースキャンプ登山」が最高だった…(2ページ目)

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テントを張って、念願の山キャンプ!

まずは山小屋で受付を済ませてからキャンプ指定地に移動します。キャンプ地によっては女性専用エリアが設けられている場合があります。

登山口からすぐに来れる場所なので、山でのテント設営に慣れていなくても時間はたくさんあります。とはいえ、事前に家で何度か設営のシミュレーションをしておくのがおすすめ。

ベースキャンプ登山での利点
・キャンプ地に着くのが早いので、比較的条件のいい設営場所を選べる
慣れないテント設営でも時間をかけてゆっくりできる
食事の準備も暗くなる前に時間をかけられる
・食材おつまみをたくさん持ってきて、食事タイムを楽しめる

なるべく平らで根っこや石を避けた場所を選ぶ

できるだけ平らな場所で、木の根っこや石がないかどうかを確認してからテント本体を広げ、場所を確保してから設営します。

天候が悪い場合はとにかく手早く!雨が降るなどした場合は無理に設営せず、山小屋などにいったん避難しましょう。

どこに何を置くか?配置で決まる快適な寝床

まずはマットを広げ、寝袋を出しておきます。配置は好みでOKですが、それぞれのアイテムの置き場所を決めておくのがおすすめ。

どこに何があるとスムーズに動けるかを考えながら配置しましょう。

ガイド杉本さん

テント内は荷物が煩雑になりがちなので、レインカバーに細々したものを入れています。
 
万が一雨が降ってテントの床が湿ってきても荷物が濡れるのも防げます。

テントを立てたらウェアを着替えてリラックス

山行中は吸汗速乾性のある動きやすいウェアで行動し、キャンプ地に着いたら保温性のあるウェアやリラックスできるウェアに着替えましょう。

ガイド杉本さん

僕は短パンだとリラックスできるので履き替えてしまいますが、気温や体質によっては保温重視の方がいいですね。

汗の不快感をなくし締め付けを緩めると早めの疲労回復にもつながります。夕方や朝方は意外と冷えるので保温性のあるウェアがおすすめです。

朝夕の気温が15度を下回りそうな場合はダウンも用意しておきましょう。サンダルもあると便利です。

暗くなる前に!テントを立てたらコレだけはやっておく

テントを設営した後、ホッとひと息つきたいところですが、暗くなる前にやっておきたいことがあります。

・水の確保
・荷物の整頓
・食事の準備と夕食

などはライトを使う前に済ませておくといいでしょう。

次の水補給はいつできるかを見越して、水を確保

水は小屋で補給するほか(有料の場合も)、小屋とは離れた場所に水場(沢水)があって、そこで補給をする方法があります。

水場まで往復で10〜20分など、ある程度歩く場合もあるので、登山前にキャンプ地での水場の確認をしておきましょう。

ガイド杉本さん

水場が離れている場合は1日目の分だけではなく2日の朝の分までたっぷり補給しておくのがおすすめ。
 
朝に水を汲みにいくのは想像以上に大変です。

整頓が大事。テント泊初心者は「アレ?どこ行ったのかな?」が起きがち

荷物が多くなると、物を探す回数も多くなります。さっきしまったのにまた出す、そもそもどこにあるのかわからなくなってしまうことも。

夜の間に必要になりそうなアイテムはあらためてまとめておきましょう。

ガイド杉本さん

バックパックやスタッフサックの開け閉めは思っている以上に音が大きいので周りの人が気になってしまうことも。
 
自分自身も意外とストレスになります。よく取り出すものはまとめておきましょう。

「サースフェー50+15」は2気室仕様になっており、バックパック下部からも内部にアクセスできます。

テント撤収時にテントを片付ける前に入れておくものと、テントから出てから収納するもの(テント本体など)を分けられるので便利です。

伊藤

整理整頓して持ってきたつもりですが、テント泊は想像以上に物の出しれが多いです。
 
すぐに取り出せるとこんなにストレスがないんですね。

明るいうちに夕食の準備をしておく

夕食の時間も普段より早めに、明るいうちに準備と食べるまでを済ませておきましょう。

お腹が満たされたら、食事の片付けをしつつ、消灯時間前にテント内の整理整頓もしておきます。

山の夕ごはんを存分に楽しもう

登山口からキャンプ地までの距離が短いので、トマトやきゅうり、枝豆などフレッシュな野菜、ほうとうなど少し重量がるある食材を持っていけるのもベースキャンプ登山のメリットです。

