『ヤマレコ』代表・的場一峰氏が初の著書を出版!
登山者におなじみの登山アプリ「ヤマレコ」。その開発・運営を行う株式会社ヤマレコ代表取締役社長・的場一峰氏の初著書『ヤマレコ社長は伝えたい アプリ時代の「絶対遭難しない」山の知識』(山と溪谷社)が、2026年9月17日(木)に発売されました。
本書は、単なるアプリの操作マニュアルではありません。アプリ時代の登山者が本当に知っておくべき「安全登山の知識」を一冊にまとめた、まさに現代の登山者のための教科書です。

開発者自身の「遭難体験」から生まれた、リアルな安全対策
ヤマレコはこれまで、GPSによる現在地確認や登山計画、SOS機能などを通じて登山者の安全をサポートしてきました。しかし、著者の的場氏自身、2022年に登山中で遭難するという大きな出来事を経験します。
アプリを作る側であり、山を熟知しているはずの自身が遭難したことで痛感したのは、「いくら便利なツールや道具があっても、それを正しく使う知識と判断力がなければ遭難は防げない」ということ。
この実体験をもとに、YouTubeチャンネル「ヤマレコ社長の絶対遭難させないチャンネル」などで発信してきた知見をギュッと凝縮したのが、今回の著書です。
著者・的場一峰氏のコメント
山でトラブルに直面したとき、その場で対処法を一から調べる余裕はほとんどありません。それでも、一度見聞きした知識があれば、思い出して行動につなげられるかもしれません。
私自身も遭難を経験し、みなさんには同じ思いをしてほしくないという気持ちで、YouTubeで安全登山の情報を発信してきました。公開した動画は400本を超え、すべてを見ることは難しくなっています。
そこで、これまで扱ってきた内容から、登山アプリが普及した今、特に知っていただきたい知識を選び、体系的に学べる一冊にまとめました。
アプリを入れただけで安心するのではなく、その機能を理解し、安全な登山に役立てていただきたいと考えています。
遭難の可能性をゼロにすることはできません。それでも、その可能性を少しでも減らし、万一遭難しても助かってほしい。そして、できるだけ長く登山を楽しんでほしい。
本書が、そのための助けになれば幸いです。
デジタル時代の登山者が知っておくべき注目トピック
本書では、現代の登山シーンに欠かせないデジタル要素と、山での実践的なリスク管理がわかりやすく解説されています。
- アプリの使いこなし術:安全登山に役立つ9つの活用法
- 意外な落とし穴:登山中の「機内モード使用」が招くリスクとは?
- 最新装備の知識:衛星通信サービスの比較、スマホやモバイルバッテリーの選び方
- 現場でのリスク対応:道迷いポイントの特徴、パニック対策、クマなど野生生物への備え
- 自身の遭難体験記:実体験から学んだ生の教訓
特に「機内モードのリスク」や「衛星通信の選び方」など、スマートフォンを頼りに登る現代だからこそ知っておきたいトピックが満載です。
初心者からベテランまで!登山スタイルを見直すキッカケに
本書は、これから登山をはじめるビギナーだけでなく、普段から登山アプリを使っている方や、経験豊富なベテラン登山者にも強くおすすめしたい内容となっています。
「自分は大丈夫」と思っていても、山の環境やテクノロジーは日々変化しています。自身の安全対策や道具の使い方を一度見直し、知識を最新にアップデートするためのバイブルとして、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
山と溪谷社 ヤマレコ社長は伝えたい アプリ時代の「絶対遭難しない」山の知識
著者プロフィール|的場一峰(まとば かずみね)

1977年、千葉県生まれ。株式会社ヤマレコ代表取締役社長。山岳保険制度「チーム安全登山」運営。
登山業界にITを導入する取り組みの先駆者として、2005年より登山SNS「ヤマレコ」、その後、登山アプリ「ヤマレコ」を一人で開発。同アプリは累計170万ダウンロードを突破(2026年6月)。
技術者と登山者の2つの視点を生かし、登山者の安全を支えるサービスの開発に取り組んでいる。
2022年には自身も山岳遭難を経験し、現在は山岳遭難の防止や救助組織との連携にも取り組んでいる。
