あなたのレインウェア、雨はじいてる? ”2つのお手入れ方法” を徹底解説!

レインウェアを自身で洗濯したりスプレーして撥水加工をおこなったりしている人も多いと思いますが、今回は今一度おさらいしてほしい登山における”撥水の役割”と、2つのお手入れ方法を解説!まだまだ知らない人も多い”撥水加工クリーニング”も実際に試して検証してみました!登山者必見です。

     

    登山中、雨の心配をしたくない!実は “はっ水”の手入れが重要だった!

    ドロップルーフ写真 レインウェアは登山の必需品。買ってそのまま使用し続けていると、いつの間にか水を弾かなくなってしまう・・そんな経験がみなさんも一度はあるのでは?レインウェアの持ちをよくするには、防水生地に頼るのではなく生地をワックスのようにコーティングし水を弾かせる撥水加工が重要です。

    撥水の3つの役割

    ①生地の表面をコーティングし、水をはじく

    撥水① ゴアテックスなどレインウェアの素材は色々ありますが、”水滴を通さずに水を浸透させない”ことを目的に生地に防水フィルムが挟み込まれています。つまり外に触れる”表面”の加工はメーカーやレインウェアによって様々です。そのため車と同じで、表面にワックスのようにコーティング(撥水加工)を行うことでより水を弾き、ウェアを快適に使うことが出来ます。

    ②シミや汚れ対策になる

    撥水② 袖口やポケットのまわりなどの汚れや、シミは生地自体に付着すると落とすのが大変です。撥水加工で表面をコーティングしておけば、生地への直接のダメージを最小限にすることが出来ます。

    ③低体温症のリスクを減らす

    ドロップルーフ 遭難死で多いのが低体温症による疲労凍死。条件が悪いと、数時間で死に至るケースも。防ぐには様々なことが必要ですが、レインウェアの役割も重要です。撥水加工をしておかないと、水が表面に広がってしまい小さな穴を防いでしまい蒸気(湿気)が通りにくくなってしまいます。防水・透湿機能があるレインウェアを選んだうえで、撥水加工もしっかり行いましょう。

    お手入れの方法は、大きくわけて2つある

    自分で手入れor撥水加工のクリーニング
    撥水④
    撥水加工の方法は、洗濯後に自分で行うか、プロの撥水加工クリーニングに依頼するかの2種類があります。どちらもメリットと注意点があるので、自分にあった選択をしましょう。
    撥水⑤

    自分でやる撥水加工の方法

    撥水⑥ ニクワックスなどの場合(洗濯が必要になります)
    ①洗濯する
    ②途中で撥水剤を加える(商品によって異なる)
    ③しっかりと乾燥させる

    スプレーの場合(洗濯が必要なく、簡便)
    ①室外でまんべんなくスプレーをする
    ②乾燥させる

    プロはすごい!撥水加工クリーニングを実際に試した

    撥水⑦ 撥水加工クリーニングって、実際どうなの?きっとみなさんが持つ疑問です。そこで早速、撥水加工クリーニングを行っている”ドロップルーフ”へ、10年物のゴアテックス素材のレインウェアも含めいくつか実際にクリーニングを依頼!

    今回送った10年物のゴアテックス、腰回りは完全に撥水しない・・OLYMPUS DIGITAL CAMERA
    夏山だけでなく冬山や厳しい環境でも使い込んできた、10年物のゴアテックスレインウェア。水につけると、腰回りは水が広がってしまい撥水機能が低下しています。この状態から本当に蘇るのか?!半信半疑でドロップルーフへ郵送しました。



    ダンボールを開けてビックリ!個包装が綺麗にされ、新品のようないい匂い

    撥水⑨ 郵送後、約2週間でドロップルーフからダンボール箱が届きました。開けてビックリ、1着ずつ綺麗に個包装され開けると新品のようないい匂いが・・まるで新しいウェアを手に入れたような嬉しい気持ちに!

    早速、撥水具合をチェック。水がコロコロ状になっているー!

    わかりやすいように、10年物のゴアテックスと、同じタイプのウェアで撥水加工前のもの、撥水加工したものの計3着を用意。まずは、それぞれ約3分程度、水にしっかりつけてみました。
    これが、10年物のゴアテックスレインウェアの腰回り。あんなにビッショリと水が広がっていたのに嘘のよう!思わず歓喜の声をあげてしまいました!
    撥水⑪ こちらは、同じタイプのウェアで、左が”撥水機能が落ちた状態のウェア”で、右が”撥水加工クリーニングを施したウェア”。同じようにしばらく水につけた後ですが、その違いは一目瞭然。これがもし登山中だったら・・と思うとドキっとします。

    もしかしてクリーニングもしっかりしてくれている?シミがなくなった・・・

    撥水⑬ 光の具合でちょっとわかりにくいですが、実は撥水加工クリーニングに出す前は、ファスナーの横に黒い目立つシミ・汚れがありました。クリーニング後を見てみると、汚れが消えています。家庭では落としきれないような汚れも、さすがプロの技。綺麗になって戻ってきました。


    今回依頼したドロップルーフ。実は代表の登山経験から生まれたサービスだった!

    今回依頼したドロップルーフは、国内でも数少ない撥水加工クリーニングサービス。代表の室野孝義さんは実はもともとダイキン工業に所属しながら、様々な登山経験をつみ、独立して山岳ガイドの資格も取得。アウトドア用品レンタル事業のそらのしたをはじめ、より登山者に喜んでもらえるサービスを展開しています。

    テントや寝袋の撥水加工クリーニングも可能!

    撥水⑭ ドロップルーフに確認したところ、レインウェアだけでなく、テントや寝袋のクリーニングも可能だそう。レインウェアのジャケットだけであれば2000円~と良心的な価格設定なのも嬉しいですね。撥水加工クリーニング後のお手入れは、洗濯後に乾燥機に入れて熱を当てる程度で大丈夫だそう。持ちは使う頻度や環境下によって変わるので、変化を感じ始めたら手入れをしましょう。

    ーサービス内容や価格は下記HPから確認!ー
    ドロップルーフの詳細はこちらから

    山の天気は変わりやすい、しっかり手入れをして万が一に備えよう

    撥水まとめ いかがでしたか?登山用レインウェアは撥水透湿性素材を選び、尚且つ撥水加工もしっかりした上で山へ出掛けましょう。冬山だけでなく、夏山でも増えている”低体温症”による遭難死。これは誰にでも起こりうること。準備は怠らずに、登山を楽しみましょう。

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    YAMAHACK 編集部
    YAMAHACK 編集部

    YAMA HACK運営&記事編集担当。登山をきっかけに自然の力に魅了される。山で飲むコーヒーが大好き。何かあれば必ず山に行き、心身共に整える。山について新しい視点を与えられるような記事作りを心がけて日々執筆活動を行う。

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