初日、2日目ともに土砂降りの雨……

厳選レビュー! 実際に履いて良かったポイントTOP3
そんな過酷?なテストを経て、一体どこがイイと感じたのか、特に気に入った特長を3つ紹介していきます!
①フカフカのクッション性で足裏が疲れない

歩いてみて最初に感じたのが、フカフカするミッドソールのクッション性です。かかとから着地するたびにミッドソールが沈みこみ、テント泊の重たい装備を背負っての長時間歩行でも足裏が疲れることはありませんでした。
②抜群のグリップ力で急斜面でもしっかり止まる

次に感心したのはグリップ力の高さです。今回の歩いたコースには所々に土や砂の急斜面があり、スリップしないかいちいち心配でした。
しかし、アウトソールのブロックパターンが効果的に地面に食い込むおかげで、怪我にも繋がりかねない尻もちが激減。

さらに、岩の上でも確かなフリクション性能を実感できた点は特筆すべきポイント。全行程を通して安心して坂道を下ることができました。
③見た目ほどの重さを感じず軽快に歩ける

そして、実際に歩いてみると両足に靴の重さはほとんど感じず、軽やかに足が前に出るのです。足首回りの可動域は若干制限されますが、ストレスに感じるほどではなく、むしろ足首がサポートされているおかげで下半身がグラつきにくく、疲れにくいとも感じました。

また、ミッドカット部分のクッション性も心地よく、靴紐を結んでもくるぶしなど出っ張った箇所が痛くならず、当たりがソフトな点も好印象でした。
ほかにもあるぞ! 良かった点とウ〜ンな点
紹介した3つのグッドポイント以外にも、いいなと思ったポイントはいくつかあります。
【良かった】 ゆったりした履き心地でトレッキングを楽しめる

そのひとつが、足を入れたときのフィット感です。あくまで個人の感想になりますが、緩やかにカーブして膨らむヒールカップにかかとがスッポリ収まり、段差に立ち込んだときも靴の中でかかとが上下にずれることはほとんどありませんでした。
さらに、土踏まずの箇所がキュッとすぼまっていることで前後のズレを軽減。それでいて、つま先部分はゆったりした作りなので、全体的に締め付けられるようなストレスはなく、リラックスして歩くことができました。
【良かった】 丈夫な金属製のシューレースフック

細かい点ですが、シューレースをひっかけるフックが金属でできているので、多少なら岩などにぶつけても壊れる心配がありません。
【良かった】 歩行をサポートするアウトソール

アウトソールの高さを内側と外側で変えることで、足が過度に内側に倒れこむのを防ぎ、安定した着地を実現。転倒などによる怪我の予防も期待できます。
【ウ~ン】 タンの重なる部分が足に当たってちょっと気になる

ただし良い点ばかりではなく、タンの生地が折り重なる部分が足に接触してしまい、歩くときにややストレスを感じました。
とはいえ、長く歩いていると次第に気にならなくなったので、何回か履いて靴が足に馴染んできたら違和感はなくなるかもしれません。
【総評】 歩行が快適になる魅力的なトレッキングシューズ

十数年前と比べると足首が隠れるトレッキングシューズもだいぶ軽量化が進み、とっても歩きやすくなったのですね。「ファインダーGV」を履いて、つくづくそのように感じました。
靴を選ぶときは足の形状に合うか否かが最重要なので、今回紹介したアゾロの「ファインダーGV」が、一概に万人受けする最高の一足とは紹介できません。しかし、一度足を入れて履き心地やフィット感を確かめてみることは多くの方にオススメできます。
足が合えば儲けもので、ファインダーGVは、心地よいクッション性、抜群のグリップ力、そして軽やかな歩行性でより一層トレッキングを快適にする、魅力的なポテンシャルを秘めた一足と言えるでしょう。
ファインダー GV Men’s

| 税込価格 | 25,300円 |
| 素材 | アッパー:1.6~1.8mm厚はっ水スエード+コーデュラ ライニング:ゴアテックスエクステンデッドコンフォート アウトソール:ビブラム®ラディアント |
| 重量 | 560g(K8.0片足) |
| サイズ | K6.0~K10.5(UKサイズ0.5刻み) |
| 備考 | ソール貼り替え可能 |
ファインダー GV Women’s

| 税込価格 | 25,300円 |
| 素材 | アッパー:1.6~1.8mm厚はっ水スエード+コーデュラ ライニング:ゴアテックスエクステンデッドコンフォート アウトソール:ビブラム®ラディアント |
| 重量 | 460g(K5.0片足) |
| サイズ | K4.0~K7.0(UKサイズ0.5刻み) |
| 備考 | ソール貼り替え可能 |

