「着ると暑い」「脱ぐと寒い」悩ましい秋冬のレイヤリング問題

秋冬の登山で欠かせないのが、ウエアのレイヤリング。冷たい外気から体を守りながら、行動中は汗をかきすぎないようにすることが大切です。
その基本となるのが、気温や運動量に合わせてウエアを脱ぎ着すること。でも、そのたびに立ち止まり、バックパックを下ろしてウエアを出し入れするのは、意外と手間がかかります。せっかくの歩くリズムが崩れてしまうことも。
そんなレイヤリングのわずらわしさに、「着たまま動き続ける」という新しい発想で応えたのが、パタゴニアの「ナノエア」シリーズです。
アクティブインサレーションの先駆者「ナノエア」

かつて中綿入りのウエアは、寒いときに着て暖かさを保つものというイメージが一般的でした。そんな常識を変えたのが、2014年に登場したパタゴニアの「ナノエア」です。
「身に付けたら、そのままで」というコンセプトのもと、保温しながら余分な熱を逃がし、行動中も着続けられるミドルレイヤーとして誕生。登山者やクライマー、スキーヤーやスノーボーダーなどの間で話題となり、現在では定番となった「アクティブインサレーション」というカテゴリーの先駆けとなりました。
登場から10年以上が経ち、現在は中綿の重量が異なる3シリーズを展開。季節やアクティビティに合わせて選べるラインアップがそろっています。
パタゴニアの「ナノエア」シリーズ

- ナノエア・ウルトラライト:残雪期や標高が高い夏山などのアクティビティに対応
- ナノエア・ライト:秋山や冬山などの寒冷な環境でのアクティビティに対応
- ナノエア:冷涼な環境下での日常着として
通気性も着心地もバージョンアップした「ナノエア・ライト」

2026年秋、「ナノエア・ライト」がリニューアル。生地設計を見直すことで通気性や伸縮性が向上し、肌触りもさらに滑らかになりました。
晩秋のテント泊登山から冬の低山ハイク、雪山登山まで、寒冷な環境でのさまざまなアクティビティに対応します。
熱を逃がしながら、必要なあたたかさをキープ

保温力と通気性を両立させているのが、中綿の「フルレンジ・インサレーション」。熱や湿気を逃がす通気孔が設けられており、暖かさを保ちながらウエア内の蒸れを軽減します。
さらに、今回のリニューアルでは表地と裏地の通気性のバランスを見直し、余分な熱や湿気をより効率よく放出できるようになりました。
肌触りがよく、動きやすい。長時間着続けたくなる着心地

裏地には微細な凹凸を施したマイクロテクスチャーの生地を採用。肌に馴染むソフトな肌触りで、汗ばんだときも肌離れがよく、中綿の柔らかさと相まって、包み込まれるような着心地です。

また、表地、裏地、中綿のすべてが伸縮性を備え、さまざまな登山の動きに追従。表地は耐久性も高められており、アウターとしても活用できます。
登山スタイルで選べる3タイプ展開

「ナノエア・ライト」は、登山スタイルや好みに合わせて3タイプを展開。必要最小限の保温力を得られるベスト、レイヤリングしやすいジャケット、フード付きで幅広いシーンに対応するフーディがそろっています。
運動量やアクティビティに合わせて選べるのも魅力です。
「身に付けたら、そのままで」というコンセプトの「ナノエア・ライト」。本当に24時間着続けられるのか?その実力を確かめるべく、10月の立山へ向かいました。