2人以上で行く場合は調理器具や食材を手分けして持っていけるので、メニューもぜいたくにできます。

さっぱりしていてみずみずしいサラダは疲れた体に染み渡ります。さらにお腹を満たすご飯のあとに軽くつまめるものがあると完璧!

ガイドの杉本さんのおすすめはドレッシング付きの海藻サラダ。

ガイド杉本さん

海藻サラダは、水で戻すだけなので重宝します。山で海のものが食べられるなんて!と驚かれますね(笑)

2日目:ふもとに泊まっているメリットは早出登山ができること

出典:PIXTA

ベースキャンプ登山のメリットは早出ができること。すでに山の中にいるので、山の朝の雰囲気も堪能できます。薄暗い時間に出発してご来光を眺めるなんてことも可能です。

ベースキャンプ登山での利点
・早出ができるからご来光を目指して歩くこともできる
・キャンプ地によっては、複数コースから選択できる
荷物を軽めにしてアタックザックで歩ける
体力温存して登山に望める

ベースキャンプ登山での注意点
・荷物を置いていくときに、盗難防止策が必要

せっかく早出ができるから、朝ごはんはサクッと軽めに

朝ごはんも落ち着いてしっかり食べられるのもうれしい。お湯を沸かして温かいスープやコーヒーが飲めるのはベースキャンプ登山ならでは。

とはいえ登山が目的なので手がかからないものでサッと済ませましょう。

前日夜に山頂アタックの準備を済ませておく

2日目の登山(山頂アタック)の用意は前日の夜に済ませておくのがベター。

当日の朝は天気や体調をみて、荷物の調整をするだけにしておくと慌てずにすみます。

確実に使わないものもまとめておき、すぐにバックパックに収納できるようにしておきましょう。

荷物を置いて登山するときは、これをやっておこう

サイトにずっといられるキャンプとは異なり、登山口から近いキャンプ地では荷物をそのままにして離れるのは盗難の被害に合わないか心配になりますね。

貴重なキャンプギア、高価なギアを持っていくのは控えておくのが無難です。また事前に対策を考えておきましょう。

南京錠をかける

テントの出入り口に施錠をするのは効果的。カギ式はなくしてしまう恐れがあるのでナンバー式が安心。

周りから見ればテントの入り口でまごまごしているのはおかしいので、盗難の抑止力になります。

テントを畳んで石を置く

テントを畳んで石を置いていく。荷物を中に入れたままポールを外し、テントの上に石を置いて動かないようにする方法も。
フライシートを外さずに石を置く場合もあります。いずれにせよ雨に当たると浸水の心配があるので、天候を見て判断しましょう。

ガイド杉本さん

山頂に行っている間に強風でテントポールが折れていた…などのトラブル防止にもつながります。

テントを撤収して、山小屋に預ける

いったんすべてを撤収して荷物を小屋に預けるという方法もあります。

山小屋によっては荷物預かりが有料の場合もあるので、受付時に確認を。黙って置いていくのはNGです。

以上の対策は必ず盗難が防げるとは限りませんが、できる限りの対策を行なっておきましょう。

ようやく本番?キャンプ地から登山開始

重い荷物はデポしていけるので非常に身軽。アタックザックにレインウェア、行動食、水分を準備していざ出発!

行動中も休憩中も使えるウェアが活躍

登山では持っていけるウェアの量も限られるので、いくつかの役割を兼ねられるモデルが活躍します。

シャカシャカせずに適度に通気も保温もしてくれるフーディ

ミレーの「ミドラーメッシュフーディ」は、通気性に優れた薄手の保温着。

行動中はもちろん、テント場でのリラックスウェアとして活躍します。フード付きは寒い時に首周りの保温にもなるので◎。

伊藤

しっとりとした触り心地で、気持ちよく袖を通せます。
 
思った以上に保温もしてくれますが、行動中に着ると通気性もあるのがわかります。

生地はメッシュ構造で細かな凹凸模様のフリース素材。汗をすばやく拡散してくれるのでウェア内を温めすぎず、ドライな状態をキープできます。

同じミレーの「ドライナミックアンダーウェア」や「ブリーズバリヤーシリーズ」などとレイヤリングにすることでさらに快適に。

柔らかい素材でレインウェアとしてでなく、寝るときも使える

「ティフォン50000ストレッチジャケット」は高い防水性を備えたジャケット。防水ジャケットなのに驚くほど柔らかい質感が特徴です。

雨に降られたときはもちろん、稜線上など山上の風が強いシーンにも防寒着として活躍します。

裏地は15Dのニット素材が使われており、肌あたりがしなやか。シルエットは細身で適度なストレッチ性もあるので動きやすさも抜群です。

汗を拡散するから2日目も快適なアンダーが重宝

「ドライナミック メッシュ」は発汗による冷えと不快感を軽減ししてくれるアンダーウェア。

発売直後から話題となり、愛用者も多いモデルです。

写真のショートスリーブの他にもタンクトップや7分丈、タイツもラインナップしています。

インパクトのある見た目ですが、これこそが究極のドライ感を実現する最大の特徴。

疎水性に優れ、熱伝導率の低いポリプロピレンをベースに、かさ高メッシュで編み上げることで肌面の汗をすばやく吸収して、上に着ているベースレイヤーに拡散します。

ガイド杉本さん

生地のかさがあるので汗を吸ったベースレイヤーが肌に張り付かないです。
 
やっぱり着ると快適なので手放せないですね。

いつもより余裕があった?テント泊で山に近づいてからの山頂

瑞牆山に無事登頂!アタックザックだと日帰り登山より軽い荷物になって、楽々登れました。

テント泊した富士見平小屋からは、瑞牆山だけでなく、金峰山にも行けます。

伊藤


日帰り登山でも来られる場所ですが、テント泊したことで天候変化も含めて山を丸ごと体感した!という感じがします。
 
ベースキャンプ登山、また違う場所でもやってみたいです。

テント泊にハマってしまった…。次はどこへ行こう?

一度実践できたら自信がつくし、思い切ってやってみるとハードルが下がるもの。

次はどんな食材を持っていこうか、荷物の取捨選択をどうしようか考えていたらもうハマっている証拠。さっそく次の行き先をあれこれ検索しよう!

ここならできる!ベースキャンプ登山ができるテント場

東北 
 └酸ヶ湯キャンプ場 &八甲田山(青森)
関東甲信越 
 └富士見平小屋&瑞牆山・金峰山(山梨)
 └夢の平キャンプ場&蓼科山(長野)
 └白駒の池キャンプ場&ニュウ(長野)
 └双子池キャンプ場&北横岳(長野)
 └雨飾高原キャンプ場 &雨飾山(長野)
 └大弛小屋&金峰山・国師ヶ岳(山梨)
 └山ノ鼻キャンプ場&尾瀬ヶ原・至仏山・燧ヶ岳(群馬・福島)
中部
 └雷鳥沢キャンプ場&立山別山(富山) 
九州
 └坊がつるキャンプ場 &くじゅう連山(大分)

テント泊の最大のメリットはスケジュールをすべて自由に決められること。

山頂を目指さずテント場で過ごしたり、延泊できちゃうのもテント泊の楽しみ方のひとつです。

少しずつ無理なく経験を積めば、長期縦走も夢ではありません。テント泊登山を楽しみましょう!

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